受験生としての自覚がない中3の娘。どう接すればいい?
子どもの年齢が上がるにつれ、悪いことをしたり約束を破ったりしたときに注意をしても、なかなか響かないという経験はありませんか? 口ごたえをしたり言い訳をしたり、子どもたちも一筋縄ではいかなくなってくるものです。
『中学生のお子さんがいるかた、約束って守りますか?』
今回ママスタコミュニティに寄せられたお悩みも、ルールを守ってくれないお子さんについての悩みでした。
いくら言ってもスマホの使い方のルールが破られる
『中3の娘ですが、スマホの使用時間を決めて、部屋には持ち込ませずリビングに置いているのですが、夜中にこっそりスマホを使っています』
女の子も中学生ともなると、お友だちとの連絡を頻繁に取ることも増えてきます。とにかくスマホを使いたい時期といってもいいのかもしれません。
投稿者さんが、スマホの使用時間を決めることと、使用場所をリビングだけにして自分の部屋に持ち込まないというルールを決めたことは素晴らしいと思います。しかし子どもも必死にそのルールをかいくぐり、なんとしてもスマホを使いたいのでしょう。
『詰めが甘いので、約束を破っては怒られると泣いて謝る。でもまた破るを繰り返してます。頻繁過ぎて親をなめているのかとあきれてしまって、どうでもよくなってしまいました。受験生の自覚もなく勉強してないみたいだし、夏期講習代が無駄すぎてうんざりです』
中学3年生といえば受験の年。でも娘さんは受験生という自覚もあまりない様子でスマホに夢中。勉強にも身が入っていないと投稿者さんは頭を抱えているようです。これはスマホだけの問題ではないようですね。
中3あるある?でもそれではママは困るわけで……
『まったく同じ中3娘。約束しても破って泣いての繰り返し』
『わかります。うちも中3の娘で、受験生の自覚が足りない感じです』
『中3の長男も、投稿者さんの娘さんと同じ感じでした。最初は約束を破ったら取り上げて解約するって話までしてたけど、それだと改善が見られなかったから、旦那と私で「今楽な道を選んだら将来がどうなるか~」って話をしまくった』
中学3年生のママたちから寄せられる共感の声。スマホだけに限らず、受験生としての自覚が足りない子どもにヤキモキしているママたちのお気持ち、うちにも中3の子どもがいるのでお察しします。「自覚はいつ芽生えるの?」 とどれほど悩んでいることか……。
まずはスマホ問題をどうするか
投稿者さんの抱えている問題は、娘さんがスマホのルールを守らないところから始まり、受験生としての意識の低さまで及んでしまっています。そこでまずは、ママたちから寄せられたスマホ問題に対する対策についての声を見てみました。
電話会社の機能を使って管理する
『夜中使えないように制限できない? うちはドコモだけど、何時から何時までSNSとか使えないようにできるみたい』
『使用可能時間設定できるよ』
筆者の子どもが使用しているスマートフォンも、設定時間がくると自動的に電源が落ち、指定した翌朝の時間まで何をしても電源が入らないように設定してあります。このように子どもがスマートフォンを使いすぎないための方法が携帯電話各社で用意されていますので、それをうまく利用するのも1つの手段です。
物理的に子どもの手の届かないところに隠す
『うちは22時になったら私がもってたよ。勝手に触れないようにすればいいんじゃない?』
『うちの子も同じように時間きめてもスマホゲーム中心の生活をしだしたので、最終的には鍵がかかる箱に入れることで落ち着きました。使用するときだけ貸し出す感じです』
あとは物理的に子どもの目と手が届かないところに保管する対策が一番手っ取り早いでしょう。鍵付きの保管庫に入れているという話を聞くと、どこのママも苦労しているんだなと思わせられます。
受験生の自覚を育てるにはどうするか
問題はスマホのルール違反のみでなく、受験生という自覚のなさが影響している可能性も出てきます。そこで、受験生としての意識を育てるための「自主性」に関するママからの声にも注目してみてください。
自主性を育てることも大事
『家にも中3女子がいるけど私は全く制限なんかしていないし、好きなようにやらせてる。スマホを使い過ぎてもいないし、成績も塾行ってないけど上位だよ。自主性を育てるには、ほうっておくのも手だよ』
投稿者さんを始めママスタコミュニティにいる中3の子どもを持つママたちは、スマホのルールを破ることだけでなく、受験生としての意識の低さについても頭を抱えているようです。そこであえて口を出さないというスタイルを取ってみることも効果的かもしれません。もちろんお子さんの性格やこれまでの生活スタイルにもよりますが、自分自身にすべての結果が返ってくることが分かれば、受験生であることを自覚してくれるかもしれません。
押してダメなら見守る
どれだけ親が心配しても、スマホや行動に制限をかけても、それをどう受け取るかが重要なポイントです。お子さん自身が今の状況をどう思っているのか、ママは聞いてみたことはありますか?
「押してもダメなら引いてみる」なんて言葉もありますが、子育ての場合、押してもダメなら見守ってみるのも効果的かもしれませんよね。放置するのではなく見守る。今子どもが何を考え、何を悩んでいるのか。学校や授業はどうか、塾は楽しいかなど、聞くことに徹し、見守ることでできるサポートも見つかるかもしれません。
なかなか受験生としての自覚が芽生えないとお嘆きのママが多いですが、実際にはお子さんは自覚をしているけれど、それが表に出ていないだけかもしれません。やる気や自覚を引き出してあげられるようサポートしてあげましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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