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安めぐみ:第6回 ママになって広がった世界。おてんばな娘と日々格闘しています

2015年3月に第一子となる女の子、詩歌(うた)ちゃんを出産した安めぐみさん。名前を夫である東貴博さんが師と仰ぐ萩本欽一さんがつけてくれたことでも、話題となりました。
3歳になりたての詩歌ちゃんは、まさに今イヤイヤ期真っ最中だそう。日々娘さんと対峙する、安さんの奮闘ぶりをうかがいます。

ママになって変化したことは、何かありますか?

安めぐみ

どの親御さんも同じだと思うんですけど、”子どもが第一”。優先順位はすべて子どもからになりました。そこが一番変わったことだと思います。
何か起きたときに余裕がないと「わっ!?」ってあせっちゃうんですけど、冷静に考えればその時期だけの大変さですよね。それは常に頭の片隅に置くようには意識しています。「この大変さが、いつか幸せに感じられるようになるはず」って。ま、実際にバタバタしていると考えている余裕もないですけど(笑)、ふとした時にそれを思い出せる自分でありたいなと。たまに娘を預けられず、お仕事の現場に連れていかなきゃいけない時もあるのですが、バタバタしてしまってもそれは自分の都合なので。いっぱいいっぱいになりそうなときは、常に発想を転換する努力はしています。

「いっぱいいっぱい」になると、どうなるんですか?

目がくるくる回り出します(笑)。主人はせっかちさんで私はマイペースなので、お付き合いをしているときはたまに疲れちゃうこともあったんですけど、主人にはこっちに合わせてもらう、と。そういうところも変わりましたね。娘ができてからは主人も娘中心の生活スタイルになったし、そこは幸せだなぁって思います。娘を見ているだけでもおもしろいし、一緒にいて学ぶことも多いし。今まで知らなかった世界がどんどん広がっていっているので、人として成長させてもらっていますね。ぐっとこらえて待つシーンも増えましたし、忍耐強さを学ばせてもらっています。

子どもができると、世界が広がりますよね。

本当にそう思います。結婚前はやっぱり同じ業界の人と遊ぶことが多くて。なかなか違う職種の方との接点がなかったんですけど、子ども同士が仲よしだと自然とお話するようになりますよね。娘のスクールで声をかけていただいて、最近一緒に遊びに出かけたりするようになりました。そういう自分は今までいなかったので、娘が広げてくれた世界かなって思います。いろんな立場の方とお話する楽しさを、今実感しているところですね。

子育ての中で、何か意識していることはありますか?

ごく普通のことですけど、公共の場でのマナーとか。つい騒いでしまうので、そこはすごく気をつけています。追いかけ回してばかりですが(笑)。

すごく元気な娘さんなんですね。

活発ですね。おてんばだと思います。悪いことをする直前に絶対にニヤッと笑うので、それが出ると「あ!」と身構えて。まだ小さいので私自身は「こうなってほしい」という希望はないんですけど、この先どうなるかわからないので親の価値観を押しつけないようにはしています。まずは娘の目線に立って、一緒に考える。何かできないとすぐ手を差し伸べてしまいがちだけど、考える時間を与える。のびのびと自分らしく育ってくれればと思っています。

自分に余裕がないと、つい手を出してしまいがちなんですよね。

私もこんなことを言っていますけど、急いでいたりすると、つい私がやってしまったり、手を出しちゃうときはいろいろあります(笑)。でも「あ、今は余裕がなかったな」と思ったら、次は時間がかかってもやらせるように。「早く、早く!」と思うのも、結局は自分が余裕を持って進めていればよい話なので。
安めぐみ

娘さんは3歳になったそうですが、イヤイヤ期はありましたか?

今、真っ最中です(笑)。出かけるのに自分でクツをはきたいのに、うっかり私や主人がはかせちゃうから「ギャーッ!」ってなるんですよ。で、脱いじゃうんですけど、はくのが難しいクツもあるのでうまくはけなくて。「ママ、やって」って言うから「じゃ、やるよ? いいのね?」ってはかせたら、「右だけーっ!」って。本人は右足だけをはかせてほしかったみたいで、両足をやっちゃったからまたクツをポーンと飛ばしちゃって。で、主人がまた何も聞かずにはかせようとしたので「ちょっと待って! 詩歌ちゃん、どうするの?」って聞いたら「まず自分でやる!」。

典型的な「イヤイヤ」ですね(笑)!

今はなかなか大変なんですけど、人前に連れていくと意外とイイコだったりするんですよ。「全然”イヤイヤ”じゃないよ?」って言われたり。子どもも意外と使い分けていますよね。”イヤイヤ”も今みたいなことはいろいろありますけど、「この”イヤイヤ”も今だけだ!!」と思って、しっかり味わっている毎日です(笑)。


聞いているだけでストレス度が上がってしまいそうなエピソードですが(笑)、どっしり受け止めてあげているところに安さんの強さを感じます。「外ではイイコ、家ではワガママ」は、子どもが家族に信頼を置いている証拠ですよね。
さて次回もそんな子育てのお話が続きます。どうぞお楽しみに!

取材、文・鈴木麻子 撮影・山口真由子

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