「お出迎えちょこくん」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第9話>
ちょこくんには、夫と一緒に暮らし始めた頃から毎日続いていることがあります。
それは、玄関で夫の帰りを”出迎える”こと。
玄関の鍵が開く音が聞こえると、耳をピクピクっと動かし、寝ていてもすぐに飛び起きて、玄関まで走って向かいます。それはもう14年も続いていて、ちょこくんの日課となっているようです。
私の娘・うっちゃんはこの春幼稚園に入園し、元気に「ただいまー!」と帰ります。
すると、ちょこくんはまるで夫にするように、うっちゃんを出迎えようと小走りで玄関まで迎えに来てくれるのです。「待ってました!」と言わんばかりのちょこくんの熱烈な出迎えに、うっちゃんも「ちょこくん、ただいま~」が日課になりました。
しかし、わたしが帰ってきても……
わたしにはちょこくんのお出迎えがないのです……。
寂しいので、帰宅後そっとちょこくんの近くにいくと、「はいはい」と言わんばかりに尻尾を振ってくれるちょこくんなのでした(笑)。
脚本・横内みか イラスト・んぎまむ
関連記事
※「娘、ちょこくんに靴下を履かせたい!」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第8話>
ちょこくん12歳、相変わらず穏やかに、私の娘うっちゃんの成長を見守る、やさしい猫さんです。
うっちゃんは2歳近くになり、「自分で靴下を履きたい」と、自立への成長がみられるようになりました。お...
※「なんで私にはちょこくんみたいな尻尾はないの?」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第7話>
猫のちょこくんが11歳の頃。娘のうっちゃんは1歳4ヵ月頃になり、少しずつ単語が増えて、二語文を話しだしました。「これ、ちょーだい」や「お外いく」など、ママに気持ちを伝えられるようになっていきました...
※「ちょこくんと娘の距離」 #うちの猫ちょこくんシリーズ<第6話>
娘のうっちゃん生後7か月、ずりばい→ハイハイで活発になってきた頃のお話。
活発な娘で、常に動く動く! じっとお座りしているということがなく、動き出したら、さぁ大変。ちょこくんという未知の生物めが...