<息子はモラハラ予備軍?>笑顔でイヤミを言う父。現在の姿があまりにもみじめで…?【第2話まんが】
前回からの続き。私はケイ、専業主婦です。夫のレイジ、長男のヒサシ(7歳)、次男のツカサ(4歳)の4人家族です。食事の際にヒサシが余計な一言を言ったことで、「将来モラハラ男になるんじゃ……」と心配になった私。この言動が当たり前になってからでは遅いので、今のうちに芽を摘んでおこうときちんと叱ったつもりでした。しかし夫が、「むしろツカサが頼むべきだった」と反論してきたのです。よかれと思って言ったのに悪者にされてしまいカッとなった私は、「じゃあ私も頼まれないと家事はしない」と言ってやりました。それくらい私は、息子たちをモラハラ男にしたくないという強い意思をもっているのです。
ここまで私が息子たちの言動に口を出すのには、ちゃんとした理由があります。実は私の父がまさしくモラハラ男。子どもである私は被害に遭ったことがありませんし、罵倒というより笑顔で貶すといったやり方だったため、幼い頃はむしろ「優しいお父さん」だと思っていました。しかし成長して話がわかるようになると、その言葉は母を傷つけるものばかりだったのです。
ある程度成長したとき、母に「離婚しないの?」と聞いたことがありました。そのとき母に「ケイにとっては普通のお父さんでしょ?」「ケイだって両親が離婚してゴタゴタするのはあまり嬉しくないんじゃない?」と言われ、私は口ごもりました。父は私と接するときにはいたって普通の人。直接被害がないのなら、私としては今のままの方がよかったのです。それを見透かしていたのか、母は困ったような顔をしながら笑っていました。
ヒサシの言葉や態度に反応してしまうのには理由があります。私の父は、母に対してモラハラを繰り返していました。父はいつも母に対して嫌味ばかり。
きっと、ヒサシが笑顔で相手を否定する姿が父と似てみえて、あれほど強くヒサシを叱ってしまったのだと思います。そんな父の現在の姿は痛ましいもの。
ヒサシを父のようなモラハラ男にしないためにも、父と同じような末路をたどらせないためにも、私がきちんとしなければいけない……そんな気持ちでいっぱいになっています。
【第3話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・むらみ 編集・みやび