ハムスターを飼いたい子どもと苦手なママ。どうしたら飼うことを諦めてくれる?
子どものころ「ペットを飼いたい!」と、両親におねだりした経験はありませんか? 一緒に散歩をしたりエサをあげたりと、楽しそうなペットとの生活に憧れを抱いた経験のある人も少なくはないはず。ママスタコミュニティにも「子どもがペットを飼いたがっている」という投稿が寄せられましたのでご紹介いたします。
『小学2年生の娘が「ハムスターが欲しい!」と言っています。「ママとパパが買ってくれないならサンタクロースに頼む」とまで言って泣く始末。でも私自身ハムスターがネズミに見えてしまって受け入れられないし、飼うこと自体「難しそうだな」と思っています。娘に飼うことを諦めてもらえるよう説得させる方法を、誰か教えてください』
泣くほど「欲しい!」と訴える投稿者さんの娘さん。どうやらお友達がハムスターを飼っているようで、お友達の家に遊びにいった際に見せてもらったとか。それ以降「ハムスターが欲しい!」とおねだりが始まったそうです。お友達が持っているものがなにかと羨ましくなってしまい、同じものが欲しくなってしまうお年頃だったりしますよね。筆者も小学2年生くらいのときには、野菜消しゴムやロケット鉛筆が流行り、お友達とおそろいにしたこともありますし、お友達の家の犬を散歩させた程度で犬が欲しくなり「犬が欲しい!」と両親に言った覚えもあります。もちろん飼うことは許されず、筆者自身もすぐに諦めがついたので大騒ぎすることはなかったのですが、今回投稿者さんの娘さんは泣くほどハムスターを欲しがっています。いっぽう母親である投稿者さんはハムスターをペットだと感じづらく、生理的に受けつけないとのこと。飼うことを諦めてほしい投稿者さんに、アドバイスが集まりました。
ハムスターを飼いたくない投稿者さん。娘さんに何て伝えるべき?
ママとパパが買ってくれないならサンタクロースに頼もうとしている娘さん。「買わないんじゃない。飼いたくないんだよ……」投稿者さんのこの気持ち、娘さんにどう伝えるのがよいのでしょうか。
「お母さん、ハムスターが嫌いなの!」正直に伝えてみたら?
『「お母さんハムスターが嫌いだから、うちでは飼いたくない」って正直に言ってみたら? 「あなたが大人になったら、自分の家で飼いなさい」と』
包み隠さずに気持ちを伝えるという意見が寄せられました。他に理由がないため、もしかしたら娘さんも飼うことを諦めてくれるかもしれませんよ。しかし同じような出来事を子どもの頃に経験したママからのアドバイスで
『私も小さいころに「ハムスターを飼いたい」と言ったら、母から「ネズミなんて無理!」とキツく言われて傷ついたことがある』
という意見も寄せられました。ハムスターのことが苦手な人にとってはネズミに見えてしまうかもしれませんが、飼いたい人にとっては可愛らしいペット。感じ方の違いが起きてしまうのは仕方がないことですが、あまりにもストレートに伝えすぎると子どももショックを受けて傷ついてしまうかもしれません。
ハムスターが嫌いなことは伝えずに別の理由を伝える
『「お母さんはアレルギーがあるから、あなたが大人になったら飼ってあげてね」と伝えるとか。納得してくれるかな?』
『「サンタクロースは生き物はくれないよ」と言うのは?』
投稿者さんがハムスターを苦手だと思っている事実は伝えない方法で、飼えないことを伝えるアイデアも寄せられました。アレルギーが出てしまうという理由なら「仕方がないか」と思ってもらえるかもしれませんし、最後の砦となるサンタクロースからも貰えないとわかれば諦めがつくかもしれませんよ。
生き物を飼うことの大変さを伝えたら諦めてくれるかも
娘さん自身がきちんとお世話することを条件にハムスターをおねだりをしているのか、はたまたお世話については話し合っていないのかは不明ですが、そもそもハムスターのお世話の方法を娘さんは理解しているのでしょうか? 仮に娘さんが「自分でお世話するから飼いたい!」と言っていたとしても、病気になったら動物病院に連れていかなければなりませんし、エサ代も発生します。このあたりは娘さんだけでは対応できず、どうしても大人に頼らなくてはならない部分。「エサをあげることだけがお世話ではない」ということも理解してもらう必要がありそうですね。
『子どもはね、最初は一生懸命お世話するけれど、すぐに飽きちゃったりするよ。ハムスターは小さいけど臭うし、こまめなお世話が必要。懐かない子は懐かないし噛まれると痛いよ』
『夜行性だから夜中に回し車で走るんだけど、とにかくうるさい。気になって寝られないよ』
『うちも2匹飼っているけれど、ハムスターのケージ(お部屋)はこまめに掃除していてもすぐに臭くなる。毎日トイレ掃除していても、トイレじゃない場所でおしっこするからすぐに臭くなる』
『夏はクーラーが必要で冬は暖房とか専用のヒーターで温度管理しないといけないし難しいよ。臭いもするし寿命も短いし電気代もかかる。娘さんがお世話すると言ったとしても、お母さんが嫌なら娘さん1人ではお世話していくのは難しいと思う』
『小動物を診てくれる動物病院が近隣にあるかな? 動物病院ならどこでも診てくれるわけではないよ。ハムスターだって病気やケガもするからね。うちのハムスター、腫瘍ができちゃって切除に8万円かかった。家族全員が賛成しないと、たとえハムスターでも動物は飼えないよ』
娘さんがお友達の家で見たハムスターはきっと可愛らしかったのでしょう。しかし「可愛いから」という理由だけでは飼えないことを、しっかり娘さんに伝えなければなりませんね。筆者も中学生の頃、実家でハムスターを飼っていた時期がありました。母が飼い始めたため、お世話は母が中心となってしていてくれたのですが、しょっちゅう脱走していたのを覚えています。エサやりや掃除の際にケージの扉を開くのですが、わが家のハムスターは「待ってました!」といわんばかりにケージを飛び出します。狭いところに逃げ込んでは排泄したり、ほお袋のエサを吐き出したりと掃除も大変でした。すばしっこいため、捕まえるのも時間がかかりましたよ。
便利な現代。ゲームのアプリでお世話の体験をしてみるのもアリかも!?
小さなハムスターとはいえ、命ある生き物に変わりありません。本物のハムスターを飼う前に、お世話の疑似体験として「飼育アプリを使って子どもにハムスターのお世話をさせている」というママもいました。
『わが家はタブレットにハムスターの飼育アプリ入れて、子どもにお世話させてみたよ。本物のハムスターと違って、お世話は楽だし、死んでしまうこともないし、お金もかからないし。アプリのなかでお世話が続かないから絶対に飼わない」と言ったら、そのうち「やっぱりハムスターいらない!」だって。お友達が飼っているのが羨ましかっただけみたい』
育成ゲームなので本物のハムスターの飼育とは異なることが多いでしょうが、「ゲームのなかですらお世話できないなら本物のハムスターを飼うなんて無理!」というママのアイデアです。便利な時代だからこそ、アプリで疑似体験をしてみるのもアリかもしれませんよ。
諦めきれないようならば、娘さんの部屋で飼ってお世話してもらう約束をしてみては
お友達の家で見せてもらったことがきっかけに、ハムスターが欲しくなってしまった娘さん。可愛さのあまり、一時的に欲しくなってしまったのかもしれませんが、もし本当に飼いたくて仕方がない、諦めきれないということであれば娘さんの部屋で飼うことを条件にお世話させてみるのもいいかもしれません。自分がお世話しなければ消えてしまう小さな命との生活に、学びも多いはずです。もちろん飼い方や飼うことのデメリットをきちんと学習したうえで「それでも飼いたい」という気持ちが強ければのお話ですので、娘さんに少しでも気の迷いがあるようでしたら、先延ばしにして様子を見てみましょう。投稿者さんとしては生理的に受け付けないハムスターですが、娘さんの気持ちに寄り添い、「可愛い」という感情だけでは飼えないことを、身をもって学習するいい経験になるのではないでしょうか。
文・吉岡可奈 編集・Natsu
関連記事
※ペットを飼いたいわが子を説得する旦那さん。将来世話ができなくなることを話すのはアリなの?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 娘がハムスターを飼いたいたいと泣きます