「アウトオブ眼中」「半ドン」若者には通じない”死語”集めました
それまで当たり前のように使っていた言葉が、いつのまにか別な言葉にすり替わっている……。そんな経験はないでしょうか? たとえば「レギンス」。それまではふつうに「スパッツ」とみんな言っていたはずが、気づけば「レギンス」が主流になっているという摩訶不思議。
ママスタコミュニティにも「若者には通じない言葉」というタイトルの投稿がありました。
インパクト勝負のコマーシャルは流行語の宝庫!
ママたちから次々に集まってきた、今どきの若者には通じないであろう言葉。いわゆる”死語”というものですね。この中で一番多かったのが、コマーシャルから生まれた流行語でした。
『ちゃん・リン・シャン』
当時画期的だった、リンスインシャンプーのCMキャッチコピーです。登場した薬師丸ひろ子さんの声やクセのある言い方が耳に残ったよう。
『ダッダーン ボヨヨンボヨヨン』
女子プロレスラーのレジー・ベネットさんが登場した、栄養ドリンクのCMから。ダイナマイトなボディがインパクトを残しました。
『芸能人は歯が命』
歯磨き剤のCMのキャッチフレーズ。登場していたのは東幹久さんと高岡早紀さんでした。
『24時間戦えますか』
こちらも栄養ドリングのCMで、”ジャパニーズビジネスマン”に扮した時任三郎さんのセリフです。長時間勤務が当たり前だったバブル時代を象徴するワード、としても知られるよう。
最初にトピックをあげた投稿者さんが例として出していたのは「毛先が球」。毛先が丸くなった歯ブラシのCMのフレーズでしたが、知らないママたちも多かったよう。
『どうしよう。私、39歳だけどわからなかったから、明日から”若者”ということでいい?』
『やだ、私なんて46歳だけどわからんわ……。”若者”だなんて、恐縮ですっ』
投稿者さんもアラフォーだそうですが、記憶の残り方や放送されていた地域などによっても違いはあるようですね。
テレビ番組に、ファッション。流行は移ろいやすく……
テレビ番組から生まれた流行語も、多数。ママたちがちびっこだった時代ほど、強く脳裏に焼き付いているのかもしれません。
『♪醤油、ラー油、アイラブユー。ダンナと一緒に歌っていたら、子どもが不思議そうな目で見ていた』
バラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだあ』で、志村さんといしのようこさんがやる夫婦コントの定番フレーズでした。
『メロリンQ』
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の1コーナー「ダンス甲子園」に登場していた、山本太郎さん(現・政治家)のこと。当時の子どもたちが全員観ていた、と言って過言でないほどの人気コーナーでした。
流行を反映しやすいファッション系も、新しい言葉が生まれては消え……と、なりがちのようです。
『ポシェット。娘に「ポシェット持った?」って言ったら「え? なに?」って言われた』
今風に言うなら「サコッシュ」でしょうか……。
『スパッツ。店員さんに「ありますか?」聞いたら、「スパッツ? あ、レギンスですね~」って言われた』
今でもつい言っちゃうママも多いようです。年配の方がタートルネックをつい「とっくり」と言ってしまうのも、わかる気がしますね。
ママたちが”イケてた”時代の流行語、今でもつい使っちゃう?
今ではあまり見かけなくなってしまったものを示す言葉もありました。
『駅の伝言板、見て!』
『テレビ(のチャンネル)、回して』
『半ドン』
『これ、MDにダビングしておいて』
『電話のダイヤル。うちの子はどうやって使うのか、知らなかった』
『カセットテープがビローンってなった! 巻くから鉛筆持ってきて!』
今思えば当時のちょっとした不便が、ゆったりした時間につながっていたのかもしれません。
また若者言葉や、いわゆる”ギャル語”などもちらほらありました。
『態度エル』
『アウトオブ眼中』
『チョベリバ・チョベリグ』
『タカビー(高飛車なこと)。これ、職場にいるゆとり世代に通じなかったわ~』
ほんの少し前に流行っていたような「卍(まんじ)」やら「タピる」やらも、今ではあまり使われていないかもしれませんね。若者言葉はサイクルが早いので、ママ世代も使いはじめた瞬間から消えていく運命にあるようです……。
とはいえ昔ひんぱんに使っていた言葉は、今もふとした瞬間につい使ってしまうもの。あなたがつい言ってしまう”死語”はありますか?
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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