児童手当はどう使ったらいい?ママたちの使い道とは
子どもひとりにつき、行政から月額15,000円または10,000円が支給される児童手当※1。児童手当は、0歳から子どもが中学校を卒業するまでの毎年、年3回(2月、6月、10月)にまとめて振り込まれます※2。養育者(たいていは親)の口座に定期的に自動で振り込まれる児童手当が生涯振り込まれる金額を計算すると、子ども1人につき総額約200万円ほどになります。
※2:それぞれ2月(10月~1月分)、6月(2月~5月分)、10月(6月~9月分)4ヶ月分まとめての振込み
そんな児童手当ですが、皆さんは貯めていますか? ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『みんな児童手当って使っているの? ないものと思って生活しているんだけれど、みんなはどう?』
投稿者のママは児童手当を「ないもの」として貯金に回して生活しているようです。寄せられた投稿に対し、ママたちのリアルな意見があつまりました。
児童手当の使い道 その1:子どもの学費や将来のために貯金する
『1度も使わずに高校生になり、手当が終わった。子ども2人分、引き出すことなく全部貯めたよ』
『子どもの学費用に貯金している』
『学資保険も毎月貯金もしているけど、児童手当も貯金している』
『貯金している。将来均等に分けて渡す予定』
ママスタコミュニティに寄せられた投稿の半数が貯金派のママでした。計画的に貯めているというママのなかには「将来の学費のために貯金する」「将来子どもたちが大きくなったときに自由に使わせるため貯金する」などの意見がありました。最初から家計にカウントしないことで「ないもの」として生活費を工面するという面では投稿者の意見と同じですね。では、児童手当を貯金しない派のママたちはどんな使い道をしているのでしょうか。
児童手当の使い道 その2:生活費や習い事、旅行などの経験、子どもの消耗品などに使う
『毎月子どもにはきちんと貯金もしているし、学資も積み立てているので、児童手当はないものとして豪遊させていただく足しにするわ。とはいっても夏休みに身近なグアムとかサイパンだけどさ、海の綺麗さは日本とは比べ物にならないし、海水浴がてら毎年行っている。子どもも友達にお土産選ぶの楽しそうだし、お金を回して経済に貢献しているわ』
『塾代にした。夏期講習代。ありがたい』
『生活費として使っている』
みなさん、それぞれの家計に合わせて使い道を決めているようですね。児童手当を貯金せずに使っているママのなかには「子どもの習い事や家族旅行などの経験に使う」「子どもの学校などで必要な支払に充てる」「生活費の一部として使う」などの意見がありました。行政が取り決めた児童手当の目的はこども家庭庁によると下記のように記載されています。
『家庭等の生活の安定に寄与する』
『次代の社会を担う児童の健やかな成長に資する』
コメントに寄せられた子ども手当の使い方も行政の目的に沿った使い方だと感じました。さらにこんなママもいました。
児童手当の使い道 その3:半分使って、半分貯金する
『半分貯金して半分使わせてもらいます。もちろん子どもたちに必要なものを買います』
『次の季節に必要なもの買う! 今月は水着とサンダル、服も少し。余ったら子ども用の貯金にしてる』
年3回振り込まれる児童手当はちょうど季節の変わり時に重なります。何かと物入りな時期にもらえる手当てを使って学用品や子ども服などを揃えるのは賢い手段ですね。その上で貯金にも回そうとしているママたちの健気な(?)工夫が垣間見えます。
児童手当は定期的に必ずもらえるのでありがたいですよね。教育費にするにしても普段の生活費に回すにしても、児童手当が子育て世帯にとって子育ての金銭的負担を緩和する役割になりそうです。今まで「児童手当を意識していなかった」「気付いたらなくなっていた」という場合は、子ども手当ての振込み口座を分けて振り込んでもらうことで有意義に使い道を考えられるかもしれません。ママたちの意見を参考にして使い道を改めて考えてみてはいかがでしょうか。