【前編】あえて子どもに厳しい選択をさせてしまう……私は毒親でしょうか?
みなさんは「ひょっとして自分は毒親?」とドキッとしたことはありますか? 毒親とはいわゆる「子どもの毒になるような良くない影響を及ぼす親」のこと。子育てをしている中での自分の言動に「毒親かもしれない……」と心配になることもあるかもしれませんね。
『「奨学金を自分で借りてでも行きたいと思う学校を選びなさい」と子どもに言っている私は、毒親でしょうか?』
今回の投稿者さんも、自分は毒親なのではないか……と悩んでいる様子です。内容はお子さんの進路とそれに関しての奨学金についてのようですね。
「大学に行きたいならば、奨学金を借りる覚悟で」
投稿者さんは詳細を説明してくれました。
『高2の息子がいます。偏差値は高くない高校ですが、中学生のころとは見違えるように頑張っています。卒業後の進路について「自分で奨学金を借りてでも行く価値があると思うところを選びなさい」と伝えています。本当は学費と、もしひとり暮らしになっても仕送りができるぶんくらいはお金を貯めてあります。「やりたいことを探すために大学に行く」という考え方も聞いたことがありますが、大学へ行くならば明確な目的を持って進学して欲しいです。最終的には親が学費を払うにしろ、今の段階で奨学金を借りてでも行きたいという学校を選んでほしいです』
高2の息子さんをもつ投稿者さんは、お子さんの進路を気にかけている様子です。お子さんには「自分で奨学金を借りてでも学びたいと思える学校に行きなさい」と話しているようですね。実際には進学用のお金は用意してあるものの、本人の覚悟を固めさせるためにそのように伝えているのだそうです。
ママたちが考える毒親とは……
「お金を用意してあることを告げずに進路を決めさせることは、毒親でしょうか?」との質問に、ママたちからは「全然毒親ではない」との回答が次々寄せられます。
『どこが毒親なの? むしろすごくいいと思う。行きたいか行きたくないかなんて本人次第なんだし、義務教育じゃないんだから』
『投稿者さんのどこが毒親なの? 毒親はね、子どもを進学させないで働かせてその金を取るの。自分だけ豪勢な生活をするために子どもから搾取するんだよ』
『ちゃんとお金を用意してあげているなら毒親じゃないじゃん。子どもの自立を促そうとしてる賢い親御さんだと思うけれど』
『子どもにきちんと考えさせているなら毒親じゃないと思う。仕送りするお金も貯めているわけだし。毒親って考える時間も与えず「こうしなさい!」と勝手に決めたり「あんたには無理!」と進路を閉ざす親のことだよ』
ママたちから巻き起こったのは投稿者さんの考えへの絶賛の嵐。「投稿者さんは毒親ではなく、むしろお子さんのことをよく考えているいい親御さん!」との声が続出です。投稿者さんの行動はお子さんの進路を真面目に考えている証拠だとの判断がなされた様子です。ママスタコミュニティのママたちが考える「毒親」の行動とは、お子さんの進路を勝手に決めつけたり、意味もなく狭めたりすることのようですね。
「奨学金」の単語を出して発破をかけるのはあり!
『最終的には親が払うつもりで、発破をかけるために「奨学金で行くぐらいの覚悟で」と言うのはありだと思う。大学にお金がかからないと思っている子どもも多いから。親がお金を出すにしても、どのぐらいの金額が掛かるのかは子どもに教えても間違いではないよ』
『投稿者さんはすごくいい親御さんだと思う。それくらい言わないとよく考えずに「大学」と名の付くところにさえ行けば明るい未来が待っていると思ってしまう子も多い。これからも不況は続くだろうから、万が一就職がうまく行かなくても親が最終的に学費を払う準備があるのなら問題ない。親も「奨学金は子ども名義ではあるけれど、保証人は自分たちだ」ということも忘れないであげてほしい』
『それで頑張れる子ならいいと思う。返済不要の奨学金を勝ち取るくらいのやる気で勉強しないとね』
『むしろ大学へ行くとなれば、それが当たり前なんじゃない? なんでも親がほいほい出してくれるから「とりあえず行っておくかー」と行って、結局遊んでいるだけの子だっているんだから』
投稿者さんの行動はお子さんに発破をかけるためにはとてもいい方法、との声も寄せられました。自分が行きたい大学がどのくらいの金額なのかをお子さん本人が把握しておくことで大学の価値を知り、今後勉強を頑張るためのモチベーションにも繋げられます。
投稿者さんの不安に反して、ママたちからは「投稿者さんは毒親ではない!」との意見が集まりました。なかには「投稿者さんと同じ方法を取っている」と話すママたちもいましたよ。
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※【後編】あえて子どもに厳しい選択をさせてしまう……私は毒親でしょうか?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 私毒親かな。子供の進学について。奨学金。