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<工作でいい?>小学生の自由研究、何をする?テーマが決まらない場合のヒント

279_小学校_ 善哉あん
みなさん、夏休みに入ると自由研究の課題はどうするか、お悩みの家庭もあるのではないでしょうか。自由である分どんなテーマを決めればいいか、何から手をつけていいか、わからない人もいるでしょう。ママスタコミュニティにもあるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。

『6年生女子。自由研究で何をするか悩む。去年はハムスターの観察日記だった。みなさんは何をする? うちはスノードームをつくるといっている』

投稿者さんの娘さんは小学6年生。何をしようか思案中のようですね。投稿者さんの娘さんは、スノードームを作ると言っているようですが、スノードームが自由研究のテーマにふさわしいのかが気になり、他の子がどんな自由研究をしたのか参考にしたいようですね。ママスタコミュニティのママたちの声を紹介します。

自由研究のテーマにふさわしいものとは?

『スノードームはただの工作にならない?』

投稿者さんの質問に対し、あるママからこんな質問が寄せられました。スノードームをつくるだけでは、ただの工作であり「研究にならないのでは?」と感じているようですね。たしかに工作と自由研究とは趣旨が異なるため、疑問に持つ人もいるでしょう。このママの質問に、投稿者さんからはこんな返答が寄せられました。

『お兄ちゃんが6年のときは、女子が万華鏡やスノードームを作っている子がいたからいいかなと思ったけど、だめなのかな。作り方のレポートも書いて入れるつもりみたいだけど』

過去に工作を自由研究として提出していた例を知り、投稿者さんは、娘さんにスノードームをおすすめして娘さんが興味を持ったようですね。工作をするだけでなく、作り方までレポートするのであれば問題ないように思いますが、いかがでしょう。

おそらく自由研究のテーマを、どう設定すればいいのかと悩まれている人も少なくないのではないでしょうか。ママたちによると、自由研究のテーマ決めのコツは、日頃疑問に思っていること、ニュースを見聞きしてもっと知りたいと思ったことを元にテーマを決めるといいと教えてくれました。子どもが日頃質問してきたことを忘れないようにメモ書きしたり、どんなことに子どもが興味をもっているのかを知ることからはじめるといいのかもしれません。まずは子どもの興味の対象を探り、会話をしながら質問リストを作ってみるのはどうでしょう。そして、その中から子どもに選んでもらうとすんなり決めることができそうですよね。そう考えると、投稿者さんの場合は、娘さんが「スノードームはどうやって作ることができるのか」といった疑問を持ったのであれば、自由研究として成立しそうですよね。

他の科目の要素を入れるとおもしろくなる?

『スノードームの工作や完成品を通して、ものが大きく見える、歪んで見えるといったことや、光をあてて拡散や光屈折などの要素を入れるといいかも。万華鏡は私たちの小中学の理科の教科書にも載っていた。工作とは別に理科的視点が入った方がおもしろいよ』

スノードームをただ工作するだけでなく、理科の実験要素を加えると、おもしろくなるといったアドバイスをくれたママもいました。光の屈折率は少々難易度が高いですが、スノードームはモノが大きくみえたり、小さく見えたりするところも魅力のひとつですよね。容器に入れる液体の量によって見え方がどう変わるか実験してみるのもいいでしょう。ただ親が先導しすぎると、子どもが自発的に取り組むことができなくなります。あくまでも、子どもがどうしてスノードームが面白いと感じるのか、子どもの気持ちに寄り添ってプラスアルファの要素を取り入れるといいのではないでしょうか。

わが子の自由研究テーマはコレ!

さらに、ママたちからこれまでにわが子が行った自由研究について声が寄せられました。投稿者さんの娘さんと同様、小学校高学年で行ったさまざまな自由研究が寄せられたので、紹介しましょう。

理科の自由研究

『お酢、砂糖水、塩水などを使って、カットしたりんごの変色時間についての実験をやったよ』

『ホットケーキで小麦粉とベーキングパウダーの割合を変えて膨らみ方の実験をした。賞をもらったよ』

『雲と天気。毎日雲の写真を撮って、この雲だとこのあと雨が降るとかそんなことをやった』

こちらは理科の実験や観察にまつわる自由研究ですね。みなさん、日常にある材料で実験や観察できるのは、日常が科学につながることがわかるのでいいテーマですよね。そのほかにもカビの研究や結晶づくりなどを行っている人もいました。理科系の自由研究はインターネットでも本でもたくさん事例が紹介されているので、参考にしながら、子どもが興味を示したテーマを選んでみるといいのではないでしょうか。

社会の自由研究

『小6のときは、県や市のマークとかについて調べていた。中学の社会でも、地域を一つ選んでレポートを出す課題が出ている。高校受験にも出たりするし、やって良かったよ』

『リアルお店屋さんごっこでお金を稼ぐ仕組みを体験させようかと思っている。必要な経費を考えてもらって、事業資金を借りて準備をして、使ったものに利益を乗せて売るっていうのを簡略化してまとめさせる。利益がでたら子どものお小遣いにさせようかな』

社会にまつわる自由研究をしているお子さんもいました。受験にも役立つ内容は、一石二鳥かもしれませんね。自由研究は、机に座って勉強する学びとは異なり、自分で調べてまとめることで学びにつながります。社会にまつわる自由研究は、一つのことを掘り下げていくと、別の疑問が湧きやすいのではないでしょうか。子どもの視野も広がり、新しい発見や好奇心が芽生え、学びの楽しさを体験できそうですね。

まだまだある、みんなの自由研究!

『うちは、1日ママ体験をやらせたよ。朝起きて身支度したらお弁当やお昼、夕ご飯作り、買い物、お風呂掃除や洗濯を1日の流れに沿って全部やらせた。「何が大変だったか」を「自分にできることはあるか」を考えさせた。そのあとで男性と女性の家事育児参加の割合を調べて、日本と世界を比べたよ』

『うちは、上が高校受験だから受験生の兄の観察だって』

『うちも小6女子。推しのアイドルグループと家族の年表を作ると言っている』

それ以外にも、家族の観察やママ体験といった声も寄せられました。身近な人やモノを題材にするのはいいですよね。身の回りの人の生態を観察することで、今まで見えてこなかった他人の考えや言動に気づき、人との関わりを深く理解することができそうです。また、身近な人やモノから社会のしくみもわかるでしょう。

さまざまな自由研究があがりました。もしテーマが決まらない場合は、身近なものをテーマに掲げて、掘り下げてみてはいかがでしょうか。自由研究には「こうすべき」といった制約はありませんから、子どもが自由にのびのびと研究できるようサポートしてみてください。

文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん

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小6自由研究