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本格的なカメラを買ったけど使いこなせない!初心者ママが知っておくべき「ミスが起こらない設定」とは


子どもの運動会や発表会のために思い切って一眼レフやミラーレスといった本格的カメラを買ったけれど、結局操作がわからず、宝の持ち腐れ……そんな方はいませんか?

カメラマンの土田凌さんに、一番レフやミラーレスカメラでのオススメ設定やレンズの基本を教えていただきました。運動会や発表会など、イベントならではの撮影のコツもありますよ。

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カメラは用語が難しい!?デフォルトの設定は「絞り優先モード」

――一眼レフやミラーレスを使うとなると、設定が複雑でわからないこともあります。どの機能をデフォルトにしておけばよいなど、オススメの設定はありますか?

土田さん:絞りが変えられる機能である「絞り優先モード」ですね(Canon だと「AV」、nikonだと「A」)。絞りとは、背景がどれだけぼけるか、という認識でいいと思います。絞り優先モードの何が優れているかというと、背景をぼかすことを考えて「F値」を自分で設定すれば、シャッタースピードなど他の設定諸々は全てカメラが自動でやってくれることです。

※F値とは
レンズの明るさを示す指標のこと。F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6……のように表される。値を小さくする(開く)と光が多く入り、背景がぼける。値を大きくする(絞る)と光が減り、被写体も背景もはっきり写る。土田さんによると、F1.4~2.8はぼけやすい、F2.8~4はちょっとぼけやすい、F4~5.6が標準、F5.6~8は全体的にピントが合いやすいと考えるとよいとのこと(レンズにもよる)。

ざっくり言うと、「少人数を撮りたい」というときはF値を下げ、「全体を撮る」ときはF値を上げる、ということだけ覚えておけばいいかなと思います。レンズによっても変わるのですが、集合写真はF8、ぼかしたいならF2.8よりも下だといいと思います。撮り逃しをしたくないなら、通常はF4~5.6に設定しておけば失敗は少ないと思いますよ。

子どもが遠くにいてもキレイに撮りたい!望遠レンズについて

――子どもの運動会やお遊戯会などのとき、子どもが遠すぎて撮るのが難しいのですが、これはレンズを変える方がいいのでしょうか?

土田さん:子どもと自分との距離が10m離れていれば、望遠レンズを使うのがいいと思います。
概ね85mm以上のものが中望遠、200mm以上が望遠と呼ばれています。数字が大きくなるにつれてより遠いところを撮影することができるようになります。

――望遠レンズにも様々な種類がありますよね。

土田さん:子どもの場合、運動会、学芸会、イベントは基本すべて望遠レンズで撮るのがいいと思います。
天気やイベント全体、全体の様子、組体操や看板なども含めて撮りたいなら、35~50mm。集合写真は17~35mmくらい、自分のお子さんだけなら、100mm以上あると便利かなと思います。

運動会や発表会などのイベントで子どもを失敗なく撮るには?

――運動会で走っているわが子を撮るのは、初心者にはかなりの難関です。コツはありますか?

土田さん:子どもが走っている場合は、正面に立つのがおすすめです。コーナーを走る姿を撮るのは難しいですし、他の子どもと被ることもあります。トラックのなるべく正面にいてピントを合わせるようにしてみてください。
あとは子どもを追わないことですね。場所を変えてわが子を撮りたい気持ちがあると思うのですが、追うようにして撮るとブレてしまうので、1箇所に狙いを定めたほうが成功率が高いですよ。プログラムが始まる前から、撮る場所を決めておくと失敗は少ないと思います。

――ピントが合わないことがあるのですが、どうやって合わせるのですか?

土田さん:基本的にシャッターを半押しするとピントが合います。思っているところと別のところにピントが合っているとしたら、それはもしかするとフォーカスロックがかかっているかもしれません。フォーカスロックとは、一度ピントを合わせたら別のところに合わせてもピントがそのままロックされるという機能です。ピントはそのままで構図を変えるときには便利な機能です。解除するときの方法はカメラによって違うので、仕様説明書で確かめてみてください。

すべての機能を習得することは難しいかもしれません。ミスが起こらない設定を覚えておくことで、我が子のシャッターチャンスを逃すことなく撮れるようにしておきたいですね。

取材・編集部 文・しらたまよ  イラスト・兼濱 麻美

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