<教習所代は親が出す?>【前編】車が必須の地域。子どもの運転免許取得費用は親が支払うのが当然!?
自転車や電車などで移動できる距離感の地域に住んでいる方もいれば、車がなくてはならない地域に住んでいる方もいますよね。なかには車が必須なあまり、「免許がとれる年齢になったらとりにいくのは当たり前」と考えている地域の人もいるのかもしれませんね。しかし教習所の金額というのはなかなか高価なもの。今回の相談者さんは、息子さんと教習所の費用について揉めていると相談をしています。
『息子が「教習所に通う金をくれ」とうるさいです。親が出すのでしょうか? 私の住んでいるところは、18歳になったらというか、高校3年生で免許を取りに行くのが普通です。でも、約30万円するから私には出せません。免許をとったら車も買わなきゃいけないしで、お金がないのに無理で、それは息子に伝えたのですがわかってくれません。毎日喧嘩しています。「まわりの親は出してくれているのに、なんで俺だけ」とうるさいです』
相談者さんの息子さんは現在高校3年生。車のある生活が当然の地域に住んでいます。そのため相談者さんの息子さんも近々免許をとることを考えているようですね。しかしここで2人に大きな考えの行き違いが。相談者さんは息子さんが自分で貯めたお金で教習所へ通うとばかり思っていたようですが、息子さんは親が払ってくれるものだとばかり思っていたとのこと。まわりの家庭と比べ、車のお金どころか教習所にかかる費用すら支払ってくれない親に苛立ちを覚え、毎日喧嘩をすることになってしまったと相談しています。
親が費用をもつかどうかは各家庭によって異なる
相談者さんは、「自分の教習所費用は自分で出すのが当たり前」という価値観をもっていますが、“当たり前”は人によって異なります。家庭によってだけでなく、子どもと親によってもその価値観は全く異なるようです。
『費用を出す出さないはそれぞれの家庭で違って当然だし、無理なら無理で我慢させるしかない』
『うちはとれと言われて親が負担してくれたけど、各家庭によると思う。本当に免許が欲しけりゃ自分でバイトでもなんでもして稼げばいいだけ』
『うちは当たり前にバイトで貯めて自分で出したけど、まわりの友達はほぼ親が出していた。そのときは強がっていたけれど本当は羨ましかった』
子どもとしては、やはり自分のアルバイトなどで稼いだお金は、自分の「お小遣い」として考えたいところ。まわりの多くが親に教習所費用を出してもらっているのなら、「そういうものだ」と思ってしまっても不思議でないのかもしれませんね。
価値観に違いがありそうなら、事前に話しておいたほうがよかった
そのため「車が必要な地域に住んでいる」ということがわかっているのなら、あらかじめ息子さんと話し合っておけば今回のように直前に揉めることはなかったのではないかという意見も届きました。そうすればもしかしたらお子さんも、教習所費用を念頭に入れたアルバイトを効率よくできていたのかもしれません。
『相談者さん自身はどうしたの? 旦那さんは? 自分で教習所も車も買ったのなら、そう話しておくべきだったんじゃない「あなたも自分で」って。もう夏くらいから教習所行くよね? 可哀想だな』
『相談者さんの住まいの当たり前に当てはめるなら、もっと早くから「出さないよ、自分で稼ぎな」って伝えておけば角がたたなかったのかな、と』
自分の当たり前が誰かの当たり前と同じとは限りません。価値観の違いで揉めてしまうことを避けたければ、さまざまな可能性についてあらかじめ話し合いをしておく必要があったのかもしれませんね。とはいえ、事前に話しておけばよかったと今さら言ったところで、お互いの怒りが増すだけ。きっとまだ解決策はあります!
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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