わが子のギャン泣きにママまでパニック!そこに現れたのは……?”やさしさのリレー”をつないでいこう
小さな子どもを育てるママは、毎日がフル回転! ただでさえやること山積みでバタバタなのに、当の子どもが泣き出して手もつけられないとしたら……? ますます余裕がなくなり、パニックになってしまうこともあるでしょう。
ママスタコミュニティにあがったのは、そんな八方塞がりの状況に陥ったママからの投稿でした。にっちもさっちもいかなくなった投稿者さん。しかし、そこに救世主が現れたというのです。
「虐待だと思われたら?」焦るママの元に現れた救世主!
『今日保育園にお迎えに行った帰り、1歳のわが子が突然のギャン泣き。歩くのもベビーカーも、抱っこもイヤ。そんなときに限って抱っこヒモもなく、荷物が重い。身内を頼りたくても、シングルなのでパートナーはいない。親からは「仕事で遅くなる」と事前連絡あり。こんなに泣いていたら、タクシーに乗せようにも乗車拒否されそう。何をしても泣き止まず、ギャン泣きボルテージは上がる一方。道の端っこで、立ち往生してしまいました。ここまでひどいのは初めてで「虐待を疑われたらどうしよう」と、私もプチパニックに。
そんななか一度通り過ぎた赤ちゃん連れのママさんがわざわざ戻ってきて、近くの公園まで移動するのを手伝ってくれました。少しお話もしてくれたので安心でき、思わず涙が。すごく救われました。どこの誰かもわからないけれど、感謝の気持ちよ、届けー!』
帰宅するまでには、小学生から大人まで他にも数人が声をかけてくれたそうです。どうやら投稿者さんは、「そのママさんが、このママスタコミュニティを見てくれていたら」という願いを込め、投稿をアップしたよう。
投稿を読んで心が和んだママたちから、感想が寄せられました。
『毎日の育児、お疲れさまです! 読んでいてやさしい気持ちになりました。ありがとう』
『1歳ってまだまだしんどい時期だけど、子どもが育つのは早いよ! 頑張れ! 素敵な人に会えてよかったね』
『いい話。私には声をかける勇気がないし、”大変だなぁ”と思うだけで何もできない。感謝の気持ちが届くといいね』
投稿者さんが感謝を伝えたい相手に、この投稿が届くかどうかはわかりません。ただそんな素敵なママがいたという事実は、他のママたちの印象に強く残ったようです。
育児で余裕のないときに、やさしくしてもらった経験は忘れない
育児をするなかで出合う、”何をやっても子どもが言うことをきいてくれない”とき。似たような経験をしたママたちもいました。
『いいね。私なんて同じような状況のときに「そんなに泣かせてかわいそうに!」って、知らないばあさんにいきなり怒鳴られたわ。そのせいで子どもの泣き声がさらにヒートアップ。私もばあさんに、「さっき以上に泣かせないでください!」とか返していたな。あの頃は余裕がなかった……』
世の中がやさしい人ばかりであればいいのですが、なかにはそうではない人もいます。
『本当にどうしようもないときに声をかけられると、一生忘れないよね。自分も同じようなことがあった。そのとき声をかけてくれたお母さんみたいな人になりたいと、今思っているよ』
『うちの子どもが2歳の頃、児童館で遊んでいたら自分の思い通りにならずにギャン泣き。外に退避して自転車に乗せたら、もっと激しくなって手がつけられなくなったことがあった。住宅街だったから、私も同じように”虐待を疑われたらどうしよう!”と焦ったよ。そうしたら近所のおばあちゃんが「大丈夫、大丈夫。あなたが焦ると余計に泣き止まなくなるから、落ち着いて」と、声をかけてくれた。その後、なんとか自転車に乗せて帰れたよ。世の中って結構やさしい人がいるよね。見習いたいわ』
見ず知らずの人にやさしくしてもらった経験は、子どもが大きくなってもなかなか忘れないもの。イヤな思いをしたママはそのときの相手を反面教師に、自分はそうならないよう心がけたいですよね。
やさしくしてもらったら、それを次の人へ。広がる善意の環
親切にしてもらった経験のあるママたちに共通していたのが、「いつか自分も同じことをしたい」という思いでした。
『そういうやさしい人は本当にいる。私も同じように親切にしてもらったことがある。それからは私も「困っている人がいたら助けよう」って決めている』
『投稿者さん、辛かったね。そして素敵な方と出会えてよかったね。少しだけのことでも、心が救われるよね。私は因果応報を信じて、よいことも必ず回り回ってくると思っている。だから困っている人を見かけたら声をかけるし、助ける。いつかわが子が困ったとき、誰かが声をかけてくれて救われることがあるかもしれない。子どもが生まれてから、もう20年近くやっているよ』
『私も困っている人には、親切にしたいと心がけている。こういうのって”恩を返す”じゃなく、”恩を送る”と言うんだったかな? たくさん送りたいと思っている』
受けた恩を直接その相手に返すのではなく、他の誰かに送っていく。親切がリレーのようにつながっていけば、たしかにいつかわが子に渡ってくるかもしれません。
『投稿者さんの立場になってみたら、うれしい出来事だっただろうな。私も困っている人がいたら、勇気を出して声かけしてみようと思った』
『私も困っているママさんを見かけたら、迷惑かもしれないけど声をかけるようにしてみます!』
投稿者さんに親切にしてくれたママさんにお礼が直接届かないとしても、そのおかげで”善意の環”に入ってくれる人がこうして増えました! 巡り巡るやさしさをきちんと次に渡していけるよう、私たちも日々心がけていきたいですね。
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・水戸さゆこ
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