親が叱りすぎて自分に自信が持てなくなった小学生のわが子。どうすれば自信を持てるようになる?
小学生の子どもについて、あるママから悩みが投稿されました。
『小学生のわが子を怒りすぎて、自分に自信がなくて意見を言えない子にしてしまった。今からでも自信つけさせる方法はあるかな?』
投稿者さんが子どもを叱ったり怒ったりしすぎてしまい、子どもが自分の意見を言えなくなってしまったそうです。そのため子どもに自信を付けさせたいとのことですが、方法はあるのでしょうか。ママスタコミュニティのママたちの意見を紹介していきます。
自信が持てない子についてママたちの意見は?
『うちの子も中学生になって勘違いだと気づくよりはと思い、清潔感とか身なり、言葉遣いを注意していた。そうしたら自信なさそうな子になったかも』
『私は怒られずに育ったけれど、自信のない子になった。過程が認められず結果ばかりが褒められて、プレッシャーに負けてしまったんだと思う。一生懸命描いた絵はダメ出しされ、100点のテストは褒められるみたいな。100点のテストよりも、一生懸命描いた絵の方を認める褒め方をしてほしい』
コメントをくれたママの中には、自分の子を自信が持てない子に育ててしまったかもしれないと感じている人もいます。中学生になったときに、我が子に恥をかかせたくないという親心もあったのでしょう。細かく口出ししてしたことが逆効果になってしまうこともあるようです。また結果ばかり着目されて、頑張った過程を認めてもらえなかったために、自信が持てなくなったというママもいました。
ある程度周りを見られる子の方がいいのでは?
『自分の意見ばかり強要する子よりは、ある程度周りに合わせられた方がいい。遊ぶときに周りを巻き込み、あれやろうこれやろうなど強くアピールする空気を読めない子は、ただただ迷惑でしかない』
『自己肯定感が強すぎると、ちょっと生意気な子になるからねぇ』
自分に自信があるのはいいことでしょうけれど、その自信が強すぎると他の人のことを考えられない子になるかもしれません。投稿者さんのお子さんは意見をあまり言うことができませんが、周りの意見や雰囲気を汲み取って対応できる子と前向きに考えることもできそうです。
子どもの性格によっても言えないこともある
『これは性格もあると思う。口下手だとあまり上手く伝えられないのかも』
投稿者さんのお子さんはもともとあまり話が上手でなかったり、他の人に意見を言うのが苦手だった可能性もあります。もし子どもが大人しくて意見がなかなか言えない性格だったならば、それを急に変えるのは難しいのかもしれません。
子どもが自信を持てるようにするためには?
『叱るときも頭ごなしに言わずに、まず意見か言い分を聞いてあげる。いいときは褒めよう』
『褒めるしかない。うちもすぐ萎縮してしまう子にしてしまった。その分褒めるとすごく喜んでくれる』
子どもに自信を持たせる方法として、まずは子どもの意見や言い分をしっかり聞いてあげるというコメントが寄せられました。悪いことをすれば叱らなければなりませんが、悪いことをした理由をしっかり聞いてあげることも必要でしょう。また子どものいいところはどんどん褒めていくことも、子どもの自信につながりますね。
日常の些細なことでも褒めるポイントがある。「褒められる」ことは子どもの自信につながる
こども家庭庁の資料によると、満13歳から満29歳までの男女では、自分自身に満足していると感じる人が57.4%で、そう思わない人が42.6%となり、満足していない人の割合も決して低くないことがわかります。投稿者さんのお子さんは、自分に自信が持てなくなってしまったとのことですが、この結果から考えると自分に自信が持てない投稿者さんのお子さんが特別珍しいというわけではないのかもしれません。
自己肯定感とは”自分を価値のある人間だと感じること”、とされています。自分に対する肯定的な感覚というわけですね。子どもの自己肯定感を育むためには大人からの声かけ、中でも「ほめること」がポイントになるとのことです。
チャイルドコーチングアドバイザーが伝えたい「ほめる」ポイント
ママスタセレクトに在籍している、民間資格のチャイルドコーチングアドバイザーの資格をもつライターによると、子どもを褒めるときには3つのポイントがあるとのことです。まず「子どものいいところを見つける」。つぎに「(褒める)タイミングを見極める」、最後に「心から褒める」の3つです。
投稿者さんは小学生のお子さんを叱りすぎてしまうとのことでした。まずは投稿者さんの心の負担を少し軽くしておきましょう。お子さんはママを困らせるほど元気に育ち、健康な状態で小学校に通っているようですね。こんなに元気なお子さんをここまで育ててこられたことを誇りにおもってもいいのではないでしょうか。つぎにお子さんの”いいところ”を見つけましょう。今日は忘れ物をしなかった、今日は風邪を引いていない、食事を残さず食べられた、笑っていってきます、と出かけた……。いくつありましたか? できないところに注目するのはちょっとお休みして、今子どもが”できていること”を指折り数えてみてください。あとは褒めるタイミングを見つけて心から褒めるだけです。心から子どもを褒めることができたときの子どもの笑顔を覚えておいてくださいね。目の輝き方が違うはずです。心から褒める言葉をママからもらえたとき、子どもの中には確かな自己肯定感が育っていますよ。
文・こもも 編集・しのむ
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