「病気になった旦那と離婚するのは薄情ですか?」離婚を切り出すタイミングに揺れる妻の想いとは
長い結婚生活の中で、価値観の違いや育児方針、お金、お酒など結婚相手に嫌気がさしてくることもあるでしょう。ある投稿者さんは、自業自得で病気になった旦那さんがいるそうですが、このタイミングで離婚をするのは薄情かどうかと相談をしています。
『旦那が病気なのに、離婚したいって思うのは薄情? 旦那は365日浴びるようにお酒を飲み、休日は早朝から飲むのが日課。最近はアルコール依存性ではないかと思うことも多々ありました。「お酒を控えて欲しい」と何度も話をしましたが、その都度「分かった」と言うものの隠れて飲んで約束を守ってくれませんでした。
先月から急に旦那の体調が日に日に悪くなって、仕事もほとんど行けず、座っているだけで疲れてしまう状態。病院に受診するように言っても全く聞く耳持たずで……現在、黄疸が出始めて腹水もあります。
明日病院で精密検査の予約をしているので、病名もハッキリすると思うのですが……私からして見れば自業自得。散々好き勝手やってこれ以上振り回されたくないと言うのが本音です。この状況で離婚したいと思うのは、薄情でしょうか?』
お酒を控える約束をしても控えなかった旦那さん。病院で診断されていないものの、投稿者さんは、旦那さんをアルコール依存症なのではないかと思っているようです。そんな旦那さんが病気になっても、自業自得としか思えずこれ以上振り回されたくないと感じています。
病気の旦那さんと離婚……薄情だと思う?
ママスタコミュニティでは、この投稿にたくさんのコメントが集まっているのでみていきましょう。
薄情だと思う。もっと妻にもできたことがあるのではないか
『私は薄情だと思うよ。薄情と言うか、投稿者さんも無責任。ここまで悪化する前にどうにか対処もできたはず。もっと前に検査もさせられたはず。投稿者さんは最善を尽くしたつもりでいるかもしれないけど、隠れてお酒を飲んだり約束を破られていた時点で、もう勝手にしなよとか内心は嫌気がさしていたはず。離婚するならそのときだったの。でも離婚しないで、グズグズ夫婦を続けたのは投稿者さんなんだから、看病してきちんと責任を持って看取りなよ。それで義家族と関わりを終わらせたければ、死後離婚すればいい』
『旦那の金で生きてきたのに病気になって知らないとか薄情だよ』
病気になった旦那さんと離婚をするのは「薄情だと思う」というコメントもありました。病気になる前に投稿者さんにもっとできることがあったはずだから、自業自得なのは旦那さんだけじゃないというものや、今まで旦那さんのお給料を頼りにしていた部分もあるのだから、看病してあげたいというコメントも寄せられています。
薄情だとは思わない。旦那さんの自業自得
『アルコール依存症患者の家族でした。家族の協力で立ち直らせるとか、無理だと思う。精神科に入院して、依存症を治すプログラムはあるけど、正直言って地獄を見ると思う。縁を切るのが一番いい』
『薄情でもなんでもないよ。そう思われるまでに旦那さんが過去~現在に至るまでクズだったんだろうなって察しがつくよ』
『ううん、大丈夫だよ! 私も同じような旦那を捨てて出ちゃった。酒を止めない人が悪いし、家庭が崩壊するほど飲むのはアル中。離婚した後、リウマチ系の難病も発症したらしいけど、完全にバチだと思っている』
離婚をしても「薄情だとは思わない」というコメントもありました。アルコール依存症の場合、断酒をすることはそんなに簡単なことではないようです。病院への受診を拒否している旦那さんならなおさら投稿者さんにできることはあまりなかったのではないかというコメントも。
まずは「お金のことを考えたほうがいい」というアドバイス
感情に任せてすぐに離婚を決めずに、お金関係の計算を離婚前にきちんとした方がいいというアドバイスもありました。たとえば遺族基礎年金などは、亡くなられた方によって生計を維持していた「子*のある配偶者」または「子」が、遺族基礎年金を受け取ることができるとあります。
また、旦那さんの入院費の支払いが生じる恐れもあるので、どのような医療保険や生命保険に入っているのかを見直し、よく計算することも必要だというアドバイスがありました。
『先は長くないだろうし、保険に入っているのなら保険もおりるだろうし私なら離婚しない(笑)。もらえるものはしっかり貰う』
『私も全く同意見! 保険に入ってないなら離婚もありだけど、しっかり保険に入っているなら離婚しないで貰える物は貰う!』
『無保険だったら、亡くなった後まで迷惑をかけられるよ。さっさと見切りつけて出て行かないと、嫌な人間のために莫大な病院費を払う羽目になるよ』
『借金はない? 負の遺産がないなら、未亡人で遺族年金が貰えるんじゃない? 世間体もそっちの方がいいよ』
病気の旦那さんと離婚しようと思う過程にはいろいろなことがあったのかもしれません。他人がどう思おうと、自分と子どものことを考えて出した結論なのでしょう。旦那さんとよく話し合って今後どうしていくか決めてみてはいかがでしょうか。
文・物江窓香 編集・山内ウェンディ