<決められない男>旦那の不倫相手が「既婚と知らずに騙された」と主張してきて……【第4話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。旦那が単身赴任先で不倫をしていることがわかりました。その件について夫婦で話し合いをし、旦那が単身赴任先に戻っていってしばらく後のこと。慌てふためいた旦那から電話がありました。実は私はこの数日の間に、ある行動を起こしていたのです。
「いったい何をしたんだ! こっちは大変なんだぞ!」
友人に相談していたとき、送られてきた内容証明に記載してある不倫相手の名字が大変珍しいものだということに気がつきました。そしてよくよく考えてみると……隣町にこの名字と同じ看板を掲げた店舗があることを思い出しました。
不倫相手の女性の実家と思われる店舗は、うちの隣町にあります。旦那がそのお店を知っていたことから、相手の女性と話が盛り上がって意気投合したと聞いていました。
インターネットで調べてみると名字がそのまま店名になっている「〇〇商店」というお店で、連絡先もすぐに判明しました。これ以上旦那の対応を待っていられないと思った私は、不倫相手と直接話をつけるためまず実家に連絡を取ることにしたのです。
今までの事情を話しましたが、信じてもらえず。不倫相手のご両親に、念のためと取っておいた内容証明のコピーに手紙を添えて送ることにしました。
私からの、内容証明入りの手紙を受け取った不倫相手のご両親は娘さんにこの件について問いただし、不倫相手から旦那にも連絡がいったようで……修羅場になっているようです。当然こうなるであろうことを予想していた私は、旦那からの電話にまったく動じることもなく、
「どうして……なんでこんな……勝手なことしたんだよ!」大変なことになったと旦那が、あきらかにうろたえているのが電話越しでも分かりました。「どうしてって、あなたが何もせず、私に丸投げしたからよ」「俺が対応しなくちゃいけないんだよね? と私に確認していたのはどこの誰?」
「丸投げしたからでしょ? ってそんな……」「ねぇ、そろそろ腹を括ったら?」「え? 腹を括るって何の……」
「ちゃんと選んでください」
「不倫相手の女性と私たち家族、どっちを選ぶの?」いつまでもはっきりしない旦那に問いかけました。私が見つめる写真には笑顔いっぱいの私と旦那と4人の子どもたちが写っています。また同じように笑って、家族全員での写真が撮れるのかしら……そんなことをぼんやりと考えながら旦那からの返答を待ちます。不倫相手と私たち家族、旦那はいったいどちらを選ぶのでしょうか……。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子