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<高齢親の初スマホ>ショップに買いに行くみたいだけど非常に心配。子世代ができるサポートの心得

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申し込んだり注文したり支払ったり、何かとスマホが活躍する時代です。総務省によると年々、スマホの所有率が上がり、世帯でのスマホ所有率は88.6%だそうです。でも今まで使ったことのなかった高齢者の方にとってスマホは未知の世界でしょう。

『高齢の親がはじめてスマホを買いに行くみたいです。スマホを持つのははじめて。LINEがあれば待ち合わせに便利と友だちにすすめられて決意したそうです。スマホを契約するにあたって注意することって、何でしょうか。ウキウキして、いろいろ使いそうで怖いです』

子どもの立場からすると、親が自分の知らないところでスマホを契約するのは不安ですよね。けれど、今や高齢者にもスマホは身近な存在になっています。では離れて暮らす子どもができることは何でしょうか。

近くに教えてくれる人はいる?

まず指摘されたのは「契約に詳しい人が同伴するのが安心」とのことです。

『私は子どもの初スマホを買ったときGoogleアカウントはその場で作った記憶。LINE設定までは別料金だった。誰か近くで教えたり管理できる人はいない?』

『実家に行ける距離ではないの? 近くに他のきょうだいはいない?』

実際、契約時には初期設定が必要になることもあります。また、ショップによっては設定は別料金ですすめられることも。こうした説明を理解し、必要・不要を判断するのは、はじめての人には難しいものかもしれません。

『できれば投稿者さんが使っているスマホと同じOS(AndroidかiPhone)にした方がいい。もし遠くに住んでいるのなら、親御さんの友だちと同じタイプにすると安心。困ったときに身近な人に聞けるから』

このようなアドバイスもありました。友だちからスマホの使い方を教えてもらうことは、高齢者の方にとってはコミュニケーションツールになることも。筆者はファストフード店で、年配の方々がスマホの使い方を楽しそうに話しているのを見たことがあります。そのとき、「あの人に教えてもらいましょうよ」とこちらに話しかけてきたので、LINEの友だち登録をしました。笑顔でお礼を言われて嬉しかった記憶があります。スマホの利用方法を相談し合うことを楽しんでいるようでした。

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オプションサービスには要注意

高齢者の方がひとりで契約に行くと、思わぬトラブルに巻き込まれることもあるかもしれません。

『うちの親、ひとりで契約に行ったらいらないオプションをたくさん付けられていた。後から全部解約するのが大変だったよ』

『ギガ無制限とか動画見放題とか、明らかに不要なプランをすすめられるケースも。契約書を持ち帰って、家族が確認するのがベスト』

契約時の「今だけキャンペーン」などに弱い可能性も。これは1か月経ったら自分で登録解除をしなければいけません。ショップの担当者が悪意なく説明しても、理解できずにうなずいてしまうこともあるでしょう。

『投稿者さんと一緒に契約に行くことがおすすめ。ひとりで行っても店員さんの説明が理解できなかったら、自分にとって必要かどうか判断して契約するのは難しいのでは?』

数年前ならショップで無料だったサービスが、今では料金が発生するという場合もあります。頻繁に変わるシステムに理解が追いつかないことも。よって「高齢者だけの契約は避けた方がいい」との声は少なくありませんでした。さらに、「国際電話詐欺の着信を拒否設定しておいて」「知らない番号には出ないように教えておいて」といった、防犯面でのアドバイスも寄せられました。

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スマホを使いこなす方も

せっかく買ったのに「使いこなせなかった」というパターンもあるようですが、簡単なスマホで対応しているケースも見られました。

『電話とメールだけで十分な人もいる。LINEのためだけなら、高齢者向けのスマホが安心』

一方で、逆にスマホライフを満喫している高齢者の方もいるようです。

『95歳の親戚が、高齢者施設に入所することとなりスマホを購入。電話ぐらいしか使えていないが、懐かしい人とのおしゃべりに花を咲かせているそう』

『仕事柄、高齢者の方と接するけれど、90代でもスマホを使いこなしているよ。アプリや動画を楽しんでいる』

使う人の性格や環境によって、向き・不向きはさまざまなのでしょう。ムリに難しい機種を選ばず、使う目的に合った端末を選ぶことがいいのかもしれません。

“はじめてのスマホ”を家族のきっかけに

投稿者さんはママたちの意見を聞き、一緒に契約に行くことにしたそうです。離れて暮らしていても、親のスマホ契約は家族が寄り添うきっかけになるのでしょう。契約や設定のサポートだけでなく、「こういうメッセージが届いたら注意してね」と教えてあげるだけでも、安心感はぐんと増すものです。高齢の親にとって、スマホは「新しい世界への扉」。その扉を、家族がそっと一緒に開けてあげる……そのようなサポートが求められているのではないでしょうか。

文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・んぎまむ

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