「情けは人のためならず」20年前の行動が巡って帰ってきた出来事
今から20年ほど前のお話。当時私は大学生でした。
ママさんは仕事帰りなのかスーツ姿。抱っこ紐で一歳くらいの女の子を抱っこしていてあやしながら立っています。(顔色が悪いな……大丈夫かな?)と思った私は席を立ち思い切って「よかったらどうぞ!」と席を譲りました。
当時の私としてはかなり思い切った行動だったので、顔が真っ赤だったと思います。ママさんはびっくりした顔をされていましたが「ありがとうございます!」と笑顔で応えて座ってくれました。
そのママさんは人はごみをかきわけてさっきのママさんがやってきて、「本当にありがとうございました!助かりました!!ありがとう!」とわざわざお礼を言いにきてくれたのです。
「あっ…いえいえ、どういたしまして」と言うと、ママさんはニコニコしながら改札を出て行きました。
あのときから20年が経って、自分自身も妊娠してママになりました。妊娠中に快く席を譲ってくれたり、子どもが泣いても「よしよし、元気ねー」と優しく声をかけてくれたりと周囲の人が助けてくれました。そういう時にふと、改札でお礼を丁寧に言ってくれたママさんを思い出します。
「人に情けを掛けておくと,巡り巡って結局は自分のためになる」
子育てしづらいという声もまだまだある中で、こうやって子育てしやすい社会をママ1人1人の行動で作っていけるかもしれないと感じた瞬間でした。
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