まんが【PTA役員を決める3話】「パニック障害」診断書で役員免除を嘆願。自分を守れるのは自分だけ
「頑張ろう……きっとできる……頑張ろう………」そう思えば思うほど、どんどん息が上がってきて、だんだんうまく呼吸ができなくなってきました。すると……。
同じ場にいたママ(望月さん)が「ちょっと外に出て落ち着いてきましょうか。会長、ちょっと田中さんと外の空気を吸ってきますね」と、私の肩を抱いて外に連れ出してくれました。
冷たい空気を吸って、お水を飲んで、しばらくしたら気持ちが少し落ち着きました。微笑んでくれた望月さんに少し救われた気がしました。 もしこんな病気でなかったら、私は役員を引き受けていたと思います。でもいまは役員をやろうと思うこと自体に、呼吸が苦しくなってしまいます……。
本当に申し訳ないと思いつつ、病院から診断書を貰い、直接学校にお話しました。学校側から会長さんへすぐに話がいきました。会長さんからは「だったら後任を自分で決めてもらわなくちゃ」という返答でしたが、私の体調を心配して下さった校長先生が「あとはこちらでやりますので、ゆっくり休んでください」と仰って下さいました。
それから役員がどうなったかは詳細を知ることはありませんでした。私は療養に専念し、後日配られたPTA会報で私の代わりの役員さんの名前を見て、ホッとしました。 きっと、私の後任を探す手配は大変だったと思います。病気で役員を逃れる私の姿をみて、良く思わないメンバーの方々も多かったと思います。逃げるような形で役員を放ってしまったけれど、いまはこうするしかありませんでした。 病気が快方したらまたできる限り協力してきたいと思います。役員のみなさん、本当に申し訳ありませんでした……。
【第4話:役員の麻生編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・ちょもす 編集・横内みか