はじめての場所にギャン泣き。赤ちゃんの場所見知りを治すには?
「人見知り」ほど浸透していないかもしれませんが、「場所見知り」というものが赤ちゃんにはあるようです。慣れていない場所に行くと大泣きしたり、固まってしまったりしてしまうのだそう。なかなか思うようにお出かけできないので、ママも困りますよね。
「赤ちゃんが場所見知りで、悩んでいる」というママからの投稿が、ママスタコミュニティに寄せられました。インフルエンザや風邪をうつされるのが怖くて、生まれてからほぼ外出させたことがなかったのだとか。赤ちゃんが場所見知りするようになったのは、ママのそんな慎重さが原因なのでしょうか?
場所見知りする子になったのは、ママのせいなの?
『もうすぐ5ヶ月の赤ちゃんです。最近になり首が座ってきたので買い物に連れて行ったところ、ギャン泣きでした。今日も赤ちゃんグッズのお店に行きましたが泣かれてしまい、逃げるように帰ってきました。車に戻るとニコニコします。ベビーカーは乗せると泣きます。抱っこひもは使い方に慣れておらず、苦しそうなのでしていません。赤ちゃんの場所見知りは、どうしたら治りますか?』
インフルエンザの流行時期だったこともあり、これまで人混みをさけて過ごしてきたそうです。外が嫌いなわけではないようで、庭のお散歩は平気な様子なのだとか。
ママたちの意見の中には、赤ちゃんを大切にしすぎていたことを責める声もちらほらありました。
『5ヶ月でどこにも出さなかったなんて、やばくない?』
『たしかに慎重になりすぎたかもね。子育てにはある程度の雑さも必要だよ。なんでも怖い、危ないって親が守ってばかりいたら、せっかくいろんなものを吸収していく妨げになっちゃうよ。いろんなことを経験させてあげて!』
とはいえインフルエンザの流行中はママも慎重になってしまうでしょう。流行期にむやみに外出する必要はないので、投稿主さんがとった方法はけっして悪くなかったのでは? ママたちの意見の中には投稿者のママさんの慎重さを理解するコメントもありました。さらには具体的なアドバイスも。
『うちは場所見知りして、固まってしまうタイプだった。少しくらいなら泣いても許してもらえるような、実家や公園からはじめてみたら?』
『とりあえずは抱っこひもやベビーカーに、慣らしていくしかないね。ちょっとおかしいけど、部屋の中でベビーカーに乗せるとか。なんでも少しずつやっていくしかないかな。だいじょうぶだよ』
「治す」のではなく「慣らす」。あせらず行動範囲を広げていこう
赤ちゃんによっては場所見知りをしない子もいるので、その子自身の性格もあるかもしれませんね。多くのママたちがいうように場所見知りは「治す」のではなく、「慣らす」ものと考えたほうがよさそうです。
『無理に治さなくてもいいと思う。きっとまわりの変化に敏感で、雰囲気を読める子なんだよ。抱っこしながら「ここは◯◯という楽しいところだよ」って、話しかけてあげたらいいんじゃないかな』
『子どもが勝手に慣れてくるんだから、「治したい」と意気込まないほうがいいと思うよ。場所見知り自体は、悪いことじゃないよ。「どんなときでもお母さんがそばにいるよ」って、伝えていればだいじょうぶ』
保育士をしているというママからの、温かいアドバイスもありました。
『場所見知りは自分の安心できるテリトリーと、そうでないところの区別ができるようになったということ。成長の証と思いましょう。赤ちゃんの性格もいろいろで敏感でデリケートな子がいれば、おうようで細かいことを気にしない子もいます。
無理しないていどに短時間から少しずつ、スーパーや公園などに慣れていけばよいと思います。まずはベビーカーよりも抱っこかおんぶのほうがいいかもしれませんね。赤ちゃんはママと肌が触れていると、安心できると思います。安心できる場がすぐそばにあると確信できれば、自分からどんどん気持ちを外に向けていくと思います』
「また泣かれちゃうのかな」とドキドキしてしまうママの緊張感も、もしかしたら赤ちゃんに伝わっているのかもしれません。みんながアドバイスしてくれたように、場所見知りはいつかはおさまっていくもの。まずは「だいじょうぶだよ」とママがドンとかまえて、少しずつ多様な環境に慣れさせていってあげてくださいね。。
文・鈴木麻子 編集・しのむ
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