PTA役員で1番大変なことは何ですか?小学生のママたち、教えて!
子どもがもうすぐ小学校へ入学、というタイミングになるとさまざまなお悩みがママたちを悩ませることでしょう。友だちはできるかな、勉強はついていけるかな、ランドセルは何色にしようかな……など、まずはお子さんに関することがメインかもしれませんね。しかし、しばらくするとママたちにも最大にして最強の悩みも出てくるはずです。そう、それはPTA問題。ある投稿者さんは小学生ママたちが議論する“PTA”というワードに漠然とした不安を持ってしまい、こんな質問を投げかけてくれました。
『まだ子どもは幼稚園児で、小学校事情がわからないので教えてください。最近PTAに関するトピックを見たのですが、みなさん「やりたくない」と言っておられます。PTA役員のめんどくさいところはどんなところですか? みんながやりたくないと思うほど嫌な仕事なのでしょうか?』
今後向き合うことになるであろうPTA問題のことが気になってしまったのですね。ママスタコミュニティでもたびたび、PTAをテーマに白熱した議論が繰り広げられています。調べてみるとトピック数はなんと1200以上。いかにママたちがPTAについて悩み、関心を持っているのかがわかりますね。ではママたちは、PTAの何ついて悩むのか……先輩ママたちに教えてもらいましょう。
PTAのこんなことに悩んでいる
ママたちは、PTAについて悩んでいることを教えてくれました。
なにより大変なのは、人間関係!
『本部役員じゃなければ月1~2回くらいの集まりだからそんなに負担は大きくないけど、人間関係が面倒』
『メンバーよ、メンバー! 前年度の役員で1人破天荒な人がいて苦労したって聞いたよ。今年度私も役員をやっているけど良い人ばかりなので役員をやってよかったと思っている』
『何がキツイって、人間関係だと思う。少々時間がとられる委員会でも気を回せる人たちがメンバーならスムーズに終わる』
『メンバーによるかな。仕事量は多くても人間関係が良いと楽しめる』
PTAの仕事内容よりも、人間関係で悩むママが多いようですね。仕事でも学校でも、複数の人が集まる場所では、多かれ少なかれトラブルが出てくるかもしれません。ではママたちはどんなメンバーがいると大変だと感じるのでしょうか。
『「例年同様、もしくは縮小しようか」という考えのメンバーだと楽だけど、「例年より質を下げてはいけない」とか、「例年以上の内容にしないといけないから、1人1人案をだして!」みたいな感じのメンバーがいると、意見がまとまらず、やることも増えるし大変』
『やたらと熱心で積極的な人がいると会議が長びく』
ママたちの話によると、仕事をしていても、生まれたばかりの赤ちゃんがいてもPTA役員が免除にはならない小学校もあるようです。役員を引き受け積極的に取り組むことは悪いことではありませんが、PTA活動にあまり時間を掛けられないママたちは、熱心に取り組むママに温度差を感じてしまうのでしょう。一生懸命活動に取り組みつつ、まわりのママたちの状況を気づかうことも大事ですね。
ラクな委員会と大変な委員会があるって本当?仕事内容の違いは
学校によって多少の違いはありますが、PTAは本部役員会と専門委員会があることが一般的なのだそう。広報、交通(防犯)、ベルマークなどの専門委員会。その専門委員会の委員長たちをまとめる本部役員(会長、副会長、会計など)。どの委員会も役も重要なものですが、ママたちは「あの委員、あの役は大変」と感じているものがあると話します。
『役とか仕事内容によるよね。私が本部役員をやったときは自分の時間も家事も子どもたちのことも犠牲にしなくてはならなくて大変な時期があった』
『広報で学校新聞をつくったけど、仕事量は多いし、取材もしなきゃならないし大変だった。写真NGの子は担任に確認してOK出たやつしか使えないとかね。パート休んでまでやらなきゃならなかったよ』
なかでも「大変!」との声が上がったのは……
『本部役員は絶対面倒だと思うよ。PTA役員の話し合いで決まったことをまた別の日に校長と話しをしなければならない。役場で教育委員会の人たちと話し合い。懇談会での司会や奉仕作業の準備や指示などもやらなくてはならない』
『本部役員は県や市のPTAの集まりも行かなきゃいけない。各行事に出るのも当たり前だし、負担は大きいよ』
委員会や役によっては学校に行く頻度が高かったり、確認作業が多かったり、大勢の人の前で発表する機会があったりと、ママたちが負担に思う内容もあるようですね。
PTAをやってよかったというママたち
PTAをやって大変だったというママたちがいる一方で、PTA役員は楽しかったというママからの意見も届きました。
『私は2年やりました。大変なこともありましたが、みなさん責任感のある前向きな人ばっかりで、大変なこと以上に楽しかったですよ』
『校風と行事の量じゃない? 私もはじめは不安だったけれど、うちの学校は協力的な保護者が多くてやりやすかったよ。メンバーにも恵まれたのだろうけど、淡々と例年通りすすめれば問題は無かった』
『知り合いも増えたし、子どもの学校での様子も見る機会が増えるよ。悪いことばかりじゃない』
なかにはPTAをすると、こんな“特権”があるというママもいました。
『私は広報委員をやったけれど、運動会や行事ときに「撮影禁止エリア」に堂々と入れたりしたよ』
実際に役員になってみないとわからないことが多いからこそ、不安になってしまうのがPTA問題。委員会における仕事量の差異、一緒に働くママたち、小学校とPTAの関わりなどさまざまな要因があり、一言でPTA問題といっても学校によっても大分違いがあるようですね。入学前にご近所の同じ学区の先輩ママや、上の子がいる幼稚園ママに聞いてみるとイメージがつかめるかもしれませんね。それでも不安がある場合、1年生のときは「まず様子見をする」と決めることも悪くないと思いますよ。
PTA活動は学校と保護者が協力し、子どもたちによりよい環境をつくるための大事なものなのではないでしょうか。PTA役員のネガティブな情報だけに振り回されることなく、「子どもたちのため」という気持ちで努めてみてくださいね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ
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