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コロナが身近になって、改めて考えたい「人との距離感」とは【心理カウンセラー・大嶋信頼先生】

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2020年は年が明けて間もなく新型コロナウイルスの影響が世界中に広がってしまいました。2020年4月現在では日本全国が緊急事態宣言の対象地域となり、大型連休が明ける5月6日まで不要不急の外出自粛が求められることになっています。

新型コロナウイルスの影響は、いつ落ち着くのか。2020年4月現在ではまだ先は見えていません。未知の感染症が身近な存在になったとき、私たちはどのような心構えをしたらいいのでしょうか。心理カウンセラーの大嶋信頼先生にお話をうかがいました。
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「コロナ離婚」を避けるためには

――新型コロナウイルスの影響で夫婦仲が険悪になる「コロナ離婚」が話題になっていますよね。「コロナ離婚」を避けるにはどうしたらいいでしょうか?

大嶋先生:家庭の主導権を握るのは奥さんがいいですね。どうしても男は女性に甘えてしまうからです。旦那さんも子どもも基本的に扱いは同じだと思っていいでしょう。子どもに褒めるように旦那さんも褒めてあげてください。

――子どもも旦那さんも同じ扱いをするんですか? 大の大人にそれはちょっと難しい気がします。

大嶋先生:難しいことはないですよ。褒めることによって奥さんにもメリットはあります。相手を褒めることで相手に対して心理的に優位に立つことができるんです。褒めることで「この家のボスは私よ」という心理的な上下関係を示すことができます。

――心理的な上下関係ができると考えれば、旦那さんを褒めることにも抵抗がなくなりますね。

大嶋先生:男の人は家の外で褒められることが普段は少ないでしょうから、家庭ではどんどん褒めてあげてください。叱るのはダメですね。旦那さんを叱りたくなったらちょっと距離をとってクールダウンしましょう。

コロナが身近になったとき、自分を保つには

――新型コロナウイルスの感染の拡大が止まらないと、いつ自分が感染するかと不安になってしまいます。

大嶋先生:自分の手には負えない事態に対して不安になったり焦ったりしてもあまり意味はありません。感染症に対してできる限りの予防をしている場合、それ以上は自分がどう努力しても事態は何も変わらないでしょう。

――必要以上に不安にならないためにはどうしたらいいですか?

大嶋先生:他人が言っていることは聞き流すことですね。「どこどこで感染者が出た」とか「テレビで〇〇が効くって言っていたよ」といった他人の話はシャットアウトしましょう。世間がどれだけ感染の恐怖をあおっても世間の流れには同調せず、一歩引いてみましょう。ある意味”冷めた”態度で、世間を眺めているくらいでいいです。もちろん他人と楽しくおしゃべりする機会があれば、世間の波に乗るかたちで話を合わせていいんですよ。ただ他人と話すときの自分と、素の自分がまったく同じ態度や考え方である必要はありません。

――他人といるときの自分と、それ以外の自分を使い分けるのですか?

大嶋先生:そうです。世間がどんなに騒いでいてもそれに同調する必要はありません。さらに言えば何も感じなくてもいいんです。何も感じていない自分を恥じる必要もありません。不安に陥ることなく自分を保つためには、自分の感覚を大切にして日々流れてくる情報をうのみにしないことが重要です。

新型コロナが身近になった世界で見える一筋の光とは

――新型コロナウイルスの影響がこの先どのくらい続くか先が見えない状況です。これからどのような心構えでいたらいいのでしょうか?

大嶋先生:人と人との適切な距離がとれるような世界に変わっていくのではないでしょうか。これまでは他人との距離が近すぎたのかもしれません。距離が近すぎると遠慮がなくなり悪口を言い合ったりすることもありますが、人との距離がある程度あると相手のことを尊重できますよね。お互いを尊重し尊敬しあえるようになれば、人と人との争いが減ってもっと過ごしやすい、良い世の中になっていくでしょう。今言われている”ソーシャルディスタンス”が、ただ距離を取るだけでなく相手を尊重し合えることに繋がればいいと思います。

――最後に新型コロナウイルスで不安なママたちへメッセージをお願いします。

大嶋先生:今は心が乱される大変な状況ですが……。本来、人の心の根底に流れているのは”静けさ”なんですね。不安に流されすぎず、自分の中にある穏やかな”静けさ”の部分を尊重していいんだよと、考えてみるのはいかがでしょうか。

大嶋先生、貴重なお話をありがとうございました!

取材、文・しのむ

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