<義妹に嫉妬>里帰り出産した義妹の態度に過去の体験が蘇る「私は大変だったのに」【前編まんが】
これは数年前の話です。私は12歳年上の夫と、現在3歳になる息子の3人家族です。
話は息子を妊娠していたときに遡ります。
私の実家は新幹線で1時間ほど離れた地方都市にあるのですが、残念ながら関係があまり良くなく……。なので、里帰りはせず、夫とふたりで協力して育てることにしました。
土日は夫に頼れるから、平日の5日間をひとりで乗り切ればいい。きっと大丈夫。 そう、思っていたのですが……。
息子が生まれた直後は、それはもう大変でした。
いざ産んでみると、出産のときにできた傷もまだ癒えていないし、おっぱいもカチカチに張って痛くて……産後の身体はボロボロ。産前のイメージ通りの家事育児なんて全然できません。 それに、なによりも辛かったのは、寝不足! うちの息子は、とにかく寝ない赤ちゃんだったのです。 朝昼晩、24時間、ずっと泣いています。 しかも、頭が割れそうなくらいの大音量でギャンギャンと。 特に辛かったのは夜です。立ってゆらゆらと抱っこしていないと泣いてしまいます。
夫は翌日の仕事に響くので、夜はしっかり寝てもらいたい。なので、私はひとり、夜通しグズる息子を抱っこして、ほぼ徹夜で朝を迎えます……。一体いつ眠れるんだろう。常にフラフラで、まさにゾンビのようでした。 そんな寝不足の中、家事なんてできるはずもなく……お腹が減っているのにクラッカーを片手でかじるだけでご飯を終えたこともありました。こんなとき、食事を作ってくれる誰かがいたらどんなに助かることでしょう。 常にぐったりで「赤ちゃんを見に行きた~い!」という友達のメールにも、返事すらできませんでした。
それからあっという間に3年が経ちました。 あの新生児ワンオペ育児も、今振り返ってみればいい思い出……とはまだ言えません。 いまだにあの頃の大変さを思い出すと、胃がキリキリします。 美談になるのはあと数年かかりそうです。
そんなある日、夫の妹さん(とはいえ私より10歳年上なので、私の方が妹のような立場です)がこのたび、待望の第一子を出産しました。 義妹は義実家に里帰りして赤ちゃんを産みました。 「生後3週間経って落ち着いてきたので、ぜひ赤ちゃんを見に来て」と言われ、車で1時間ほどの義実家へ向かいました。 そこで私は、驚きの光景を目にしたのです。
ベビーベッドには、すやすやと眠り、ぐずり声ひとつ上げない赤ちゃん。 そして、その隣には、つやつやお肌の、穏やかな笑顔を浮かべた義妹。 とても産後の人とは思えませんでした。
実家の万全のサポートもあって、よく寝てくれる赤ちゃんを産んだ義妹が羨ましい……いえ、妬ましい。 子育の大変さは人それぞれなので、比べても意味がない……と思いながらも、私は次第にモヤモヤとした感情に包まれていきました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか