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<家庭優先で後悔>気づけば40代。家事・育児・転勤族で「何も頑張ってこなかった」と自己嫌悪です

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子どもを産んでから育児優先の生活を送ってきて、はたと気づけば長い年月が経過したことにハッとする瞬間がママにはあるかもしれません。ママスタコミュニティには先日、「40歳、何も頑張ってこなかった」というトピックが登場して……。

『私は結婚で仕事を辞め、旦那の転勤のため引越しを繰り返しながら、3人の子を育ててきました。今は短時間のパートをしていますが、特別なスキルはいらない仕事ですし、何かの資格取得のために勉強することもなく……気づけば40代で、自分で楽な道を選んできたくせに、自分はどうして頑張ってこなかったんだろう? と最近何だか自己嫌悪です』

幾度もの引越しをはさみながら、育児や家事に励んできた投稿者さんですが、40代の今、自分は何も成し遂げていないような感覚に囚われてしまったようです。落ち込み気味の投稿者さんに、ママたちはどんな言葉をかけるのでしょうか?

とんでもない!頑張りは十分すぎるほど!

『え!? 頑張ってるじゃん! 転勤族ってだけで、親子でその土地のコミュニティに入らなくちゃで大変だし、3人も子育てするのも素晴らしい。頑張らなかったなんてことは絶対にない思う』

『育児は相当な労力がいるもの。私も投稿者さんと似た道を歩んでいるけど、「私ってば偉いわ~。頑張ってるわ~」って思ってたよ(笑)』

3人の子を産み育てながら、家事をこなし、パートに励み……それだけでも投稿者さんの頑張りは十二分に想像されますが、くわえて引越しも重ねてきたとのこと。転居は本人たちに住環境や人間関係などの変化をもたらし、適応をせまるもの。投稿者さん親子は物理的な労力のみならず、メンタル面での負荷も多かったのではないでしょうか? ……にもかかわらず、「自分は頑張ってこなかった」という投稿者さんの認識に驚き、それを否定するママが続出。おのずと投稿者さんの苦労や頑張りが想像されたママから、励ましや賞賛の声が集まりました。

40代は、人生を振り返るお年頃?

『分かる。キャリアを積んだ友人を見ると、事務パートの自分には成長がないような気がして……だから資格取得を考えてる! お互い頑張ろう』

『子育てが一段落したのもあるかな? そんな風に悩んだり考えたりする時期なんだろうね』

投稿者さんの晴れない心に寄り添うママも現れます。家族のために育児や家事に精をだすことは、偉大な労働であることは言うまでもないでしょう。一方でママの性格により、仕事などの主婦業以外の部分でも、やりがいを得たり自身の存在意義を感じたりしたい人もきっといるのではないでしょうか。人生を振り返るのは、家庭優先の自分の生活が落ち着きを見せたからとも、40歳をむかえた今だからこそとも考えられることも……。投稿者さんが腰を据えて、今後の自身のあり方を見つめる時期が到来したのかもしれませんね。

「足るを知る」。ママたちが幸福論を伝授

『世の中、高みを目指すキラキラな人ばかりじゃなくて良くない? 家族が元気なら申し分ないよ。「足るを知る」って大事』

『十分頑張ってるよ! ただ思うのは、幸せな悩みだなぁということ。人によっては離婚とか経済的なこととか大変な人生もあるからさ。今の環境に感謝しよう』

『存在しない別の生き方を想像してもムダだよ~。これから何ができるかを想像した方が楽しい。自分が病気したから思うけど、退屈に見える人生が何気に幸せだよ』

悩める時期をむかえた投稿者さんに宛て、ママたちからまず推されたのが「足るを知る」。キャリアや結婚、子ども、自由も……などなど、人の欲には果てがないことは珍しくないでしょう。自分に不足しているものを数え、「足りないもの」にがんじがらめになるのは、精神衛生上あまり好ましくないこと。平凡に見える人生も角度を変えて眺めれば、おだやかな暮らしがあるだけで十分満ち足りている、と感じられるかもしれませんね! そしてその幸福は、ご本人が幸運であるという側面もあるのでしょうが……やはり投稿者さんのこれまでの頑張りがあるからこそ、と感じるのは筆者だけでしょうか?

チャレンジもあり!自分のこれからの幸せを見つめて

ママスタコミュニティのママたちは投稿者さんの十分な努力をたたえると同時に、第三者的に見れば幸せな人生だと請け合いましたが、一方で投稿者さんのお悩みの本質を突くようなコメントも登場しました。

『幸せに見える人生だと思うよ。ただ幸福感って相対評価じゃなくて絶対評価だもんね。このままだと後悔すると思うなら、何か始めてみたら?』

幸福感は相対評価ではなく絶対評価。「なるほど、たしかに」と多くのママが頷くところかもしれませんね。”客観的”な視点で自身の努力が認められるのも嬉しいことですが、”自分自身”が思い描く幸せに勝る幸福感はきっとないのでしょう。……というわけで、最後はこちらのコメントで今後投稿者さんが歩む道に声援をおくりたいと思います。

『家族のためにたくさん努力してきた投稿者さん、今後は自分が何をしたいかゆっくり考えたらいい。うちの近所のおばあちゃんは、50歳で介護福祉士の資格をとり、70歳まで働いて、今は旅行を楽しんでる。「今がいちばん若い」って聞くし、やる気次第でいろいろできると思う。私もこれから。お互い良い生き方が見つかるといいよね』

育児がひと段落した頃や一定の年齢に差しかかる頃、ママたちには、はたと人生に立ち止まる瞬間があるのかもしれませんね。そのときどきの自分にとっての幸福を見つめることが、人生をより素敵にするヒントになりそうですね!

文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・加藤みちか

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
40歳、何もがんばってこなかった