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神田うの:第7回 今は、子育て以上に優先すべき仕事はないと思っています

神田うのさんにはワーキングマザーという一面もあります。インタビュー7回目は子育てと仕事のバランスの取り方、ママが働く姿を見て娘さんはどう感じているかなど、働くママとしての神田うのさんについて、お話を伺いします。
神田うの

子育てと仕事のバランスについてどう考えていますか?

子育てが一番の仕事です。これを言い切っちゃうと反感を買うかもしれませんが……。子育て以上に優先すべき仕事はないと思っています。そして子どもをないがしろにしてまでやる仕事はないけど、お仕事にも責任はあります。

お受けしたお仕事は、どんなことがあっても全うしないといけません。「子どもが熱を出したので、今日の取材はできません」というのは絶対NGですよね。でも、お受けする前のお仕事であれば子どものことを優先して、受けるか受けないかを判断することはできると思っています。

だからこそ、仕事と育児のバランスを取りつつ手探りでやっていくしかないのかなと思います。子どもも、きっとそんな働くママの背中を見て育つと思うんです。

娘さんは、ママのお仕事についてどう感じていますか?

ファッションショーを見にくるのは大好きだし、ショーを見て大喜びしています。

作業現場にきて、「ママがこれを作ってるの?」と聞きながら、レースやフリンジなど、デザインに使う素材をじっと見たりしてるのを見て、「あ、私と同じだ」と思ったことがありますね。
娘は絵を書くことも大好きなので、彼女が好きなことを仕事にしている私を尊敬してくれているとは思います。
でも、その反面仕事に行くことを寂しく思っているところもあります。育児も仕事も全てバランスよくこなさなくてはいけない。なかなか、難しいですけどね。

お仕事にいくときには、娘さんにどのように伝えて出かけるのですか?

仕事に復帰したとき、うちの母から「仕事に行くときに『ごめんね』と言って出かけるのはダメよ」と言われたんです。「行ってくるね。お留守番してくれて、ありがとうね」と言ってバシッと行きなさいと。

後ろ髪引かれて出かけると、子どもも「ママ、ママ」となってしますから。私も気持ちを切り替えて仕事に行き、現場で搾乳をしていた時期もあります。

お仕事で娘さんと一番長く離れたのはどのくらいの期間ですか?

仕事を復帰してからも、ずっと泊まりの仕事は入れていなかったんです。去年、娘が年長さんになったことをきっかけに、初めて1泊で行く仕事を入れました。

その仕事の前後はとにかく一緒に過ごして、出かけるときには「ありがとうね」と伝えました。ロケに行ってる最中も、できるだけ写真をたくさん送って。実際に放送された番組を一緒に見たら「ママ、このお仕事だったんだね」と理解してくれました。でも、すごく寂しかったと言っていたので、やっぱり可哀想だったなと……。

ママ友の中には10日間海外出張に行く人もいるんです。でも、うちの娘は多分1泊が限界かなと思ってます。その子の性格によってもバランスの取り方が変わってくると思うので、娘はまだ長く離れるというのは難しいかなと思ってます。

うのさんのまわりには、バリバリお仕事をされているママさんがたくさんいらっしゃると思います。そんなママたちを見ていて、お仕事と育児の両立について感じることはありますか?

やはり、日本は働くママにとっての環境が整っていないと感じることは多いです。まず、「保育園に入れません」という状況が起こること自体がNGですよね。

今は、企業が子育てのしやすい環境を作ろうと自社で保育サービスを作るという話も聞きますが、それは会社が負担することになりますよね。それができる会社ばかりではないと思うので、やはり国が、より子育てしやすい環境を整えることを考えて変えていってもらいたいと思います。
神田うの

まわりのワーキングマザーたちと、働きながら子育てをする環境で「もっとこうなってほしい」と話すことはありますか?

日本に住んでいる外国人は、お仕事やその他の条件にもよりますが、外国人のシッターさんを直接雇って日本に呼ぶ選択肢があります。でも日本人は、会社に所属しているシッターさんを雇うことはできるんですが、直接個人で雇ったり、ビザを出して外国から呼び寄せることは難しい。

ママ友の中には外国人の方もいて、そういう方たちの話を聞くと、「私たち日本人にはその選択肢がないのはなぜなんだろうね」と話題になることはあります。

日本でも、ベビーシッター制度が整うといいと思いますか?

そうですね。海外は、ホテルでも預かってくれる施設が充実していて、アクティビティが楽しめたりするんですよね。ベビーシッターサービスがあったりとかね。日本はそういう部分が遅れていると思います。

あと、やはり日本人のシッターさんを雇うと高いんです。仕事をするためにシッターさんをお願いしても、稼いだお金よりシッターさんへの支払いの方が上回るという話もよく聞きます。このような問題は、働くママたちにとって死活問題だと思うので、制度として整っていくといいなと思います。


お仕事と育児の両立。そのバランスに悩むママも多いはず。仕事と育児のバランスを取りつつ手探りでやっていく、というお話は、働くママたちにも通じるものがあったのではないでしょうか。最終回はうのさんとママ友の関係についてお聞きします。お楽しみに。

取材、文・上原かほり 撮影:chiai

■神田うのオフィシャルブログ
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