<もう3年も反抗期>高校生のわが子と会話が弾まない……。寂しさを抱えるママにできることは?
思春期に入ると、親に対して反発的な態度をとったり、会話が全くなくなったりしてしまうこともしばしば。いわゆる反抗期、もともとよく話をしていた子が話さなくなってしまうと、親としてはとても寂しくなりますし、なにより不安ですよね? ママスタコミュニティにもあるママから、反抗期の息子さんについて、このような相談がありました。
『うちの息子は今高2です。中2の反抗期から私にあまり話してくれなくなりました。小さいときはすごくおしゃべりな子で、今も友達との会話は楽しそうです。最近は寂しくて私から少し話しかけますが、返事をする程度で会話が弾むことはありません。悩んでいます』
子どもが反抗期を迎えた中学2年生以降、会話が激減してしまい、過去のことを思い出してとてもつらく思っている今回の投稿者さん。対応が冷たいことから距離を感じてしまい、話しかけたとしても余計に寂しさが増してしまうこともあるようです。きっと投稿者さんには、「このまま一生子どもとの会話がないのでは?」という不安もあるのでしょう。もしかしたらすがる思いで相談をくれたのかもしれませんね。しかし子どもの反抗期に関しては、他の多くの先輩ママたちも、どうやら経験したことがあるようです。
すでに終えている先輩ママ、子どもはどんな反抗期だった?
『中学1年の終わりころから中学2年くらいまでは、電車で一緒に出かけても全然違う車両に乗ったりしていたけれど、中学3年くらいになると、同じボックスシートに座ったりしていた』
『うちは中学1、2年のあいだが反抗期。3年でやや落ち着いたけれど、会話はあまりなかった。ちょっとしたことで機嫌が悪くなる不安定さはずっと続いた』
『大学4年の息子います。高校の3年間はほぼ自室にこもるか、お友達と遊びに行っていましたよ。私もお弁当作って渡すぐらい』
反抗期を迎えている子どもたちは、親と一定の距離を保とうとしたがるのもよくあること。ママたちからは、話をしても不機嫌な態度を取られたり、返事をしてもらえなかったり、さまざまなエピソードが寄せられました。また、一緒に出かけたにもかかわらず、離れて行動されてしまったママもいるようです。ママたちとしては悲しいことだと思いますが、もしかしたら気恥ずかしい気持ちから、つい素っ気ない態度になってしまっているのかもしれませんね。
反抗期の後に息子と仲良くなったママたち。きっかけは?
子どもが働き出したため
『高2息子。接客バイトをしているからか、よく喋るようになった。小さい頃はほとんど話さなかった。小中もあまり必要ないことは話さない息子。高校デビューなのか、すごくしゃべるよ!』
『学生のときはすぐ部屋に行っていましたが、働き始めてからはリビングにいますね。マシンガンのようにしゃべりまくってきます。きっと仕事のストレスなんでしょうね、私はウンウンと聞くだけなんですけれどね』
アルバイトや就職をして働き出すと、社会の厳しさを学ぶこともあります。そうなるといろいろな人と接するなかで、相手の気持ちを考えたり、自分の態度を振り返る機会も増えていくでしょう。仕事を始めたことが、反抗期や反発する態度を変化させることもあるようですね。
1人暮らしをしたため
『大学で1人暮らしをしてからずいぶん変わった。日常の家事をこなして、就活で入社する大変さを知って、両親に対する感謝とか尊敬とかの気持を素直に話してくれるようになったし、家族を大切にしてくれるようになった。1人暮らしをさせて良かったと思った』
1人暮らしを始めると、これまで自分が置かれていた環境とガラッと変わり、掃除や洗濯、食事の用意など、全て自分でやらなければならない状況になります。実際にやってみるとその大変さがわかり、これまでずっと親がしていてくれたことがどれほどのことだったのか理解して、親への感謝の気持ちが湧いてくることもあるようです。自分の身のまわりのことを自分でやるようになったことが、反抗期で親に冷たくしていた態度を変えるきっかけになることも少なくないのかもしれませんね。
反抗期の子どもとスムーズに会話をするにはどうしたら良い?
『返事する程度ではない、続く会話をすれば良いんじゃないかな?』
『話しかける内容が楽しいことでなかったり、興味のないこと、親としての意見ばかりでは会話は続かないと思う』
『うちは高3で反抗期は終わっている。大人として接してあげたら変わるかもしれないです。ニュースを見ながらどう思うかを話したりもします。反抗期のときより会話は増えました』
もしかしたら子どもが簡単な返事しかしないのは、それだけで話が終わってしまうような内容や質問をしていることが原因かもしれません。イエスかノーで答えられるような話でなく、相手の意見を聞くような話をしてみてはいかがでしょうか? また、今どんなことに興味を持っているのかを注意深く観察して、それについて話を振ってみると、意外と喜んで話をしてくれることもあるのかもしません。それ以外にも、思春期を迎えている子どもたちを、少しずつ大人に向かって成長していると考え、「大人として認めて接してあげながら、対等な立場で話してみては?」との提案もありました。ママが少しだけ態度を変えてみることで、心を開くこともあるのではないでしょうか。
ママが堂々としているほうが子どもも安心するのかもしれない
『うちもそんな感じでしたが、18、9才くらいになって笑顔で話すことが増えました。ただ、反抗期の母親の態度で、今後が大きく変わると思います。子どもに気遣うような、腫れ物に触るような態度は、子どもの態度が悪化するかもしれないです。逆にどーんと構えて、「何でもお見通しよー、しっかり反抗期しなさい!」くらいだと、後々母親の偉大さを感じたことを伝えてきますよ(笑)』
子どもが反抗的な態度をとると、とても不安になり、親としてどうしたら良いのか悩んでしまうことも少なくありません。そのため子どもに対してつい遠慮してしまったり、変に優しい態度になったりすることもあるのではないでしょうか? しかし、もしかしたらそれは、逆効果になっているのかもしれません。子どもは反抗をしていながらも、親の存在はしっかりと認めているもの。今とっている態度を「親だから」こそなのだと思い、もう少し自信をもって、堂々とした態度でいるのも良いことではないでしょうか。
反抗期の子どもたちには、親と距離が必要なのかもしれません。無理に距離を縮めようとするのでなく、親の大きな優しさで子どもを包んでいくことが、反抗期を終えた子どもが帰ってこれる場所を作ることになるのかもしれませんね。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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