横山だいすけさんが声優に初挑戦!映画『トムとジェリー』で演じるのはミステリアスな”あの役”
『トムとジェリー』といえば、ネコのトムとネズミのジェリーが毎回追いかけっこを繰り広げるドタバタコメディ。そんなトムとジェリーの2匹が、あの「チョコレート工場」へ!? ジョニー・デップが演じたことでも知られる不思議な工場長、ウィリー・ウォンカを演じるのは……なんと『おかあさんといっしょ』第11代目うたのお兄さん、横山だいすけさんです!
今年の秋に公開される映画『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』で、横山さんが声優に初挑戦! 工場長のウィリー・ウォンカ役を熱演、さらに劇中歌も担当されるとのことです。
ママスタでは、歌の収録を終えたばかりの横山さんに直撃取材! インタビュー中には、横山さんが“1番の理解者”だとあげるアノ人との思い出も語っていただけましたよ。
声優に初挑戦される『トムとジェリー』作品にまつわる思い出とは?
——『トムとジェリー』は、子どものころからお好きでしたか?
はい! あのセリフはないけどドタバタしているという感じが好きでしたね。トムがジェリーを追いかけていって、捕まえようと思ったら自分が捕まっちゃった!とか、ジェリーを叩こうと思ったら自分がバーン!と叩かれてぺっちゃんこになっちゃって、ヒラヒラヒラ~という描写とかが、子ども心にすごくおもしろかったですね。
——ちなみに横山さんは、トム派でしたか? それともジェリー派でしたか?
子どものときはトムがジェリーを食べようとしていたということもあって、どちらかというとジェリーのほうが好きだったかな。でも、大人になってから見ると、自分の性格はトムに近いというか……自分がやろうとしている間逆のことが起きたときなんかは、「なんかトムの気持ちがわかるなぁ」とか思っちゃいます。やっぱり大人になってからの見方って、子どものころとは違ってくるんですね。
「僕にとって、うたのお姉さんは一番の理解者でした」
——トムとジェリーといえば喧嘩もするけど、“よきライバル”であり、“よき相棒”といったイメージがありますが、横山さんにとって、そのような存在になる方はいますか?
それはまさに「うたのお姉さん」ですね。僕にとってうたのお姉さんは“1番の理解者”でもあり、一緒に番組を作り上げていく仲でもあり、ときには意見をぶつけあう仲でもありました。まさにトムとジェリーとの仲に近い、なんだかんだいつも一緒にいる関係!みたいな。どんなことがあっても最後には笑いあえちゃうような、僕にとってはそういう大切な存在でした。本人たちはどう思っているか、わかりませんけどね(笑)。
——やはりコンビ歴が長かった、三谷たくみお姉さんとの思い出が多いですか?
そうですね、たくみお姉さんとは8年も一緒にいたので、同時にスタートを切って、ドタバタしながらも一緒に番組を作ってきたという思い出がたくさんあります。あつこお姉さんとは、ぼくの方がちょっとだけお兄さんということもあって、どちらかというとぼくがドタバタさせてしまう存在だったのかもしれないですね。
——ドタバタしながらも常に一緒にいる、かけがえのない存在。まさにトムとジェリーのコンビ愛のようですね。
「思っていたよりもずっと難しかった」と語る声優のお仕事。役作りの中で意識したことは?
——初挑戦となる声優のお仕事のオファーを受けたとき、どんなお気持ちでしたか?
声を使ったお仕事のオファーをいただけたことに、驚きと嬉しさの両方が一気にきた感じでした。しかも『夢のチョコレート工場』や『チャーリーとチョコレート工場』の映画で馴染みのあった「ウィリー・ウォンカ」役をやらせていただけるということで、オファーをいただいた瞬間から、彼のキャラクターの不思議さや、大人ながら無邪気さも持っているという魅力を、どうやったら出せるのかと考えましたね。
——ウィリー・ウォンカによる劇中歌『ピュア・イマジネーション』、歌ってみた感想はいかがですか?
最初に聴いたときに「すごく素敵な曲だなぁ」と思いました。「どんな表現で、ウォンカのミステリアスなキャラクターと混ぜていけるかなぁ」というふうに考えていたんですけど……いざ練習してみると、思っていたよりもずっと難しかったんです(笑)。リズムの取り方っていうのも独特で、それを掴むのにたくさん練習しましたし、いっぱい時間もかかってしまいました。
「ウィリー・ウォンカの持つ独特の世界観をこの歌で表現したい」
——うたのお兄さん時代の歌の収録と、声優のお仕事の収録に違いはありましたか? さわやかなうたのお兄さんからミステリアスなウィリー・ウォンカへとなると、だいぶ雰囲気も違いますよね。
もう全然違いましたね。収録現場では、「“王子様”のような歌い方ではなく、“おじさま”のような歌い方を意識して」「もうちょっと表現を大人っぽくしてみましょうか」。あとは「さわやかな歌い方ではなく、ここはもう少し不思議な感じで」みたいに、ウォンカのキャラクターにかけたアドバイスをしていただいていました。歌に対する新たな発見がいっぱいあるなかで収録することができたので、すごく楽しかったですね。
「ウィリー・ウォンカの持つ、独特の世界観をこの歌で表現したい」という思いを込めて歌った『ピュア・イマジネーション』。ぜひ、いつものだいすけお兄さんとは違う歌い方を楽しんでいただきたいです。
——今回初めて声優のお仕事に挑戦されるわけですが、横山さんがプライベートで新たに挑戦したいこと、やってみたいと思っていることはありますか?
今までは、番組でスタジオの中にいる時間がすごく長かったので、今後はプライベートでももっと外の世界に出てみたいなという思いがあります。外の世界に出て、景色でも文化でも、いろいろなものを見て、それを糧にして今後の歌や表現などにつなげていきたいなと思っています。
——ちなみに……、最近オフィシャルブログを開講されて、ファンの方からの反響が直に届くようになったと思います。そのコメントなどは読まれていますか?
はい、そのコメントの多さにすごくびっくりしています。皆さんもお気づきかもしれないんですけど、僕は本当に機械に強くなくて……。「あれ? このページ、さっきも見たような気がするなぁ」なんていいながら、見るのも一苦労なんですけど(笑)。時間はかかっても、少しずつでも、皆さんが思いをのせてくださったコメントは全て読みたいなと思っています。
——ありがとうございます。それでは最後に、映画を楽しみにしているお子さんやママたちに何か一言お願いします!
『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』はワクワクやドキドキに満ちていて、ちょっぴり不思議な感じもある、とっても魅力的で素晴らしい作品です。ぜひこの映画で、横山だいすけの表現するウィリー・ウォンカを楽しんでもらいたいですし、トムとジェリーのドタバタ感、そしてチャーリーが人間として成長していく姿にもぜひ注目して、楽しみながら観ていただけたらと思っています。
これからもいろんな形でみなさんにワクワクやドキドキを届けられるように、僕自身も楽しみながら頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!
ワーナー映画『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』は、今秋DVDリリース予定です!
取材&文・赤石みお 撮影・泉 三郎
『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』
【作品内容】
ウィリー・ウォンカのチョコレートは、世界中のこどもたちに大人気! ある日ウォンカのチョコレートに5枚だけ入れられた“ゴールデン・チケット”をみつけた子には、秘密の工場にご招待!というお知らせがあったため、世界中のウォンカチョコレートはあっという間に売り切れてしまいます。貧しいけれど心やさしい少年チャーリーは見事ラッキーな5人のうちの1人に選ばれ。トムとジェリーもチョコレート工場に潜入し、夢の世界への旅がはじまります。でも本当の秘密はまだまだこれから……。
『トムとジェリー 夢のチョコレート工場』は、今秋DVDリリース予定です!
【公式サイト】
http://wwws.warnerbros.co.jp/tomandjerry/chocolate_factory/