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安めぐみ:第3回 サプライズ好きな主人との毎日は、ジェットコースターのよう

癒やされるようなやさしい笑顔で男性だけでなく女性からも大きな支持を得る、安めぐみさん。一方の旦那さま・東貴博さんは”お坊っちゃまキャラ”で知られるものの、じつは意外にも亭主関白だそう。

第3回目となる今回は驚きが連続の亭主関白エピソードから、待望の妊娠へと話が広がっていきます。

東さんは「俺について来い!」というタイプの方なんですね。

どちらかというと亭主関白ですね。でもそれについていけているので、相性は良いのだと思います。

でも、最初はびっくりしました(笑)。何でも自分だけで決めてしまうので、お店に行ってもメニューを見せてもらえないまま全部頼み終わっちゃうんです。「あの、サラダは……?」って言うと「あ、サラダ? わかった」みたいな。一時期それに悩んだんですけど、友達に相談したら「何も決めてくれない人よりも男らしいんじゃない?」と言われて、そう思えばいいのか!と。今は子どももいるのでだいぶ変わりましたけどね。

披露宴も主人のやりたい事が盛り沢山でした!! 結婚式って、よく”女性はがんばるけど男の人は何もしないからケンカになる”っていいますよね? うちは逆に主人のほうがやりたいことがたくさんありました。引き出物は下町らしく江戸切子でしたし、ウエディングケーキは金箔ケーキでしたし、お料理も”お金持ちメニュー”みたいな(笑)。私はそれについていく感じでしたね。
安めぐみ

徹底していますね! そこに安さんが口を挟むことはないんですか?

本当に「ここだけは」というところはもちろん言ってます。でも、たぶん私にこだわりがそれほどないんですよ。だからぶつからずにすんでいるんだと思います。

今住んでいる家もそうですね。子どもができて「家を建てよう」ということになったんですけど、いざできあがってみたら私が知らなかった部分がいっぱいあって(笑)。主人は私を喜ばせようとしてくれていて、たとえばキッチンは調理しやすいよう私の身長に合わせた高さにしてくれたり、広い収納があったり。そういう嬉しい部分もたくさんあるんですけど、家が完成してはじめて玄関のドアを開けたときはびっくりでした。真正面の壁が金色に光り輝いていたんです! 金のタイル貼り(笑)。一緒にいるとジェットコースターに乗っているようで楽しい毎日です(笑)。

金のタイル貼り! 驚かない人はいませんね!

あ、そういう人なんです(笑)。サプライズ好きだし、つねに新しい何かがある人なんですよ。おうちの壁が金ピカだったときには、そんな主人にもうかなり慣れていたので「次はこう来たか!」という感じでした。

それについていっている安さんは、やっぱり”理想のお嫁さん”だったのでは?

いえ、子どもができるとやっぱり強くなりますよね。しれ~っとした顔で、言うことは言うようになりました(笑)。やっぱり子どもを育てていると主人のサプライズに「わぁ~!」と言っているだけでは、困ることもあるので。「それ、先に言ってよ」って言うことも出てきました。

ママパパになると、やっぱり変化はありますよね。妊娠がわかったときは、どんな感じだったんですか?

判明したときは主人が一緒にいなかったのでLINEをしたら、喜びのスタンプみたいなのが次々に送られてきました。「ばんざ~い!」みたいな。入籍してからちょっと時間が空いていたこともありますし、すぐにはできなくて苦労したところもちょっとあったので、念願の妊娠でした。

どんなマタニティライフを送られたんですか?

最初はうれしさいっぱいだったんですけど、つわりがひどかったんです。3ヶ月目くらいから吐きづわりがやってきて……。本当にひどい状態でした。毎日食べられるものがどんどん減っていくんです。飲み物もまず炭酸がダメになり、ルイボスティーとかのお茶もダメになり、最後はお水だけになってしまい。そのときは「この先どうなっちゃうんだろう?」って思いましたね。産婦人科で点滴をしてもらっていました。スーパーに行くときは、マスクを5枚重ねにして行くんですよ。それでもやっぱり食品の匂いで気分が悪くなっちゃって。

とはいえ妊娠に気づく前に入っていたお仕事もあったので、特につわり時期は大変でしたが、マネージャーさんたちにサポートしてもらいながら、頑張りました。当時は、生放送のレギュラー番組があり、毎週名古屋まで新幹線での移動もありましたが、気合いで乗り切っていました。
安めぐみ

気合いを入れても、つわりのつらさは待ったなしですよね?

がんばりました(笑)。生放送の番組とかは不思議とスイッチが入るみたいで、オンエア中はまったく大丈夫なんです。終わったとたんにトイレに駆け込む、みたいなことの繰り返しでした。体重はみるみる落ちましたね。3ヶ月間で5キロ以上やせたので、まわりには妊娠だと気づかれなかったです(苦笑)。


念願かなっての妊娠だったにもかかわらず、ひどいつわりに悩まされたという安さん。「私もそうだった!」と似たような経験を持つママも多いのではないでしょうか?

次回はそんな妊娠中の思い出と、出産についての話をお聞きします。どうぞお楽しみに!

取材、文・鈴木麻子 撮影・山口真由子

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