<化粧品売り場で見る光景>美容部員の「お肌、きれいですね」は、本音?誰にでも言う言葉?
誰だって人から褒められるのはうれしいものです。なかでも女性にとってうれしい褒め言葉のひとつが「お肌、きれいですね」ではないでしょうか?
肌を褒められたというトピックが、ママスタコニュニティにありました。素直に喜べばよさそうなものですが、投稿者さんはその言葉の真意を勘ぐっているようです。なぜなら、言ってくれた相手が美容部員さんだから。お客と販売員という関係性から、つい裏に何かありそうだと感じてしまうようです。
決まり文句?「私も言われたことがある」の声が続々
『美容部員に「肌、きれいですね」と言われたんだけど、これって誰にでも言っている?』
基礎化粧品を買いに行って言われたそうですが、これはお世辞なのか、本音なのか? 投稿者さんは、判断に迷っているようです。
美容部員さんが配置されているところといえば、多くは百貨店の化粧品売り場。訪れた際に、同じように肌を褒められた人は少なくないようです。
『いつもどこに行っても言われる。47歳の肌がきれいなわけがない』
『何かを塗ってもらったときに、「肌がツルツルですね」と言われた』
コメント欄には続々と「私も言われたことがある」の声が集まりました。褒められた人の多くは「お世辞」「誰にでも言っている」と考えているようです。
『頬にある大きなシミを隠すためのコンシーラーを買いに行って、これを言われた。「いや、目の前にあるシミが見えないんかい!」って思った』
シミがあったとしてもキメが整っていたり、肌にハリのある人もいます。この方はその類だったのではないでしょうか?
ほかにも「私、ニキビ肌でクレーターがあるんだけど、『キメの細かいきれいな肌ですね。繊細!』と言われたよ」など、肌に自信がないのに褒められた経験のある人はいました。
『「こんにちは」みたいなもんでしょ』
『洋服を買いに行って言われる、「お似合いです」と同じ部類』
要は美容部員さんの決まり文句、ということでしょうか? たしかに褒められて悪い気がする人はいませんからね。
「きれいですね」の言葉の裏にあるものを想像すると……?
この言葉の裏を想像している人も、少なくありません。
『私もよく言われる。客をよい気分にさせて商品を買わせようという、マニュアル的なものがあると思っている』
これに尽きます! 「ちょっとお高めのファンデーションを試すと、必ず言われる」などのコメントもありました。多くは”もともときれいなお肌が、よりきれいになりますよ”という流れで、商品を勧める作戦と考えているようです。
『「きれい」と言っておきながら、アンチエイジング化粧品をあれこれ勧めてくるんだけど』
実際に経験した人もいました。本当にとびきりきれいな肌なら、これ以上何かを使う必要はなさそうですが……。
『それを言ったあとに「でもまだ目立たないですけど、ここに薄いシミがいくつかありますね。お肌が白いから目立つんですね」なんて会話が聞こえてきたことがある』
もはや褒めているのか、けなしているのかわかりません。ただ、ところどころに褒め言葉が入ることで、うれしいテンションはキープできそうです。
『私も言われる。「そんなことないんですよ~。実は……」と、悩みを聞き出す口実だと思っている』
これは一理あるかもしれません。褒められたときに「ありがとうございます」と、一言のお礼だけで会話を終わりにできる人は珍しいのではないでしょうか? 「いやいや、とんでもない」と前置きした上で、「だってシミもあるし、吹き出物もあるし、シワもあるし、タルミもひどいし……」など、謙遜してしまうのは日本人の性かも……? 多くは気にしている肌の悩みを、ついうっかりしゃべってしまうことになりそうです。
美容部員の本音。「きれい」と褒めるのは少なくとも平均レベル
投稿には実際に、美容部員をしている・していた人からのコメントもありました。
『ぶっちゃけ、誰にでも言います。お客様のことは基本的に褒めたりヨイショしたりしますよ。だましているわけじゃなく、自信を持っていただくために。ただ、肌の状態によって褒め方は変えます。中の下くらいまでの人には「肌、きれいですね」と言っていました』
みなさんの想像通り、「誰にでも言ってます」という声もありました。ただあまりにお肌が荒れている人には言わないようで、「明らかにそうでない人には『バカにしている?』と思われそうなので、言っていない」「汚い肌の人には絶対言わない」とのこと。ひんぱんにこの言葉を使う美容部員さんのなかにも、一定のラインがあるようです。
『極上肌じゃなくても、平均以上の手入れをしているであろう肌の人には言うよ』
持って生まれた肌というだけでなくどれだけ日々丁寧にお手入れしているか、プロにはわかってしまうようです。努力を褒められるのは、お世辞とわかっていてもうれしいものですよね。
『私は、50代の人が未成年みたいな肌をしていたときに言っただけ』
「誰にでも言う」美容部員さんと数としては同じくらい、「本当にきれいな人にしか言わない」美容部員さんもいました。「肌を褒めたくらいで買ってくれれば、こんなにラクなことはないけれど、言わない」「そうでもない人を褒めるときは、メイクを褒める」など、その人なりのポリシーがあるようです。
『本当に肌がきれいな人ってカウンセリングしてスキンケア情報を聞くと、クレンジング~クリームまで手抜きしていない。水油計で測ると完璧なバランスなんだよね』
肌の水分量を測る器械などで具体的な数字が出れば、「きれい」が立証されます。お世辞ではないのも、はっきりわかりますね。
美容部員さんでも言う人がいれば、言わない人もいる。結局それぞれというわけですが、共通していたのは肌レベルが平均以下の人には言わないこと。つまり「お肌、きれいですね」は、最低でもごく平均と判断されているようです。「どうせお世辞でしょ」と斜に構えず、今後もスキンケアを頑張るモチベーションにしてみてはどうでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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