子どもが犬を飼いたいと言いだした! 動物の命に対する責任を子どもに理解させるためには
ママスタコミュニティに、「子どもが犬を飼いたいと言いだした」というママからのトピックが立てられていました。ママは全く飼う気がないのに何度もねだられ、困っているのだそうです。
『息子が犬を飼いたいとしつこい。どうせ世話しなくなるだろうし、毎日の散歩もあるし、お金だってかかるからって言って阻止してるんだけど』
もし毎日犬のお世話をすれば子どもには責任感が育つかもしれません。また、生きものと接することは、命の尊さを学べる良い経験になるかもしれませんね。しかしトピックを立てたママは乗り気でないそう。わが子の普段の言動を考えると、そのうち飽きてしまって、結局自分がお世話することになるだろうと嘆いていました。
あなたなら、もし子どもが「犬を飼いたい」と言いだしたらどうしますか?
子どもが犬を飼いたいと言いだした! ママはどうする?
寄せられたコメントによると、たとえ子どもの願いでも「簡単には飼えない」と考える人が多いよう。阻止したいというママの気持ちには共感の声が集まっていました。
『いやー、生きものの世話、しかも犬なら親の責任も大きいから、迷うというか阻止したいのもわかるよ』
『子どもは結局口だけで、最終的に面倒見るのはお母さん……。しかもペットはかなり経済的な負担も大きい。きちんと一生面倒見てあげられるのかと思うと、簡単には飼えないよね』
『ただ迎え入れたらいいってわけじゃないじゃない。迎え入れたその瞬間からお世話としつけの始まりでしょ。犬はしつけ方を間違えると大変なことになる。犬のしつけがきちんとできないなら飼うべきじゃない。そんな安易に飼うものじゃないでしょ生きものは』
たとえ子どもが飼いはじめても、飽きてお世話しなくなればママの負担になってしまいます。はたして最後まで面倒をみる覚悟があるのか、子どもに条件を出して試してみては? というコメントもありました。
『毎朝、毎夕、子どもに散歩させてみるのはどう? 犬抜きでの散歩練習。そして毎日のトイレ掃除と、部屋の掃除。コロコロ使っての掃除も。犬を飼うってどれだけ大変か知ってもらうといいよ』
『これから1年間、毎日欠かさず町内を散歩できたら考えてもいいとでもいってみたらー? まあ確実にそのうち飽きて親が面倒みるのが目に見えてるよね。私でも阻止するわ』
予想外のお金もかかります! 実際に飼っているママたちの経験談
トピックを立てたママは子どもに、犬を飼うにも医療費や保険料などのまとまったお金が必要になると説明したとのこと。しかしこんな風に食い下がられてしまったそうです。
『毎日散歩させるから修学旅行や家族旅行も行かなくていい、お金がかかるなら習いごとや塾は辞める、ケータイも解約する。今まで使わないで貯めていたお年玉やお小遣いを全部使う。それでもダメ?』
実際に犬を飼っているママたちは、このやりとりに反応。かかるお金はそんなものでは済まないと教えてくれました。子どもが考えるような金額ではとても足りないと、具体的な数字を示してアドバイスしてくれたのです。
『一回や二回の通院で全額飛ぶって言ってみたら? 手術一回で何十万円とか、そういうのを教える』
『その貯めてた貯金はいくらかは知らないけどすぐ吹っ飛ぶと思うよ。この時期、ワクチンや狂犬病予防の注射だけで5万は消える』
『うちなんてもう本当に大変だよ。夜中に倒れて失禁して、夜間にやってる動物病院行って夜間料金かかって、そのまま入院で5万飛んだ』
『犬の種類によってはかかりやすい病気があって保険もきかない。医療費がとんでもないことになります』
『うちは先週、狂犬病・フィラリア・マダニ・その他の虫、10種のワクチン打って5万円弱かかったよ。予防薬も8ヶ月分で24,000円くらい払った』
『犬一匹の一生にかかるお金は、エサや病院代で300万円くらいらしいよ。さすがに値段を知らせたらあきらめるんじゃ……』
犬を家族の一員として迎え入れるために、必要な覚悟とは?
犬を迎え入れるにあたって必要になるのは、お金だけではないようです。たとえ子どもが日常のお世話をするとしても、最初のしつけや病気になったときなど、どうしても大人が面倒をみてあげなければならない場面もあるそう。家族全員が協力して、犬を愛する家族の一員として迎えるという心構えが必要になるとのことでした。
『同じようなきっかけで、三ヶ月ぐらい前に子犬を迎えました。低学年の娘が主に世話全般をしています。とはいえ、食事の管理や糞尿の処理は子どもだけでは無理。親も一緒になって面倒をみてあげないといけないから、結局ママも大変になるよ』
『うちの子も言う。でも「病気になったり寝たきりになってもお世話できる?」って聞いたら言わなくなったよ。命だし慎重になるよね。いつ病気になるかなんてわからないし』
『もっと犬のこと調べた方がいいよ。そんな気やすく飼うようなペットじゃないから。散歩一つとってもリーダーウォークきちんとさせなきゃいけないよ。犬は飼いはじめた瞬間から全く想像と違って思うように遊べない。しつけや睡眠時間の関係もあって大変だよ。息子に犬のしつけをする根気があるかよくよく話してみたら?』
犬のかわいらしさに惹かれて、おもちゃをねだるように気軽に「飼いたい」と言いだす子どももいることでしょう。しかし、犬はひとつの「命」であること、飼った以上は責任があることを、親が充分に理解させる必要があるようです。
実際に犬を飼っているママたちからの具体的なコメントは、そんな子どもを説得するときの参考になりそう。もし同じように困っているママがいたらこのトピックを活用して、じっくりと親子で話し合ってみてくださいね!
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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