<セルフレジで大ゲンカ!>迷惑な親子「並んでるの、見えない?」【第2話まんが:お姉さんの気持ち】
前回からの続き。私は営業の仕事をしています。今日は得意先を何件か回らないといけません。得意先を回る合間に仕事で必要なものを購入するため、駅前の100円均一ショップに入店しました。レジに並びながら、電車の時間とにらめっこです。なかなか空かないレジにもどかしさを感じていると、前でセルフレジをしていた母親が子どもにゆっくりとレジの使い方を教えていたのでした。それを見た私は、つい腹を立ててしまったのです。
思わず腹を立ててしまった私は、つい「人が並んでいるのに、子どもにゆっくりレジを教えるとか迷惑なんですけど!!!!」そう注意してしまったのです。
「め……迷惑って……。誰にだって「はじめて」はありますよね? 子どもにレジを教えるなってことですか?」母親の言葉にさらに腹が立ちます。
「後ろに人が並んでいるでしょ? 見えないの? それなのに空気読まずにゆっくり子どもとおままごとしているなら、早くレジ代わってください!」
「おままごとって……。子どもたちにはまだまだ覚えないといけないことや、教えないといけないことがたくさんあるんです! そんな成長の機会を奪う権利があなたにあるんですか?」母親の言っていることは理解できません。混んでいるのに子どもにレジを教えるのがそんなに大切でしょうか。
「レジは他にもありますよね? 皆さん次々に空いた台を使いますよね? それなのに、どうして私たちだけこんなこと言われないといけないんですか?」「お年寄りってセルフレジ、すごく遅いですよね? ひとりじゃできなくて、店員さんに教えてもらっていますよね?」
もちろん私の言い方もよくなかったところはあったのかもしれません。けれど目の前の母親は、まるで「自分は悪くない」と言わんばかりの口ぶりです。そしてお年寄りまで引き合いに出してくるのです。
レジが遅いことを注意しただけで「少子化」の話にまで発展してしまいました。そういうことを言いたいのではありません。私は電車の時間のことを忘れて、思わず戦闘態勢に入ってしまいます。
「そんなに怒らないのー。ね? ボクがびっくりしているわよ?」そこで声をかけてきたのは年配の女性でした。
私の言い方も、もう少し柔らかい口調にするべきだったのかもしれません。しかし早くお店を出なければ……という焦りが、語気を強めてしまいました。母親という仕事の大変さは、やったことがないから分からないけれど、いろいろな責任を負っているということは重々承知しているつもりです。だからこそ周りを見渡せる視野を持たないといけないのではないか……そう思ったのです。けれど相手に伝わらなければ意味がありませんね。そこは反省したいと思います。間に入ってくれたおばあさんに、感謝をしたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・塚田萌