<親の責任とは?>小学生で虫歯ができるのはネグレクトと聞いた。本当?実際にわが子にできてしまって
子どもが産まれると食事やお風呂などいろいろなお世話をしなくてはいけません。乳歯が生えだす生後6カ月あたりから始まるのが歯磨きです。最近では昔と違って親による仕上げ磨きを徹底するように言われていることも多く、毎日ママたちは仕上げ磨きを頑張っているのではないでしょうか。そんななかで今回ママスタコミュニティに寄せられたのは「小学生のうちに虫歯になってしまうのはネグレクトにあたるのか?」という質問です。
『「普通小学校のうちなんて虫歯にならないよ。まともじゃないネグレクトな家庭くらいでしょ。仕事で忙しいのを言い訳に仕上げ磨きとかしてないんでしょ? 子どもが可哀想」ってコメントがあったんだけどそう思う? 虫歯になってほしくないけど絶対虫歯にならないようにするのって難しい』
お子さんを半年ごとに歯の定期検診に連れて行っているという投稿者さん。しかしその間に学校の歯科検診で小さな虫歯が見つかって治療していたところ、こうしたコメントを見て「わが家もネグレクトなのか」とドキッとしたんだそうです。そこでママたちに意見を求めていました。不安を抱く投稿者さんに対してママたちからはさまざまな意見が寄せられていました。
虫歯になりやすい体質の子どももいるよね?ネグレクトは極端だけど
『虫歯になりやすい人となりにくい人っているからね』
『うちは定期検診も行ってるしフッ素もやってるけど体質的にエナメル質部分が弱いらしく、「虫歯になりやすい」って歯医者に言われた』
『虫歯=ネグレクトは極端過ぎるよね』
投稿者さんの不安に対して「虫歯があるからネグレクトだとするのは極端なのでは?」という意見がありました。生まれ持った体質によって虫歯になりやすい人もいれば、虫歯になりにくい人もいるために「虫歯ができただけでは判断できない」とする意見も。実際に歯医者さんからわが子が「虫歯になりやすい」と言われたママもいて、虫歯に対する見解は人それぞれのようです。
『虫歯にならないようにするのが親』
『昔は虫歯の子の方が多かったよね。でも今は予防するのが前提で虫歯がなくても定期健診に通う、親がしっかり仕上げみがきが定着してるから、ネグレクトとまでは言わなくても「もっとちゃんと見てあげてればねー」とは思うかな』
『ネグレクトは言い過ぎだろうけど、私は子どもの歯医者で「小学校卒業するまでの虫歯は親の責任ですよ」ってハッキリ言われた』
一方で「虫歯になるかならないかは親の責任」とキッパリ断言しているママもいました。虫歯がある子どもがいたらネグレクトとは感じなくても、「親は見てあげなかったのかな?」と思うとするコメントもあり、虫歯にならないように努力することが親の務めだと考えているママは少なくないようです。もちろん仕上げ磨きを毎日100%完璧に毎日にこなすのは難しいですし、先述の通り体質も大きく影響しているかもしれません。しかし虫歯になってしまったことを「仕方ない」と諦めるのではなく、しっかり反省して今後に活かす必要はありますよね。ママたちの厳しいコメントには投稿者さんへの批判ではなく、自戒の念もこもっているのではないでしょうか。
子どもへの愛情があれば虫歯がない?
『仕事忙しいとか関係ない。私もフルで働いてるけど仕上げ磨きサボったことない。子どもが4歳くらいまでは甘いお菓子とか虫歯になりそうなものは与えないようにしたり、定期検診でフッ素塗ったりはしてるからなのか、今のところ虫歯はできたことない』
『専業で過保護過干渉気味なんじゃないかってのが悩みだけど、うちの子小1から虫歯あるよ』
投稿者さんが見たというコメントの中にあった「仕事で忙しいのを言い訳に仕上げ磨きとかしてないんでしょ?」という部分。この件に関しては「仕事で忙しくても仕上げ磨きはしっかりやってきた」というママがいたり、「専業主婦で過干渉気味だけど子どもには虫歯があるよ」というママがいるなど、両極端のコメントが寄せられていました。「仕事が忙しいから子どもに手をかけてあげられないはずだ」、「子どもに手をかけているから虫歯がないはずだ」など、他人の家庭事情を推し量ることがいかに意味をなさないかがよくわかりますよね。
『私、愛情持って育てられたけど虫歯ありますよ。虫歯あるけどネグレクトされたとも思ってない。ハッキリ言って虫歯ができるのは自分のせいだと思います』
実際に親から愛情を注がれたけれども虫歯があるというママからは、「虫歯は自己責任では?」というコメントがありました。未就学児や小学校低学年くらいなら、まだまだ自分でしっかりとした歯磨きができないかもしれません。しかしそれ以上のある程度の年齢になれば、自らの歯を自らで管理する必要性を教えてあげるのもまた親の大事な務めでしょう。そして子どもも自分自身で考えて、虫歯にならないように自己管理をしていかなければ大人になってから困ります。このママからのコメントを見ると、虫歯があるのは親が愛情をかけず仕上げ磨きをしていないからだとは、言い切れないのではないでしょうか。
虫歯を治療せずに放置しているのが問題
『定期的に歯科検診して虫歯も小さいうちなら痛みもなく治療できるから、それをしないのは放置にあたるんじゃない? 虫歯に関しては定期検診が大切だよ』
『大量に虫歯になってたり、歯の色が変わるくらい虫歯を放置してる親は虐待だと思う。要は虫歯があるのがわかる状態なのに、放置してるかどうかじゃない?』
『小学生は思わないけど幼児で乳歯が溶けてたり前歯が真っ黒だったりする子は「ネグレクトだなー」って思う』
虫歯とネグレクトの関係性を聞いた今回の投稿。ママたちの多くが「虫歯ができてしまうのはしかたないこと」という共通認識を持っていました。しかし虫歯がひどい、治療せずに放置する、見て見ぬフリをするといった行動があれば、ネグレクトを疑うママもいました。さらにネグレクトにあたるかどうかは、歯医者に連れて行くタイミングも人によってはポイントのようです。虫歯ができる前に定期健診で行くか、それとも虫歯になってから連れて行くのか。そのタイミングによって子どもが虫歯にならないようにしっかり考えているかどうか、親の責任を果たしているかどうかを判断しているママがいました。虫歯一つで他人がその家庭事情をすべて判断することはできるはずはありません。しかし現代は予防歯科に努めることで、健康的な歯を子どもにプレゼントすることがある程度可能というのが共通見解となっています。
今回の投稿では子どもをなるべく虫歯にさせないようにしなければと、改めて親の務めを意識することができましたね。
文・AKI 編集・みやび イラスト・善哉あん
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