<トイレに母乳>搾乳してまで働く意味って何?仕事と子育て、優先するべきは…?【第3話まんが】
前回からの続き。息子の生まれ月と保育園の入園時期の関係で、息子が生後5ヶ月のときに職場復帰をした私。職場復帰後は搾乳した母乳をトイレに流し、時短勤務で思うように仕事ができない日々を過ごすことになりました。夫はそんな私の悩みなどどこ吹く風です。ある日夫から届いた、「飲み会で遅くなる」のLINEを見て、私は実家に戻りました。
「時短勤務で周りに迷惑もかけるし、子どもの体調不良で休みがちにもなるし……。子どもとは一緒にいられる時間が短くなって、寂しい思いさせているだろうし、仕事中に絞っては捨てる母乳を見ると、私はいったい何がやりたいのかよく分からなくて……。やっぱりお母さんみたいに、専業主婦になれば良かったのかな」
などと話していたら、母は「え? そうなの? 専業主婦が良かったの?」と驚いた様子でした。
「だって私はお母さんが家にいて、幸せを感じていたから……」
それを聞いた母は、こんなことを言いました。
「でもそれってあなた1人の意見よね? ……それは参考にしていいときと、よくないときがあるのよ? だって、あなたはあなたの人生しか生きたことないでしょ?」
まだまだ揺らぐこともあるかもしれないけれど、母のおかげで少しだけ強くなれた気がしました。
その後、夫が迎えに来て「ごめんね……何も知らないで……」と言ってました。さらに後で聞くと夫は、私が母と話している間に、息子をみてくれていた父と話をしていたようです。夫とも仲直りをし、実家を後にしたのでした。
子育てに正解はない、というより、人生に正解はありません。たくさん迷って、悩んで、そのもがき苦しんだ中で一生懸命手を伸ばして掴んだ答えが、私たちの「正解」です。まだまだ「親」として未熟な私たちですが、ふたりで「子育て」の答えを探していきたいと思います。
原案・編集部 脚本・渡辺多絵 作画・イチエ