「子育てがキツイと思うより楽しむほうがいいよ」と言われるけれど余裕がない!楽しめるコツは?
いつもニコニコして子どもにも優しく接してあげるご機嫌なママや、子育てを楽しんでいる様子を見て「羨ましいな」「私もこんなふうに子育てしてみたい」と思ったことがある人は少なくないでしょう。イライラしているよりも楽しく子育てするほうが自分にとっても子どもにとってもいい。わかっていてもなかなか現実は難しいですよね。ママスタコミュニティには「子育ての楽しみ方」というタイトルでこんな投稿がありました。
『「キツイと思って過ごすより楽しんだほうがいいよ」と言われるけどなかなか余裕がなくいっぱいいっぱい。あなたが思う子育ての楽しみ方を参考に教えて。「子育て楽しんでるなあ」と思う人はどんな人?』
お子さんの年齢はわかりませんが、投稿者さんは子育てに余裕がなく、いっぱいいっぱいになっているそう。「子育ては楽しんだほうがいい」と頭ではわかっているものの、うまく楽しめていないと自己分析していました。そこでママたちに子育ての上手な楽しみ方を尋ねています。この投稿に寄せられた、ママたちの考える子育てを楽しんでいる人や楽しみ方についてご紹介します。
一瞬一瞬が「今」しかない!限られた時間を楽しむ
『子どもを「可愛い」と思える人。子どもが手を離れていくのが寂しいと思えるのは余裕がある証拠って言われたわ』
『「この時期は今しか見れないなあ」と思うと愛おしく思えるんだよね。もう高校生と中学生。反抗期らしきものが出てきたけど、反抗できるって幸せだなって思うから「自分の主張どんどんやっちゃって」と思えちゃう』
子育ては長いようで短いもの。高校を卒業して進学や就職で親元を離れる場合は、一緒に暮らしていられるのは18年間です。赤ちゃんの頃は「まだまだ先が長いな」と思って子育てに疲れてしまうかもしれませんが、小学生、中学生、高校生と成長していくにつれて「もうすぐ手を離れていくのか」「この時期は今しかないのか」と時間の経過を惜しむようになるのかもしれません。そしてそんなふうに今しか見られない子どもの様子を可愛いと思い、慈しむことができるのが「子育てを楽しんでいる人」だと考えているママたちがいました。
『可愛い動画や写真が撮れて、しばらく何度も繰り返し見ていると「私楽しめてるなー」と思う』
毎日一緒にいるとその瞬間をしみじみと「今しかない時間」と感じるのは難しいかもしれません。家事や仕事などやることが山積だったり子どもの相手をしたりしていると、余計にそんな時間はないですよね。そんなときには子どもの動画や写真をたくさん撮影し、1人になったときにゆっくり観るのはどうでしょうか。日中子どもにイライラしてしまっても夜に動画や写真を見返してみると、「明日は優しくしよう」と思えることもあります。余裕がなくていっぱいいっぱいになってしまうという投稿者さんも、すぐに実践できそうですよね。
自分も子どもになった気持ちで、一緒に思いっきり遊ぶ!
『とことん一緒に遊ぶ。子どもがいなかったらやらなかったであろうことを全力で楽しむ。子ども以上に私が工作とか公園とかを楽しんでいる』
『外遊びかな。公園や庭での遊び、水遊びやシャボン玉、ピクニックとかが好き。自分が子どもの頃に楽しかった記憶を重ねているのかも。大人として遊んであげるんじゃなくて、自分も子どもになって一緒に本気で思いっきり遊ぶ』
「子育て」というと、子どものために何かをしてあげる、子どもの遊びに付き合ってあげるという印象があるかもしれません。しかしそうではなく、ママ自身が主体的に遊ぶという姿勢をもってみると子育てはさらに楽しくなるのでは? なかには「自分自身が子ども時代にできなかった遊びを楽しんでいる」というママもいました。自分自身も子どもになった気持ちで公園や外遊びを満喫することで、面倒くささや疲れなどは減るかもしれませんね。
『子どもを通していろいろな体験をしたことかな。自分が親に遊んでもらった記憶がないから、何をやっても新鮮だった。近所の公園も制覇したし牧場や水族館や動物園のイベントも楽しい。スタンプラリーや迷路、宝石すくい、工場見学、魚の掴み取り、企業のものづくり体験、セミの幼虫の羽化の観察、カブトムシやカナヘビを育てたりザリガニやサワガニ釣りをしたり。子どもがいなかったらやらなかったことばかり』
子どもの可能性を広げるさまざまな遊びやイベントに積極的に参加することで、ママ自身の知的好奇心も満たされそうです。「この動物はどうしてこんな動きをしているんだろう?」と子どもと一緒に考えたり、工作や飼育をしたりと、子どもを通して親もさまざまな体験ができるのが子育ての醍醐味。子どもを産み育てていなかったらできなかったであろう体験に価値を見出しているという意見もありました。
子どもを1人の人間として観察してみる
『子育て楽しんでいるよ。大学生と高校生。産まれてしばらくはあまり可愛いと思ってなかったけど、私を母親だと認識するようになってからは可愛くて可愛くて。とにかく子どもといることや子どもの話を聞いていることが楽しい。反抗している姿や言い訳している姿もなかなか面白いし。外で頑張って家でグータラなところとか、ギャップがありすぎて笑える』
『私は子どもの好き嫌いの理由を知るだけでも楽しい。お買い物に行って何をどうして買いたいか、どうして嫌いで食べたくないかも、小さいながらも理由があって面白い。子どもながらのめっちゃ可愛い理由とかたまらない。納得したら腹も立たない。2人とも高校生だけどジャンルが広がってさらに面白い』
「子育てを楽しむ」ではなく、「子どもそのものを楽しむ」という観点に立ってみるとまた違った感覚になれるかもしれません。大人とはまったく違う視点で物事を見ている子ども。子どもの何気ない行動やその行動の背景、好き嫌いをしている理由、考えていることなどを知っていくほど、「子どもって本当に面白いな」と実感しているママたちがいました。産まれてすぐの頃は投稿者さんと同じように毎日がいっぱいいっぱいだったものの、成長して自我が芽生えていくにつれて子どもの面白さに気づいた人も。子どもを1人の人間として観察してみると、イヤイヤ期や思春期の反抗なども可愛く思えて、すこし心の余裕をもてるかもしれませんね。「子育てはどうやったら楽しめるの?」という疑問をママたちにぶつけていた投稿者さん。今回の投稿内容を参考にぜひ、自分なりの楽しみ方を見つけられるといいですね。
文・AKI 編集・kunel イラスト・マメ美
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