<息子をイジるママ友>「からかい」は親しみを込めればOK?ママ友を怖がり泣く息子【第1話まんが】
私(ミチル)は夫と息子(コウタ)の3人家族。郊外で仲良く暮らしています。しかし新しいママ友ができたことで、幸せだった毎日に暗雲が漂うのです。コウタは幼稚園の年中さん。専業主婦の私は、お昼過ぎに園へコウタを迎えに行くのが日課です。
こちらは太田アイさん(カオリちゃんママ)。娘さんのカオリちゃんが今年から幼稚園に入り、コウタと同じ組になったことがきっかけでママ友になりました。実家から送られてきた野菜をおすそ分けしてくれたり、カオリちゃんのお兄ちゃんのお下がりをコウタにくれたりと、明るく社交的な人だと思うのですが――。
このようにカオリちゃんママは時々コウタをイジる発言をするのです。大人であれば何か言い返したり、一緒に笑ったりするでしょう。しかしコウタはまだ子どもですし、気弱で引っ込み思案な性格ということもあって、カオリちゃんママを苦手にしている節があるみたい。コウタはカオリちゃんママに会うと私の後ろに身を隠すようになりました。
カオリちゃんママはいつも明るく場を盛り上げてくれるタイプ。コウタにたいする声かけも悪気はなく、親しみをこめたからかいのつもりだと思います。
カオリちゃんママがコウタをからかうことについて、少しは気になっていました。けれどもカオリちゃんとコウタは仲良しですし、大きな問題として考えていませんでした。しかしそれが一変する出来事がこのあと起きるのです。
「うっ……ううう……」コウタのすすり泣く声で慌てて目を覚まします。壁の時計を見ると23時近くになっていました。洗濯が終わるまでコウタのとなりで横になっていたら、いつのまにか寝落ちしていたようです。
寝ながら苦しんでいるコウタの体に手を添え、「コウタ、大丈夫? 怖い夢でも見たの?」そう呼びかけると――。
私の息子を冗談でイジるカオリちゃんママ。コウタはカオリちゃんママが出てくる夢にうなされるほど悩んでいたのです。これほどまでにコウタが怯えていたなんて。「僕……カオリちゃんのママが怖いよ」と言うコウタに対して、私はなんと声をかけるべきかわからないでいるのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・まゆか! 編集・横内みか