<孫は平等に!?>「当事者意識のない夫」を変えたいッ!親に頼らず生活していく決意【第5話まんが】
前回からの続き。最近のお話です。私(ミカ)は時短勤務をしながら、保育園に通うリク(4才)とトウマ(2才)を育てています。夫のテッペイは仕事が激務のため、週末くらいしか子どもたちと触れ合う機会がありません。近所に住む母に手伝ってもらいながら、私はなんとか仕事と家事と育児をこなしています。ある日、どちらの実家の両親を運動会に呼ぶかで言い争いになってしまった私たち夫婦。しかし問題の根底にあったのは「私たち夫婦の現状」だと気づいたのです。
「もちろんウチの親も、いつでも頼ってくれていい、とは言ってくれているよ? でもさ、確実に年をとってきているし、いつ手伝えなくなってもおかしくない」本来であれば夫婦ですべき育児を母に頼んでいることを、夫には当たり前だと思ってほしくありません。
「あなたは無理って言えばそれで終わり。でもね私は、無理矢理にでも何とかしないといけないのよ。あなたのその当事者意識のないところに、私はずっとモヤモヤしていた。無理って言う方は簡単。でもね、無理って断ったその先があるってこと、忘れないで」
「もう、こんな生活は変えていこうよ。私も本当は『ウチの親ばっかり』とか『テッペイの親はいいとこどり』とか、そんなふうに思いたくない。だって私たちは味方のはずでしょ?」
「……部署を変わるのは、キャリアや給料を考えると、難しいかな……。でも今関わっているプロジェクトが終わったら、勤務時間を調整することはできるかもしれない」「わかった。じゃあテッペイの仕事のめどがつくまでは、私が働き方を会社に相談してみる」「ごめん……」「だからといって、当分何もしなくていいってわけじゃないよ? これからはキッチリ役割分担をして、親への負担を減らすんだからね!!」
やがて夫は朝の出社時間を調整し、子どもたちを保育園へ送っていくようになりました。帰宅時間は相変わらず子どもたちが寝た後ですが、休日も含めてできる限り家事の分担をしてくれています。こうして私の実家を頼らずとも生活できるよう、家族の暮らしのベースを整えました。
子どもたちの運動会には両家から1名ずつ参加し、皆で楽しく観覧できて一件落着となりました。夫もこれまでの私の実家のサポートに対し、あらためて頭を下げて感謝を伝えていました。夫婦として過ごしていると、忙しさにかまけてつい日々話し合わないといけないことを見落としがちかもしれません。今回は運動会をめぐっての言い争いをきっかけに、夫と向き合うことができて良かったです。これからも夫とぶつかることはあると思うけれど、話し合いながら互いに妥協点を見つけてやっていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子