PTAの役を変わってほしいと言われたママ。角が立たない断り方はある?
PTAの役について、あるママから投稿がありました。
『PTA役員で、あるママから「私の役と代わって!」とLINEがきました。正直交代するのは嫌です。何て言えば角が立たないで断れますか?』
投稿者さんはPTAの役を代わってほしいと言われたのですが、断りたいと考えています。できるだけ角が立たないようにしたいとのことですね。他のママたちからはどんなアドバイスが寄せられたのでしょうか。
PTAの役員を「できればやりたくない」と考えるママも
『わかるー、嫌だよね。私もやめたい!』
投稿者さんと同じようにPTAの役員になったママからは、投稿者さんに共感するコメントが寄せられています。役員交代の時期には、役員をやる人とやらない人の間でトラブルが起きることもあるようで、多くのママたちができればやりたくないと思っていることがわかります。
実際にPTA役員をやったママからの体験談
では実際にPTA役員をやったママたちはPTAの仕事をどのように感じたのでしょうか。アンケートを取ってくれたママがいました。
大変だけど楽しかった
『仕事をしてるから、月に何度も休んだり、早退したりしなきゃいけない時があって大変だったけど、学校の事がいろいろわかったり、校長先生や教頭先生と話せたりしたし、役員の仕事は楽しくできたから良かった』
『知り合いが沢山出来たから楽しかった』
『本部役員やりました。ほんっとうに大変だったけど、地元を離れて知り合いも少なかったので友達と呼べる人は増えました』
「大変だけど楽しかった」とコメントしてくれたママたちからは、「学校のことがいろいろわかった」、「知り合いが増えた」というメリットが寄せられました。苦労があった分、得るものがあった、とより感じられたのかもしれませんね。
大変だった
『集まりが頻繁だったから仕事にも影響が出た』
『大変すぎて、子どもをかなり犠牲にしてしまった』
『副委員長だったけど、やることも集まりも多くて大変だった。しかもその委員は学年で1人だから全部で6人しかいないのに、1人全然何もやらない人がいて実質5人だったから余計に大変だった』
一方でただただ「大変だった」とコメントしてくれたママたちもいました。会合が頻繁にあったせいで仕事に影響が出た、子どものためのPTAであるはずなのに、子どもに負担をかけてしまった、ということが理由のようです。大勢の意見をまとめるには話し合いが必要になるでしょう。子どものためを思うがゆえに話し合いの頻度が高くなることもあるのかもしれませんね。
楽しいし大変じゃなかった
『広報だったけど、載せる写真とかアンケートだけ用意すればレイアウトとかは全部業者がやってくれたから楽だった。壁新聞コンクールだかも2日で作り終わったし』
『大勢の前で喋ることが普段なくて緊張するかなと思ったけど大丈夫だった。同じ役員の方も良い人ばかりで助けてもらって感謝してる』
『部長とかもやったけど、大変とか難しいことは特になかった』
PTAの仕事について「楽しいし大変でもなかった」とコメントしてくれたママたちもいました。人それぞれでPTAの仕事に対する負担感は違うのでしょう。普段やらないことをやったけれど大丈夫だった、というママもいました。
楽しいまでいかないけど、大変でもなかった
『昼間の会議に出るのが嫌(仕事の調整)だったけど、労力的には負担感はない。仕事は簡単。リーダーが集まりたがりだと大変と思う』
『何かと部長から呼ばれる事あった(多分他の委員さんは知らない)けど良い暇つぶしになった』
『子ども一人につき2回。これが決まりだからやった。周りが話しているほどには嫌とも思わなかったな』
アンケートの回答をしてくれたママたちのなかで最も回答数が多かったのはこちらの「楽しいまではいかないけれど、大変でもなかった」という回答でした。PTAの仕事を「仕事」と割り切ってしまえば負担感も薄くなるのかもしれません。中には”暇つぶしになった”というママもいました。
PTAで同じ役の仕事をやるにしても、「楽しい」と感じる人もいれば「やりたくない」と感じる人もいるようですね。「やりたくない」と感じているPTAの役でもやってみれば意外に負担に感じなかった、あるいは楽しかったということもあるのかもしれません。
しかし中には投稿者さんのパターンのように「役を代わって」といわれることもあるでしょう。その時にはどのように対応すればいいのでしょうか。
役の交代を断るときのポイント
はっきり「できない」と伝える
『断るのに角が立たないなんて無理だよ。はっきり「私は交代できないな。ごめんね」でいいと思うけれどな』
役員の交代ができないならば、はっきりと「できない」と伝えることが大切でしょう。変に言葉を選んでしまうと、相手に交代してもらえる可能性があると思われてしまうかもしれません。交代できる可能性がゼロだと相手に知ってもらうためにも、キッパリと「できない」と伝えたほうがよさそうです。
理由は言わない
『理由は言わずに、「私は交代できないから」と』
『理由なんていらない。「代われません、すみません」でいいと思う』
交代できない理由は言わずに断るのもポイントのようです。理由を言うと、それを解決できれば交代してもいいと受け止められてしまうかもしれません。そうすると解決方法を提案されることになるので、断るならば相手に期待を持たせないように理由は言わずに「交代できない」と伝えたほうがいいでしょう。
断るときには「ごめん」は言わない
『ちなみに「ごめん」とは言わない。悪くないもん』
『「ごめんなさい」は使わない方がいいですよ。相手から軽く見られます』
役員交代を断るときは「ごめん」「すみません」と言ってしまうことも多いでしょう。でもそもそも投稿者さんは、何も悪いことはしていませんよね。そのため謝る必要はないとの意見がありました。
優しい口調ではっきりと断ることが大切。PTAもやってみれば楽しめるかも
園や小学校のPTAの役員をできればやりたくない、と考えている人もいるかもしれません。もし役員になったとしても、できるだけ活動が少ない役に就こうとする人もいるでしょう。あわよくば役を交代してもらおうと考える人から、役を交代してほしいと言われることもあるかもしれません。ママたちからは役員交代を断る場合に、「できません」ときちんと伝えたほうがよい、断る理由や「ごめん」なども言わないようにするなど、相手に対して強い姿勢も必要とのアドバイスがありました。ただあまり強い口調になると相手に不快感を与えてしまい、今後の関係に悪い影響を及ぼすかもしれません。口調は優しくしながらも、はっきりと「できない」と伝えることがポイントになりそうです。
PTAの役員になったときには、ネガティブにとらえるのではなく他のママ友さんとの縁を深める機会になるなど、メリットをひとつでも見つければ楽しめるようになるかもしれません。どうせPTAの仕事をやるのであれば楽しくやれるように考え方を変えてみるのもいいのではないでしょうか。
PTAの仕事を断る場合は誰かが役を引き受けてくれているということです。感謝の気持ちも忘れないようにしたいものですね。
文・こもも 編集・しのむ