いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

初めての自然分娩、実母の立会いが心強かった話

001
一人目は無痛分娩、二人目は産院の方針もありましたが、私の希望で自然分娩にしました。

出産時の付き添いは「できれば一人で」と病院に言われていたので、「夫になると思います」と伝えてありました。
そして迎えた出産。夜中に陣痛が始まり、いつもと違うお腹の痛みで目覚めました。
当時、長女は妊娠をわかってか私にベッタリ。起きた時に私がいないと泣きじゃくりそうだったので、夫の運転で、応援に来ていた実母と寝ていた娘を乗せて向かいました。
002
夫に「もう少し下の方をさすってほしい…」と思っても、痛さで何も言えません。控え室から起きてしまった上の子の泣き声も聞こえてきます。実母は夫に上の子の面倒をお願いして、私についてくれることになりました。

003
さすが母、「そこです!」という場所をさすってくれます。そしてすぐさまいきみが始まったので、夫が間に合わず、実母の立会いとなりました。

私は、これまでにない痛みのせいか、両足が分娩台が大きく揺れるくらいにガクガクと震えます。まるで他人の身体のような感覚です。
助産師さんも驚いて、「ちょっと震えがひどくて危ないのでベルトで固定します!」と。

両足がベルトで固定され、「なんという姿…(涙)」とうろたえる私に、「大丈夫大丈夫、初めてのことで身体も驚いてるのよ」と微笑む母に、少し余裕をもらいました。
004
母は「わかるよわかる!ガンバレガンバレ!」と励ましてくれました。
私は痛みに悶えすぎて、身体がのけぞり、顎があがってしまいました。そんな中、「顎ひいてー!!!」と私の叫び以上の母の声。
助産師さんは「お母さんの言う通りです。その顎が上がった体勢は危ないです」

母は私の股の方に移動して「もう、頭見えてるよ! あとちょっとあとちょっと!」とどちらが助産師さんだかわかりません…(苦笑)。

005
私を産んでくれた母が出産に立ち合ってくれるというのは、何とも心強くまた不思議な気持ちでした。自分の産んだ子が出産するシーンを見るというのはどんな気持ちになるのでしょうか。
事前になんとなく思い描いていた、夫に支えてもらい涙するような出産シーンとはなりませんでしたが、やはり経験者の母がそばにいるのは心強かったですし、結果、母娘の良い思い出となった気がします。それにしても夫…事前に病院からもらった「立会いの心得」を熟読して意気込んでいたにも関わらず、長女の寝かしつけ(結局最後まで寝かしつけることはできなかった…)で終わってしまい、活躍の機会がなく、なんともバツが悪そうでした。それもまた思い出ですね(笑)。

脚本・rollingdell イラスト・ちょもす

ちょもすの記事一覧ページ

関連記事

【3回目の出産】陣痛中にお願いしたいこと #4コマ母道場
【第12話】羞恥心が消えるまで 漫画・こねこねこ。 これがリアル!?ママたちの陣痛エピソード 陣痛中のことは覚えていますか? 経験したことのない痛みと、もうすぐわが子に合える喜びで普段か...
仲良しすぎる夫の家族。妻の出産時の細かい状況までLINEで筒抜けに……!?
夫の家族はとても仲が良く、夫や夫のきょうだい達は普段からよく義母と電話をしあっていました。 去年の秋、ほぼ同時期に私と、義弟のお嫁さんであるKちゃんの妊娠が判明。家族でLINEグループを作り、お...
モヤモヤした時は髪を切ろう!出産に備えてヘアスタイルを整えたのに……!?
  文、イラスト・善哉あん...