【前編】小学生の子どもが幼児向けの玩具をサンタさんへリクエスト。ママの本音は「違うものにして」なんだけど……
サンタクロースの鐘の音が近づいてくる12月は、子どもたちもドキドキソワソワしていることでしょう。12月25日の朝にサンタクロースから届くプレゼントを「何にしようかなー」と悩む子どもたちの声を聞いていると、「アレ……? それ頼むの……?」と思ってしまうようなプレゼントはありませんか?
『クリスマスにサンタさんに、あのアニメの電子玩具が欲しいって言ってる。私は正直買いたくない。家ではたまに弟と戦いごっこすることもあるんだけどどうしよう……。すぐに遊ばなくなるよね?
それならゲームソフトとかの方がいいんじゃないかなと思ってるんだけど。野球やってるから野球のソフトはだめかな。やっぱりソレじゃないと喜ばないかな』
サンタクロースからのプレゼントといっても、本当のスポンサーとしては悩みますね。どうせあげるならたくさん遊んでほしいし、値段に見合った「価値」を求めてしまう部分もあるでしょう。ママスタコミュニティに投稿してくれたママは、今回息子さんがリクエストしたプレゼントにその価値を見出せずに悩んでしまっています。果たしてママたちが贈るアドバイスとは……?
わかる!うまく誘導して別のものにする、他にも候補を挙げさせる
『無理に買わなくてもいいんじゃないの? 今って、普段からゲームとかみんないろいろ買ってもらっているからクリスマスだから特別でもないよね』
『サンタの国ではなかなか手に入りにくそうなものだからと言って、念のため他の候補をあげてもらう』
『絶対すぐ遊ばなくなる。ソフトなら後々売れるけど、流行のアニメの玩具は飽きても売れないよね。ウチなら気持ちが違う方へ向くように促すかも』
『11月末までにサンタさんにお手紙を書かせるんだけど、欲しいと言った物が親にとって不都合だったら
「それはサンタさんがダメだと言ってた」とか話してプレゼントの希望を変えさせてる(笑)。私はサンタさんと電話で話せることになってるから』
『ソフトは長く遊べるけれど、剣はそのときだけ手に入れて満足で、あんまり遊ばない気がする。私も反対だな』
いくら子どもが「欲しい!」と言ったとしても、ずっと子どもと向き合ってきたママたちは、プレゼントを受け取った数日後の子ども姿が目に浮かんでしまいますよね。どうせお金をかけるのであれば、「為になるもの」であったり「長く使えるもの」であったり、ついつい費用対効果を考えてしまいますが、それも悪いことではないはずです。理想と現実の折り合いをつけつつ、子どももママも笑顔になれるクリスマスを目指したいところですね。
「サンタクロース」に私欲は必要なし!子どもの笑顔こそが最大のプレゼント
『サンタさんは欲しいものくれるよ』
『クリスマスなら好きなもの買ってあげたらいいんじゃないかな。大人の意見じゃなく、子どもが欲しがるものをあげたい。お金に困っていて買えないとかじゃないなら』
『すぐに遊ばなくなりそうだけど、欲しいって言うならそれをあげるよ』
『飽きると思うけど、サンタさんからのプレゼントはできるだけ希望通りにしてあげたい。朝起きてプレゼント見たときにガッカリした顔を見たくないし』
『親からしたらすぐ飽きるし、買いたくないのもわかるけど、子どもは欲しがるよね。希望通りプレゼントしたら満面の笑みで喜ぶから、その顔が親からしたらクリスマスプレゼントになるよ』
子どもが「欲しい」と言ったものであれば、どんなものでもプレゼントするというママたち。プレゼントを用意するのは親かもしれないけれど、あげるのはあくまでも「サンタクロース」です。そこに私欲の入った忖度は必要ないのでは……? というコメントもなるほどです。よほど高価なものや現実離れしたものでない限り、子どもたちのリクエスト通りのプレゼントをしてあげたいという気持ちもわかりますね。
親からのプレゼントであれば、ある程度の口出しは可能になりますが、プレゼントをくれる相手が「サンタクロース」となると、どこまでプレゼントの中身に口出しして良いのかも悩みます。あまりにコントロールしすぎて子どもに怪しまれても困りますしね。子どもが欲しがったプレゼントが「すぐに飽きそう」なものだった場合、「他のものに促す」も「リクエスト通りにあげる」もどちらも正しいであろう今回の投稿。果たしてコミュニティに集まったママたちが下すジャッジは? そして投稿者のママのお悩みは解決されるのでしょうか。
文・渡辺多絵 編集・しらたまよ イラスト・春野さくら