<廃業の危機!>「誰か頼るだけの人生」は終わり!口先だけだった私の反省。免許取得へ【後編まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私・麻由は15年前に旦那・康政と結婚し、小中学生の子どもがいる専業主婦です。私の実家は祖父の代からの酒屋ですが、70代の両親から「高齢だしそろそろ店じまいしようと思っている」と聞かされました。旦那にお店を継いでほしいとお願いしましたが、全くその気はないと断られました。
酒屋をなくしたくはありません。子どもの頃はよく父の配達車に一緒に乗ってお客さんのところへ行っていました。ビール瓶を分けるお手伝いをしたり、お店の休憩時間にみんなで素麺を食べたり……。楽しい思い出がたくさんあります。このお店が私を育ててくれたようなものなのです。
私にはこれといって得意なこともないし、どちらかといえば誰かに頼ってばかりの人生でした。これからもその生き方を変えることなく、のんびり過ごしていくものだと思っていたのです。でも「大切なお店をなくしたくない」という強い思いは私を突き動かしました。
私は他人にどうにかしてもらおうと、両親や旦那を口先で説得するばかりでした。自分が動こうとするわけでもなく、とてもズルい態度だったと思っています。ですが今は違います。酒屋のオーナーになったことを心から誇りに思っています。ゆくゆくは免許や資格を取り、買ったものをその場で楽しめるスペースを作ったり、お酒に合う食品を置いてみたり……自分の力でお店を大きくできたらいいなと夢を膨らませています。子どもたちにもイキイキと働く姿を見せられ、働くことに喜びを感じられる充実した毎日です。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・ももいろななえ 編集・井伊テレ子
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