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<「娘やめます」の10年後>愛する家族と前を向いて進む!私も娘も「ひとりの人間」【第7話まんが】

前回からの続き。私(アヤ)が「お母さんの娘をやめる」と告げ、母と絶縁をして10年が経ちました。母の顔色をうかがい母の望む言葉を口にして生きてきた頃とは違い、今は夫のリョウと娘のユイと幸せに暮らしています。ある日、私は姉から母が病に侵されていることを聞かされます。母が会いたがっていると伝えられましたが、私が行くことはありませんでした。母からの呪縛が消えないまま自分自身が「母」となり、私は昔とは違う苦しみを味わっていたのです。
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むしろ自分が母親になってからの方が、もっと「お母さん」を意識してしまっているような気がします。そんな胸の内をつぶやくとリョウが言いました。「でもさ、そういう迷いって多かれ少なかれ誰にでもあることなんじゃないのかな?」
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私は目の前にいるユイを育てるなかで「お母さん」の影がちらつき、苦しく感じるときもありました。けれどユイのことを「私の子ども」ではなく「ひとりの人間」と考えて接することができれば、迷いもなくなっていくのかもしれません。
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「お母さんの娘をやめる」と言ってから10年、私は自分の人生を生きようと必死でした。楽しいことも嬉しいこともたくさんあったし、優しい人たちにもたくさん出会いました。そしてリョウと出会い、ユイが産まれて現在の幸せな生活があります。
けれど自身が母親になってからは、迷いの連続でした。きっとこれからもそんな日々は続くでしょう。ただ私は「お母さんの娘」ではなく「ひとりの人間」です。迷ったときは、目の前の子どもを「自分の子ども」じゃなくて「ひとりの人間」だと思って接することができれば……。そんなふうに思っています。
その後、姉からは母が入院して治療をはじめたと聞きました。いつか会おうと思える気持ちになるのか、それはまだ分かりません。リョウと協力してユイを愛し育てながら、いまは前を向いて進みたいと思います。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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