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0歳からできる!遊びの中での「運動能力アップ法」とは?


「子どもの運動能力がよくなったらいいな」とは思うものの、どうやったら伸びるの? そんな疑問をお持ちのママもいることでしょう。実は、0歳からできる基礎動作をしっかりと身につけることで、成長とともに子どもの運動能力はぐんぐん伸びるといいます。健康教育コンサルタントの内藤隆さんにお伺いしました。

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0カ月の赤ちゃんのうちからできる基礎動作

――子どもの運動能力はいつくらいから伸び始めますか?

基本は0カ月の赤ちゃんの頃からです。赤ちゃんにとっての運動とは、手足を動かしたり、うつ伏せになったり、少し大きくなったらハイハイをする。それくらいでも十分な運動になります。ハイハイをするのもサッカーをやるのも、運動という意味では同じです。ただ、サッカーはルールを理解してチームワークで動くことが求められるため、3歳くらいにならないと難しいと思います。

子どもの運動能力を伸ばす日常の遊び

――「将来、子どもをサッカー選手にしたい」というお父さんやお母さんもいるかと思います。そんな場合はどうしたらいいですか?

お父さんやお母さんは、ついつい熱が入って「1歳になって歩けるようになったら、ボールを蹴る練習をさせよう」という方もいます。乳児の頃は、特定の運動をさせるよりもまずはハイハイなど毎日の遊びの中で運動能力を高めていくことが大切です。

基礎動作を身につけたうえで運動能力が上がる

――ほかにはどんなことをしたらいいですか?

ハイハイのほかには、うつ伏せ、あおむけ、座ったり、立ったりという基礎動作がしっかりできることが大切です。運動は、土台としてこの基礎動作がしっかりできることが大切です。そのうえで、走る、投げる、跳ぶ、蹴るといった運動に関する動作があります。

この基礎動作を幼児期にしっかり身につけることで、成長とともにサッカー、バスケット、野球など、いろんなスポーツが得意になります。

スポーツでケガをしやすい子は基礎動作ができていない

逆に、小学生や中学生になってよくケガをする子は、基礎動作がしっかりできていないということがあります。スポーツをやるたびに「転んで腕をついたら骨折した」「足をくじいた」と、ケガが多くなります。ケガをしない体づくりのためにも、乳児のうちにハイハイやうつ伏せ、あおむけ、立つ、歩く、などをしっかりとやっておくといいです。

運動能力が飛躍的にアップするのは6歳まで。それ以降は?

――基礎動作は何歳くらいまでに身につくものですか?

目安となるのが6歳です。6歳までのチャンスを逃すと運動神経を飛躍的に伸ばすことは厳しくはなるものの、5歳から12歳まではプレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジと呼ばれる年代でもあります。12歳くらいまでであれば、まだまだ運動能力は伸びる可能性があります。

特定のスポーツをやらせて能力を伸ばそうとするよりも、まずは遊びを通して運動を楽しむこと。体を動かすこと、スポーツすることが楽しいと思える環境を作ってあげられると、子どもは自発的に運動するようになり、同時に運動能力も高まってくるのです。

 

取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ イラスト・天城ヨリ子

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