小5の息子が反抗期突入!?どう対処して乗り越えたらいい?専門家のアドバイスもご紹介
中学生頃に迎えるとされる第二次反抗期。どうしたらいいのか、もうお手上げ状態のママもいるのではないでしょうか。特にママにとって異性である男の子は未知の世界ですよね。甘えん坊で可愛かった息子が、急に反抗的な態度を取るようになると、ママもショックを受けるのではないでしょうか。
ママスタコミュニティにも、小学校5年生の男の子のママから反抗期を迎えた子どもに対して、どのように対応したら良いのか悩んでいるという投稿があり、先輩ママからアドバイスがたくさん寄せられました。
また、反抗期に悩むママ・パパに対して、Eテレ『ウワサの保護者会』の専門家がすすめる対処法も参考になりそうです。
心と体が大人へと近づく成長期でもあるこの時期、ママ・パパはどのように対応したら良いのでしょうか。
反抗期は成長過程と捉えて気にしない
ママスタコミュニティには、反抗期が始まったと思って、そっとしておくという声がありました。
『我が家も今5年生で、たまに口うるさいなーみたいなのが顔や態度に出ているよ。そういう時期なんだと思う』
『ちょうどそんな時期だよ。生活内容が原因じゃないから、ドシッと今までどおり構えていたらいいんじゃないかな?』
『ほっとけばいいのよ~反抗期に入っただけのこと』
『うちも5年生で反抗期真っ只中。上の子も5年生頃に反抗期始まりました。ただ、反抗期はいつまでも続かないので、今を辛抱。逆に反抗期がない方が心配だと思うようにしています』
学校で問題を抱えているわけではなく、また、友達との関係も良好なのであれば、家庭内で反抗的な態度を取っているくらいは、正常な反抗期を迎えていると捉えて気にしないほうが良さそうです。他にも、反抗期を成長過程と捉えて子育てを楽しんでいるママもいました。
『うちは長男中2です。同じく、小5で反抗期が始まりました。次男はその小5ですが、まだです……。あの頃は、一年ちょいくらい、ほんとにキツかった! 何をしても否定される。私は反抗期がありませんでした。無かったというか、家庭環境的に、反抗できなかったが正解。それを思うとね、「クソばばあ!」と言われても、「そのクソからうまれたアンタは大グソよ!」と言い返せたり……。一番は、反抗されてもされても、嬉しかったなぁ。よし! やってきた! 反抗期! って。素晴らしい成長過程です、反抗期。外面とお家のお顔を使い分けられるのも、素晴らしい成長じゃないですか? 今では落ち着いていますよ。あんまり深く考えずに、そのときそのときの子どもを信じて楽しみませんか?』
こんな風にわが子の反抗期を楽しめるママは素敵ですね。
Eテレ「ウワサの保護者会」で登場する専門家の意見
家庭は子どもの逃げ道であること
子どもは、学校で「良い子」であろうと頑張っている分、家では気を遣わない関係性のママ・パパについ悪態をついてしまうようです。また、小学校高学年くらいの男の子は自分の感情や何をどうしてほしいのか、言葉で上手に伝えるのが苦手で、つい手が出てしまいがちです。親は子どもと同じように感情的にならずに、子どもが言葉で表現できるように、受け皿を作ってあげるようにすると良いようです。親は子どもの言動に対して一言注意するだけで、後はぐっと我慢して、子どもにとって家庭は逃げ道であるようにしてあげましょう。ママスタコミュニティにも、子どもは成長期の心と体の悩みや、外でさまざまなストレスを抱えているので、家庭はその逃げ道であるとの意見もありました。
『うちも小5。まさに10歳の壁、反抗期突入。うちの場合はうるさく言うのをやめたよ。今は、理由は無いけど何もかもムカつくんだよ。思春期だから自分の気持ちと身体や、交友関係についていけないストレスもあるんだろうね』
『うちは中3の息子だけど、子どもに寄り添うことって大事だよね。息子の好きそうなゲームやテレビ番組、社会情勢の話には興味を示すし、面白いことを言って笑わせたり白い目で見られたり、学校での愚痴とかを聞いたり。叱ったときは反抗的な態度を取るけど、「あとは自分で考えなさい」と言って追い詰めない。外では頑張ってくれているので、家では多くを望まないようにしている。逃げ道は作らないとね』
自己決定権を子どもに与えること
近年、反抗期がない子どもが増えていると言われています。しかし、これは反抗期がないのではなく、親に反抗期が見えていないだけの場合があります。親が支配する過干渉であったり、甘やかされすぎていたり、親子の関係性が薄いことが要因としてあるようです。反抗期が見えていない場合は、自立心を阻んでいる危険性があり、親の主張を押し続けると、自立が進まなくなってしまう可能性さえあるのです。
反抗期とは自立心が育つ成長過程であり、親の主張と子どもの主張が合わないことでぶつかり合い、次第に自立していく重要な時期です。反抗的であっても、親は過干渉になりすぎず、一歩引くこと、ほったらかしにするのではなく、自己決定権を子どもに持たせてあげることが大切のようです。例えば、「宿題を何時から始める」や、「いつまでに片付ける」など、時間を自分で決めるようにヒントを与えるだけにしておくようにしましょう。ママスタコミュニティにも、今までママが決めていたことを子どもにさせて、口うるさくしないようにしているという声がありました。
『うちの息子も5年生ぐらいから反抗的になってきたよ。それまでは寝る時間もおやつの量もキッチリ私が決めて言う通りにさせていたけど、徐々に緩くしていったよ。あとは口うるさくするのをやめた。今は中1でますます反抗的だけど、やることやっているから口うるさく言わないでいる』
他にも、親は陰から見守り、子どもの意思を尊重しているという意見もありました。
『私が心がけているのは、ある程度は子どもの意思に任せて目をつぶること。でも、陰から見守ること。子どもから話しかけてきたら、しっかり話を聞いてあげることです』
反抗期とは自立のために必要なプロセスと捉えて、過干渉になりすぎず、子どもの自己決定権を大切にしてあげたいですね。
子どもの力を信じて見守ること
親は子どもに、できないことや無駄なこと、こうすれば良いのに、などを親心から指示してしまいがちですね。しかし、子ども自身の力を信じて、ママ・パパはぐっと言いたいことを我慢してみましょう。愛情を持って親子で信頼し合えば、いずれは反抗期を乗り越えられると信じて頑張りましょう。
文・ゆかりんご 編集・横内みか
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