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【前編】夢がやぶれても「ヘラヘラ」笑っている子どもに、いら立つのはいけませんか……?

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子どもの夢や目標を応援することができるのも、親としての醍醐味ではないでしょうか。しかしそれはときとして、親子のバランスを崩してしまうことも……。

『息子(中2)野球部です。市内で1番強い少年野球チームに小3から入団して、現在に至る。
同期入団した子たちは ウチの息子と同じくらいな背丈だったのに 足が早かったり、瞬発力が凄かったり、打率、打点も凄かった。息子は1度もレギュラーになれなくて、背丈もどんどん抜かされて、卒団の時には他の子よりも頭2個分も低かった』

今回ママスタコミュニティに投稿してくれたママの息子さんは、小学校3年生のころから野球の強豪チームに所属していたのだそう。しかし一生懸命にやってもなかなか芽が出ない息子さん。それでもレギュラーになるという目標に向かって頑張ってきましたが……

『「頑張れー頑張れー」って思い込めてご飯作ったり、足のマッサージしたり、自主トレに付き合ったり 今日まで応援してたんだけど 「へへ(笑)。またレギュラーなれなかった~」ってヘラヘラしながら帰ってきた。自分の心が折れた気がしてる』

息子さんの夢を応援すべく、精一杯のサポートをしてきた投稿者のママでしたが、今回もレギュラー落ちの現実……。しかも笑って帰宅する息子さんを見て、頑張ってサポートしてきた投稿者のママの心が折れてしまったのだそう。スポーツに限らず習い事や受験勉強でも同じことがいえるでしょう。子どもと、その夢をサポートする親……という距離感は、もしかしたら誰しもが悩んだことがあるのかもしれません。果たしてママスタコミュニティに集まったママたちは、投稿者のママに何というアドバイスを贈るのでしょうか?

野球をやっているのは「子ども」であって「親」じゃない

悩む投稿者のママでしたが、ママスタコミュニティのママたちからはこんなコメントが寄せられます。

『野球をやっているのは子ども。親じゃないよ。自分が頑張ればいい結果になると思っている親多すぎ
応援するのはいいけど必死になってはダメだと思う。嬉しいときに一緒に喜んで、悲しいときや辛いときに寄り添うことをして欲しいな』

『どうしてそんなに子どもに期待できるの? 過剰な親の期待って負担だよね』

『たくさん見てきたからこそ、親の気持ちを子どもの野球に込めたらダメな気がする。子どもは子どもで、親の思い通りに頑張る子どもとして生きるのは疲れちゃうよ。子どもは親の目ってちゃんと感じてるよ』

野球をやっているのは子どもであってママではない……! その通りですね。子どもだって親のためにやっているわけではなく、自分が好きだからやっているのでしょう。そこに親の感情を入れられてしまうと、いつしかその気持ちが負担となってしまい、思うように野球を楽しめなくなってしまうというコメントが刺さりますね。

分かる……!頑張ったからこそ、悔しいよね

『分かるなあ。期待していたんだけど、期待すればするほどダメになっていくよ。子どもがヘラヘラしてるのも同じ。私も折れかけてる。中3男子』

『うちの子もヘラヘラヘラヘラしてたよ。後輩にもなめられて? 2歳下がタメ口きいてきたり、いじられたり。それでも自主練習に付き合ったり、マッサージしたり、食事も気をつけてた。中3で新1年が入ってきたら「新1年の方が速かったー(笑)」ってヘラヘラ帰ってきた。それでも3年間目標にしてた大会でレギュラーになれなかったとき、ヘラヘラ帰ってきたけど、二重が一重になるくらいパンパン、目を真っ赤にして帰ってきたよ。普通に接したけど、そこには触れられなかったなぁ』

『私も投稿者さんの気持ちわかるよ! スポ少でずっとやっていたけど、部活の同級生は背も体格も良くて、あっという間に抜かされてる。スポ少時代は大会や練習の付き添いにあんなにやったんだけどなぁって思ったけど、今は部活も楽しんでやっているからそれはそれでよしとしてる』

『これは辛いね……。だってスポ少とか物凄い負担だししんどいもの。綺麗事言える元気も無くなるよね
投稿者さんいつもお疲れ様!』

しかし一方で、投稿者のママの気持ちが「分かる!」とコメントを寄せてくれたママたちもいました。スポーツをやっている子どものサポートは、強豪チームであればあるほど親の負担が大きくなります。子どもと一緒に頑張れば頑張る程、いつのまにか子ども以上に気持ちが入ってしまう場合もあるでしょう。しかし結果を出すのはママではなく、子どもです。頭では分かってはいても、その報われない気持ちに思わず愚痴のひとつでもこぼしたくなるのかもしれません。

一見ヘラヘラしているように見えるけど……?

『嫌ならとっとと野球もやめてるはずそれなのに今もやってるんでしょ!? 本人が一番ショックだと思うよ?』

『ヘラヘラしながらじゃないと報告できなかった息子さんの気持ち考えてあげて』

『それ、ヘラヘラしてるけど本人が一番こたえてるんだよ。表にはわからないけど』

『ヘラヘラしててもプライドがあるんだよね。頑張っても、勝てないときってあるよね。親としては辛いけど、きっと子どもの方が辛いから、見守るしかないのよ』

『家に帰ってくるまでに悔し涙流して、玄関入る前にリセットしてごまかしでヘラヘラしてるのかもよ』

投稿者のママからすれば「ヘラヘラ」しているように思える息子さんの笑顔も、本当は悔しさを隠す処世術なのでは……というママたち。誰よりも悔しくて、たくさんたくさん涙を流したけれど、応援してくれるママには見せたくない、見せられない……と思って平気なフリをしている可能性もありますね。親が思っている以上に、子どもには子どもなりの「プライド」がありますから。

悔しかった息子さんの気持ちと、一生懸命応援してきた投稿者のママの気持ちの両方が伝わってくる今回の投稿。子どもが何かに懸命に取り組んだとしても、必ずしもその努力が報われるわけではありません。そんなとき私たちは「親」として、どういう気持ちで子どもと接するべきなのでしょうか。

後編へ続く。

文・渡辺多絵 編集・木村泉 イラスト・Ponko

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