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「不登校は誰にでも起こり得る」。我が子を脅してでも登校させたいママに、知っておいてほしいこと

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学校に行くことが大好きな子がいる一方で、「いやだな、行きたくないな」と感じる子もいるでしょう。とくに夏休みなどの長期休暇明けは、それが顕著になりやすい時期ではないでしょうか。不登校の子どもを持つママたちの悩みも深くなりがちかもしれませんね。
ママスタBBSには不登校の子を抱えるママからの、決意表明を記したトピックがあがりました。我が子を脅して登校させることを計画中という、かなりショッキングな内容です。

「学校に行け」大量の手紙で脅かすことを計画中

不登校になった小学6年生の子を持つママからの投稿です。もともと勉強嫌い、さらにみんなの前でおならをしてしまったことが原因で、夏休み1ヶ月ほど前から学校に行かなくなってしまったそうです。新学期がはじまるのを前に、どうにかまた学校に行かせたいと考えているのだとか。

『そこで作戦を考えました。夏休みの終わりに私が手紙を大量に書き、先生やクラスメイトから来たものだとして本人に渡そうと思います。手紙を捨てようとすると思うので、「捨てようとしているね!」とさらに手紙を置いておく。そこにまた「手紙を捨てたら許さない。学校に行かないかぎり、手紙を送り続ける」という手紙を置く。ほかにもいろいろ脅して、「もうイヤだ! 学校に行く!」となるように仕向けたいです』

BBSに参加していたママたちからは、当然ながら批判が次々に寄せられました。

『6年生なら、それくらいじゃ「学校に行く!」とはならないよ。もしくは、もっとこじれるか。待つことは親としてモヤモヤするし、一刻も早く学校に行ってほしい気持ちはよーくわかる。でも、少し待ってみようよ』

『本当にそれをやったら、あなたの子どもはもっと取り返しのつかないことになるよ。そんなことする暇があったら、寄り添って話を聞いてあげて』

『学校に行きたくても行けなくなってしまった子は、毎日そんな自分を責めています。四六時中、自分で自分を罰しているんです。そんな子どもに、親がさらに罰を課してどうなりますか?』

子どもが不登校になったことで、ママのほうもかなり追い詰められてしまっているようです。

どんな子にも起こり得る、不登校。それ自体は問題じゃない!?

BBSには不登校に関する、こんな投稿もありました。

『不登校に対する、文科省の考え方。「不登校は誰にでも起こりうる」、「不登校を問題行動としてはならない」。これ、全国の学校に通達されてるらしい。
姪っ子が不登校になったんだけど、「とにかく無理しても登校させて」と言ってくる学校に妹がこれを伝えたら黙ったらしい。”不登校の親の会”に参加して教えてもらったらしいんだけど、そこのカウンセラーさんいわく「学校はふつうに登校している大半の子どもたちへの対応で、手いっぱい。少数の不登校児への対応は、どうしても後回しになりがち。通達は出されているが、知らない学校職員も多いのでは? 知らずに偏見から”家庭に問題があるのでは?””不登校は問題行動だから、なんとしても解決すべき”とやるから、不登校の親子はよけいに追い詰められる」。
私も今までは不登校って社会的にも認められない大問題だと思っていたけど、こんな通達が出されていたなんて。勉強になったよ』

たしかに文部科学省がH28年9月に示した「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」には、「不登校については,取り巻く環境によっては,どの児童生徒にも起こり得ることとして捉える必要がある」。さらに「不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない」と、明記されています。

この投稿を目にしたママたちからは「どうせ家で好きなことをやらせているんでしょ? そりゃあ行きたくなくなって当然」といったものから、「教師に負担をかけすぎ。不登校児の親が、もっと子どもと向き合えよ」など、きびしい意見も寄せられました。
我が子を脅して登校させようとしているママも、こうした考え方に苦しめられているのかもしれません。

親のこだわりからは、逃げられない。これ以上追い詰めないで

一方で文科省の通達を評価する声も、少なくありませんでした。

『不登校って本当に誰にでも起こりうると思う。次男も一時なりかけた。いじめはなし。朝頭痛がしたりふらつきがあったりして、検査をしたら精神的なものだった。担任の先生は「無理しないで、心を休ませてあげてください」って言ってた。今は克服してふつうに登校してるけど、あのとき無理させていたら追い込んでしまっていたかも』

『うちも子どもが不登校になったときに、それ読んだ。「今後どうするかは後回しでもいいから担任とちゃんと面談したり、スクールカウンセラーには胸のうちを話さないといけないよ」と、子どもには言った。私も子どもとは別にカウンセリングを受けて、様子見をしながら少しずつ教室に入ることをうながしてた。我が子の場合は塾通いやスポーツはできていたから、まだどこかに「本当は行きたい」って気持ちがあったんだと思う。すぐにまた行けるようになったよ』

いじめが原因であれば話はまた別ですが、身体の問題であったり心の問題であったりと、不登校になるきっかけは多様にあるようです。だからこそどんな子どもにも起こり得るわけで、甘えや怠けだけが原因ではないということです。

こんな指摘もありました。

『うちの学校は「本当に行きたくなかったら、無理させないで不登校していい」って親にも言っている。なのにやたらと学校にこだわる親がいて、子どもを追い込んでいる。かわいそうだよね。先生からは逃げられても、かたくなに学校にこだわる親からは逃げられない。不登校になったのなら、別に学べるところも紹介してもらえるのに』

逃げ場のなくなった子どもが「消えてしまいたい」と考えるようになる。このままでは、そんな可能性だって否定できません。
勉強が嫌いだから? みんなの前で恥ずかしい思いをしたから? 不登校になっている理由は、もしかしたらそれだけではないかもしれません。投稿者さんには我が子を脅す前に、まずは我が子の気持ちに寄り添うことからはじめてみて欲しいと願っています。

文・鈴木麻子 編集・しのむ

参考トピ (by ママスタジアム
不登校の子供 脅して学校に行かせた
登校、みんな知ってた?