「情けは人のためならず」20年前の行動が巡って帰ってきた出来事
今から20年ほど前のお話。当時私は大学生でした。
ママさんは仕事帰りなのかスーツ姿。抱っこ紐で一歳くらいの女の子を抱っこしていてあやしながら立っています。(顔色が悪いな……大丈夫かな?)と思った私は席を立ち思い切って「よかったらどうぞ!」と席を譲りました。
当時の私としてはかなり思い切った行動だったので、顔が真っ赤だったと思います。ママさんはびっくりした顔をされていましたが「ありがとうございます!」と笑顔で応えて座ってくれました。
そのママさんは人はごみをかきわけてさっきのママさんがやってきて、「本当にありがとうございました!助かりました!!ありがとう!」とわざわざお礼を言いにきてくれたのです。
「あっ…いえいえ、どういたしまして」と言うと、ママさんはニコニコしながら改札を出て行きました。
あのときから20年が経って、自分自身も妊娠してママになりました。妊娠中に快く席を譲ってくれたり、子どもが泣いても「よしよし、元気ねー」と優しく声をかけてくれたりと周囲の人が助けてくれました。そういう時にふと、改札でお礼を丁寧に言ってくれたママさんを思い出します。
「人に情けを掛けておくと,巡り巡って結局は自分のためになる」
子育てしづらいという声もまだまだある中で、こうやって子育てしやすい社会をママ1人1人の行動で作っていけるかもしれないと感じた瞬間でした。
関連記事
※若い頃、自己肯定感が低かった私……。娘と旦那が変えてくれたある出来事
私が若い頃のお話です……。
それからは褒められたとしても「そんなことないです。まだ下手ですから」と言うようにしていました。
そんなことを繰り返すうちに、だんだんと自分の作品がつまらないもの...
※作ってあげたいママと受け入れてくれない娘。落ち込むママを救ってくれた存在とは……
私は昔から物作りが大好きです!
なかでも手芸が好きで、ちょっとした小物や雑貨を作っては友人にプレゼントしたり、委託販売もしていました。
洋服こそ作れませんが、簡単な裾あげや修理などの洋服リメイクな...
※ワンオペ育児中に下痢……!トイレにまで後追いする子どもに気づかされた「満足に排泄できないことの情けなさ」
お食事中のみなさん、申し訳ありません。
これは放置していては危ない! でもお腹は痛い痛い痛い! トイレの扉を開けたいところ……だけど、ずりばいでトイレの床を這われるとすっ...