<毒親日記>兄ばかりを贔屓して私はないがしろにされる。「でも……母に愛されたい」【第1話まんが】
私(さゆり)には3つ年上の兄がいます。幼い頃から兄はなんでも他の人より「できる」人でした。そして母はそんな兄のことを誇りに思っていたのです。母の、兄と私に対する態度の差は、それはそれは酷いものでした……。
兄が「唐揚げが食べたい」と言えば食卓に唐揚げが大量に並びます。
私が「ハンバーグが食べたい」と言えば、母は「肉が食べたいなんて生意気言ってないで、さっさと洗濯物でも畳みなさい」と言われます。
兄が「友達と遊んでくる」と言えば、おやつをたんまり持たせて見送ります。私が「友達と遊びに行ってくるね」と言うと「遊んでいる暇があったら、家の手伝いでもしたらどうなの?」と言われてしまいます。
母にとって兄が全て。私はいつもないがしろにされてきました。そんな理不尽な子ども時代を経て、私は早々に自立をしました。結婚をし、現在は実家から車で15分ほどの場所に住んでいます。とはいっても、実家に帰るのはお盆とお正月くらいです。
そして母の寵愛を一身に受けて育った自慢の兄は、25歳から現在まで、実家にひきこもっています。いい年をしてもなお、母からお小遣いを貰い、実家で悠々自適な生活を送る兄。母は兄を養うためにパートに行っているのです。父はそんな母と兄を心配しながら、3年前に他界しました。
(母と兄のことは知ったことではない。私には関係ない。だって母はずっと兄を贔屓し続けていたんだから……)私は自分自身にそう言い聞かせるのでした。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・Ponko 編集・秋澄乃
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
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