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神田うの:第1回 結婚に対して良いイメージは全くなかったです

モデル、タレントのみならずファッションデザイナーや実業家として様々な分野で活躍している神田うのさん。私生活では、6歳の娘さんのママとして、子育てにも奮闘中の日々を過ごしているそうです。
今回、ママスタではそんな神田うのさんへのインタビューが実現。旦那さんや娘さんのお話はもちろん、結婚生活に対しての思いなど、これまであまり語られることのなかったお話をたっぷり伺っていきます。

ご主人との出会いについて教えてください。

神田うの
元々はお友達として出会いました。私が23歳、彼が28歳の頃からの知り合いなので、出会ってからはもう20年近く経っています。
最初は、本当にただのお友達だったんですけど、ずっと私のことを気にしてくれている人という存在でした。どんな時でも、呼べばいつでも来てくれたんです(笑)。

友人関係から結婚に至ったのはなぜですか?

私、実は結婚願望というものが全くなかったんです。20代の頃は仕事も順調でデザインの仕事がとにかく楽しかったので、「今、結婚なんかしたら全て失って不幸になる」という気持ちになっていたくらい。だから、「結婚するとしても30歳になるまではしない」と、まわりの人たちにも言っていたんです。とはいえ根が寂しがり屋なので、常に誰かがそばにいてくれないと落ち着かないという気持ちもありました。

そういう状況の中で、気が付くとそばにいるのが彼でした。ある時お友達が「灯台下暗しで、彼がいいんじゃないの?」と言ったのをきっかけに、みんなでごはんを食べることになったんです。久しぶりに会ったら、みんなが「いいじゃん! いいじゃん!」。私も「いいかも」って思ったんです。

そのときから、友人関係から一歩先に進むことになりました。

その出来事をきっかけに、男性として意識されたのですか?

その前からお互いに男女としては意識していたと思います。意識はしてるんだけど、いろんな事情があってお付き合いには至っていなかったというか。
多分、彼とは出会った頃からどこかで好き同士だったと思うんです。
彼は私のことを「ほっとけない」とずっと言っていて、本当にどんな時でも連絡すると来てくれていたんです。当時は若かったから、そういう恋愛感情に気付けなくて、いつでも駆けつけてくれるお世話係的な存在だと思っていたから、まさか彼と結婚するなんて想像もしてなかったです。

友人関係から一歩進んだ後の展開は早かったですか?

そうですね。お付き合いするまでは早かったです。
ただ、最初は悩みました。好きだから一緒にいたいという気持ちもあるんだけど、彼だけに決める気持ちは当時まだなかったんですよ。だって、結婚するわけじゃないって思っていたから。
当時の私は「独身であれば好きな人がたくさんいていい」という考えを持っていたんです。
神田うの

その中で、お付き合いを決断する決め手となったのは?

彼から、「僕だけを見てほしい」と言われたことです。私、人生でそんな風に言われたのが初めてで、ときめいちゃったんです(笑)。一人に決めるつもりはないと伝えたんだけど、彼は、「僕だけの彼女になってほしい」と言って折れませんでした。

「他に好きな人がいてもいいから」とかではなく、「僕だけを見て!」と言い切ったところに男らしさを感じました。彼のプライドの高さもあるんだろうけど、それもいいなと思えた。とにかく彼がすごく素敵に見えたんです。
それで、ちゃんとお付き合いしたいなと思ったので「はい」と答えました。

結婚願望がなかったのは、結婚に対してポジティブなイメージを持っていなかったからですか?

そうですね。結婚に対して良いイメージは全くなかったです。
私の父と母はとても仲良しで幸せな夫婦なんです。それを見て育った私が感じていたのは、「私は母にはなれない」ということ。母と私は全くタイプが違うので、私は結婚に向いてないと思っていました。

家に入ることより仕事をしている方が自分には向いていたし、結婚をしたら今の自由がなくなるんじゃないか、自由に仕事ができなくなるんじゃないか……。とにかく「自由」を失うという恐怖心が強かったです。

結婚願望がなかったうのさんを変えた旦那さんは、どんな方ですか?

世間の方は彼に対して、優しくて私の尻に敷かれてそうというイメージを持ってらっしゃると思うんですが、実は違うんです(笑)。私、彼と出会うまでは自分のことを誰にも負けない“S”だと思っていたんですけど、その上がいました。

普通はさっと引くところを、彼は引かない。私と喧嘩をして言い合えるって相当なんですよね。そういうところが、男性としても夫としても、父親としても尊敬できる部分ですね。

あと彼は硬派なのか、ずるいところがないんですよ。男性って、隙あらばそこを狙っていく……という部分があるじゃないですか。彼にはそれがないんですよね。

そして、「あなたには僕がいないとダメだよね」という気持ちを持っていて、その気持ちを嬉しいとも思ってくれる人です。


出会いからお付き合い、結婚までにこんな経緯があったのですね。結婚願望がなかったうのさんに結婚を決意させたご主人のお話は、次回もじっくり伺います。お楽しみに。

取材、文・上原かほり 撮影:chiai

■神田うのオフィシャルブログ
https://ameblo.jp/unokanda/

■神田うのオフィシャルインスタグラム
https://www.instagram.com/unokandaofficial/

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