不登校になった子ども…….どんなことをして克服することができた?
日本は学校教育法により、小学校6年間と中学校3年間は義務教育と定められています。そのため多くの子どもたちが少なくとも9年間は学校へ通うことでしょう。その後も高校や大学などに進学する人もいるかもしれませんね。しかし何らかの事情があって学校に通えなくなった子どもたちもいます。もしも自分の子どもが学校に通えなくなってしまったら、どんな方法をとってあげることが最善なのでしょうか?
『不登校を克服できた方、どんな風にしたのか教えて欲しいです』
投稿者の質問を皮切りに、実際に不登校になった子どもを持つママから不登校を克服した経験談が寄せられているのでご紹介します。
心療内科のカウンセリングなどに通った
不登校を克服するために「心療内科のカウンセリングなどに通った」と答えてくれた方がいました。心療内科のカウンセリングに限らずスクールカウンセラーや学校の先生たちに相談したママもいるようですが、結果として良い未来を生み出したと教えてくれました。
『完全に克服していないけど、スクールカウンセラーと心療内科のカウンセリングは定期的にいくと気分がすこしはれるようです。あとは担任に直接声がけしてもらって「約束」をしてもらったりしている』
子どもが不登校になると、ママも焦ってしまい適切な行動ができない可能性があります。心療内科のカウンセリングの先生たちは、不登校の子どもだけでなくママにも道しるべを提示してくれるため、どのように子どもの不登校を克服するか考えがまとまったというママもいました。
そのままでも十分愛していることを伝えた
『園児並みに構って抱きしめて寝たり一緒にゲームをしたり、大好き大好き大切だよーと毎日しつこくしていたら半年くらいして行くようになりました』
子どもとのコミュニケーションを十分にとったというママもいるようです。子どもが赤ちゃんや幼児のとき無条件で「大好き」と伝えていませんでしたか? その言葉を今伝えることで、子どもは愛されている自信が持て、その自信が自己肯定につながるのかもしれませんね。
人によって必要なサポートは違う
『その子その子で理由や必要なサポートは違うとは思うけれど、以前不登校を経験した大人の人は「何か興味があることで外に出る」と言っていたよ』
人によって不登校になった理由や性格がちがうため、一概にどんなサポートが良いとは言い切れません。さらに子どもが不登校になった今、ママも心の中は不安だらけなのではないでしょうか。子どもはもちろん、ママも一緒に明るい未来へ希望が持てる、そんな方法がとれると良いですね。
文・物江窓香 編集・塚田萌 イラスト・なかやまねこ