妊娠を機に「引っ越し」を決断!出産前に済ませてよかった「3つの理由」
子どもが産まれるのをきっかけに、引っ越しをされる方もいるのではないでしょうか? 筆者はかなり手狭なマンションに住んでいたため、妊娠が判明してすぐに引っ越しを考え始めました。が、引っ越しをする際に悩んだことは「引っ越しのタイミング」です。
妊娠中は体調が安定しないので、出産後にしたほうがいいのか? それとも赤ちゃんがいない身軽なうちに引っ越しておいたほうがいいのか? なかなか決めきれず、「いい物件が見つかったら引っ越そう!」と引っ越しは運任せにして、物件探しを続けた筆者。結局、出産前に理想の物件が見つかったという理由で、妊娠中に引っ越しを終えることができました。
出産前に引っ越しておいてよかった「3つの理由」
その後、第一子を出産し、新居で赤ちゃんとの生活がスタートしました。初めての子育てをしながら思ったことは「出産前に引っ越しを済ませておいて本当によかった〜!」ということ。その理由は……。
1、保育や行政の制度など、事前に下調べができた
覚悟はしていましたが、赤ちゃんが産まれてからは想像以上に時間がありません。不動産屋や内見に行くどころか、ちょっと調べ物をする時間すら作れません……。またワーキングマザーの場合、出産後の子どもの保育園などの預け先を探す必要があります。そのほかにも、赤ちゃんの検診、医療制度など、引っ越しにあたり、その自治体の保育園のことや行政の制度などの情報が必要です。事前の下調べを時間がある出産前のうちにできてよかったと思いました。
2、整理整頓ができたおかげで、家事がラク
産休に入るとかなり時間ができたので、新居の整理整頓をひたすらしていました。収納術のブログなどを読みあさり、出産後に効率的に家事ができるよう工夫を重ねる日々でした。当時はほとんどただの暇潰しでしたが、赤ちゃんが産まれてからは大助かり! モノの場所を決めて把握しておいたので、主人に対して「この場所に○○が入っているから」などと、家事をお願いしやすかったです。また引っ越しの際に部屋の大掃除ができているため、産後すぐの1番大変な時期は、ササッと掃除をするだけで常に家をキレイな状態にキープできています。
3、家具の搬入や配置換えがスムーズにできる
夫と2人暮らしのころは、家具はコンパクトな2人用のものを使っていました。今回の引っ越しでは子どもが増えることを考え、家の家具を見直し、思い切って家具のほとんどを買い替えようと決断! 引っ越しと同時だと、すでに引っ越し時に不要な家具を処分していたおかげで、家具の搬入や配置換えがスムーズでした。結果、万全の準備をして赤ちゃんを迎えることができました。
妊娠中の引っ越しは、体調と相談すること
以上のような理由から、筆者は出産前に引っ越ししておいて本当に良かったと思っています。ただ、時期が悪かったらトラブルがあったかもしれません。というのも、筆者が引っ越しをしたのは妊娠8ヶ月目に入る頃。妊娠3ヶ月の頃に物件探しを始めたので、引っ越し完了までに半年ほどかかってしまいました。
個人差はあるとは思いますが、筆者の場合、妊娠8ヶ月頃はお腹はそこそこ大きくなっていたものの、体調はとても安定していました。おかげで引っ越しの荷づくり・荷ほどき程度ならまったく問題なくできたのです。しかし8ヶ月以降にお腹はどんどん大きくなり、日常の動作さえも辛くなっていきました。振り返ってみれば、引っ越しの時期がもう少し遅かったら体への負担もかなり大きかったと思います。
引っ越しをするなら安定期の前半、5〜8ヶ月ごろが良いタイミングかもしれません。ただその場合でも、くれぐれもむりはしないこと。万が一の事態に備えて、引っ越し先の産院探しも忘れないでください。
生活が大きく変わることになるので、できるだけ体調が安定している時期を選びたいですね。「出産直前に引っ越し!」なんてことを避けるためにも、なるべく早め早めに行動することをおすすめします。
文・nakamon イラスト・Ponko