ママ友には鬼ママだと思われているかも……私、子どもを叱りすぎですか?
わが子が悪いことや危ないことをしたら、親は子どもを叱りますよね。人それぞれに叱る基準があり、どういう場面で叱るのかはママによって違います。厳しくズバッと言うママやじっくりと諭すママ、子どものタイプによっても叱り方は異なるかもしれませんね。そんな叱ることについて、投稿者のママは少し悩んでいるようです。
『みんな子どもに優しい。子どもがグズったりワガママ言ったりしても、最後までちゃんと諭すように優しく対応している。普段から子どもに対する口調がみんな優しいのだと思う。当方関西なのですが、子どもには「~だよ」「~よ」みたいな感じです。私は子どもにも「~やで」「~やろ」ってなっちゃう感じ。初めは優しくできていても、だんだんイライラしてきて感情的になっちゃって、自己嫌悪に陥る……そういうことを感じるときない?』
ママは誰だって鬼ババ!?
園で優しく見えるママも、一歩家に入るとみんな鬼ババだよとママスタコミュニティのママたちは言います。子どもを優しく諭すだけではなく、ツノを出して怒っているはずだとママたちは口を揃えました。
『私も家の外だと優しめに言い聞かせるから、ママ友に「怒っているところが想像できない」って言われる。家じゃヒステリックに怒鳴る鬼ババです。怒った後にいつも自己嫌悪』
『同じ! 子どもがママ友に、「お母さんって怒ることあるの?」って聞かれていたわ。投稿者さん、みんなそんなものだよ』
『皆同じだと思うけれどな。少なくとも、私は投稿者さんと一緒だわ。外ではなるべく抑えて低めの声で諫める程度にしているけれど、他のママさんたちよりはるかに怖い存在だと思う。家に入ったら鬼の如く怒るよ』
『私もめちゃめちゃ口うるさいよ。他のママはきっとこんな怒り方する人いないだろうなと自己嫌悪に陥るよ。でも優しく言っても厳しく言っても言うこと聞かないし言い返してくるしどうしていいかわからない』
『私もかなりの鬼ババだと思うけれど、ママ友には穏やかで見習いたいとか言われる。いやいやいやいや……家でどれだけ怒鳴っているか』
外では人の目を気にして、怒鳴りたいところをグッと抑えているママたち。傍からは、穏やかなママだと思われるかもしれません。そんな様子を「優しいママ」だとママ友に言われるママたちが、家では違う顔があると白状してくれました。
関西の言葉だからきつく聞こえやすいってほんと?
関西のイントネーションできつく叱ってしまうという投稿者さん。関西の言葉が好きなのだそうです。
『関西弁きついってよく聞くけれど私はそんなふうに思わない。関西弁でもトーンによって聞こえ方違うだけだよね。「やろ」も言い方次第では柔らかく聞こえる』
『普段も関西弁で、関西弁で怒鳴るほうが、裏表ないママに見える』
『私も関西だけれど「~やろ」もニュアンス次第だよね。でもまあ感情的に怒るといいことないよね。気をつけて損はないと思う』
関西の言葉をきつく感じてしまうかどうかは人それぞれだと思いますが、言い方ひとつで印象が違うのではないかとママたちは指摘しました。普段の言葉遣いそのままに子どもを叱る様子に好感を持つママもいましたよ。
優しく諭すタイプのママたちも
多くはありませんでしたが、感情をあらわにきつく叱るよりも、優しく諭すことのほうが得意だというママもいました。
『私は優しく諭すタイプだわ。あまり感情的になれない。イライラするしないは性格があるのかなと思います』
『うちの旦那のお母さん、義母だけれど。ものすごく人間ができていて、国立病院の看護師長をやられていたから兼業だったというのもあるかもしれないけれど、とにかく優しい。「そうだね」「そうなのね」と相手を否定せず、受け入れてくれて。人が大好きなタイプというのかな? とうぜん旦那は反抗期など全くなく、超穏やかで優しい。子どもに対しても声を荒らげることもなく全肯定してあげている姿に義母を重ねている。頭もよく現役で東大、実家から離れているけれど親を本当に大切にしている。私は義両親とは一緒に住むことができる。人間としての質とできは子育てに直結するのだな、といつも感じている』
心が穏やかな人は、周りにも穏やかな雰囲気が伝わり、落ち着いた環境ができるのかもしれません。見習いたいエピソードですね。
叱っているママの方が安心するよ
一方で、悪いことをしたわが子を穏やかに諭すだけではなく、メリハリをつけてわが子を叱るママを見ていると安心するという意見がありました。
『「母親」というだけでみんな性格や考え方が違うのだからいろんな叱り方があっていいじゃん。子どものタイプにもよるし、人前かそうじゃないかにもよるし。優しく諭すのもよし。ビシッと叱るもよし。イライラするのもあるある。全く注意しないのと虐待レベルはダメだけれど、あとはいろんなやり方あっていいと思う』
『人に迷惑かけていたら優しく諭している場合じゃないよね。例えばわが子がケガでもさせられたときに相手のママが優しく諭していたら、は? って思うし。自分の子ならわざとでもわざとでなくても強めに叱る。やったことが危険だってことをそのときにわかってもらわないとダメだし。その子単体でワガママを言っていたら諭し方はそれぞれかなと思うけれど』
『鬼ババくらいの方がよくない? 問題児の親は静かそうな優しそうな怒らない母親だなと最近よく思う。問題児親は終始優しくしているとか見ているだけで叱らないとか。私は、最初は優しく、それでも聞かなきゃ厳しく言う。うちと同じく鬼ババ枠の人って、わが子には好き好き攻撃されていない? うちもだけれど、「ママ好き! 結婚したい!」とかよく言う。怒らない主義のママは言われたことないって言っていた。私の周りでの話だけれど。みんなはどう?』
『躾は絶対に必要だよね。ただ子どもを受け入れた状態で叱り飛ばすのか、自我を抑えることができずに感情をぶつけまくってストレス発散しているのか。その違い』
悪いことをしている子どもに対しては、叱ることも必要なのではないかとコメントしたママたち。必要な場面で、子どもを厳しく叱る様子は、傍から見て好感が持てることもあるようですよ。
叱る際のポイントはここ!
外では優しく諭して、家では怒鳴ってと使い分けてみては? との意見もあり、それに対して「外では多少穏やかさを演じるけれど、あんまり優しい口調というか普段と違い過ぎるのは自分でも気持ち悪いかも」という投稿者さん。わが子には裏表なく接していたいのかもしれません。
『演じるというか冷静な自分でいられるよう努力したらいいんじゃない? 自分の為にもなるし。私も鬼だったけれど努力して冷静に叱る、言い聞かせるようにするようにした。そしたら子どももお利口になってきた。ガミガミ言いすぎもよくないのだなって反省した』
という経験談を話してくれたママもいました。社会で困らぬよういろいろな人と楽しく過ごせるよう、わが子の為を思ってママたちは日々叱っているのではないでしょうか。ただ叱り方はいろいろな形があって、どれがいい、どれが悪いということではなさそう。むしろ状況や子どもの態度によってママは叱り方を使い分けるといいのかもしれません。大事なのは強く子どもを叱責しているときでも、ママが自分の感情を自覚し、コントロールできていることなのではないでしょうか。子どもを叱ることにはエネルギーがいりますよね。でも子どものやったことを叱っているのであって、子ども自身を否定しているわけではないはず。そんなママの愛情も上手く伝えられたらいいですね。
文・岡さきの 編集・Natsu イラスト・はなめがね
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