素直すぎるわが子の発言に赤っ恥。口止めしないとダメだった?
人づきあいをするうえで、本音と建前を使い分けているママは少なくないでしょう。まわりの人たちとうまくやっていくための、ひとつの処世術でもありそうです。一方で子どものほとんどは「本音」でできているといっても過言ではないでしょう。ただし子どもの本音に悪意はありませんよね。大人からすればちょっとした失言であっても「子どもの言うことだから」と大目に見てもらえることもありそうです。
無邪気に放たれたわが子の「本音」で、恥ずかしい思いをしたことのあるママはいませんか? ママスタコミュニテイにあがったのも、子どもの本音にまつわるトピックでした。
「”あ〜、ママ今日面倒”って言ってた!」なんで暴露しちゃうの?
『昔からの友達が、家に来ることに。朝から身体がだるかったけれど、来客のために家を掃除した。そのうち人が来るのが面倒になり、下の子に「今日は〇〇たちが遊びに来るけどママ今日きついし。あ〜、片付けとかマジ面倒! (いつもは5時までOKだけど)今日は面倒だから4時までしか遊ばないよ」と言ったの。そして友達が来て4時になったとき、子どもが「ママ! 今日は4時までって言ってたよね? ”あ〜、ママ今日面倒だから4時までしか遊ばない!”って言ってたじゃん!」って……。あわてて「そんなこと、言ってないよ! 何言ってるの?」と言うと、追い討ちをかけるように「言ってたじゃん! ”ママ面倒くさいし、きついから今日は4時まで”って言ってた!」。友達は苦笑いだし、気まずいのなんのって……。
今小学3年生なんだけど、口止めしないとまだなんでも言ったりするもの? ”言わないほうがいい”って、ふつうわからない? 5年生の兄が見かねて「おまえ、もういいから黙れ」って、空気読んで黙らせたけど』
小学3年生といえば、まだまだあどけなさも残るころ。「わからなくて当たり前」というコメントが、相次ぎました。
『子どもってそんなものだよね。言わなくてもいいことを、素直にペラペラと言っちゃうんだよね』
『ごめん、読んでいておもしろかった。子どもは空気を読めないよね(笑)。ああ、想像しただけでビビる。こんなことを子どもに言われたら、脇汗が出るな』
投稿者さんは焦ったでしょうが、客観的に見ればお子さんの無邪気さを微笑ましく感じるエピソードのようです。
『ママ友に言ったのなら凍りつくだろうけど、昔からの友達なら”ドンマイ”かな(笑)?』
『言われた友達も、気まずかっただろうね。この後フォローしたの? 私が友達の立場なら、「今日は掃除が面倒くさくてさ、まさかあんな言い方すると思わなかった。イヤな気分にさせて、ごめんね」と言ってもらえれば「いいよ、いいよー」ってなるよ。今後は子どもの前での発言に気をつけよう!』
恥ずかしいことをした相手が旧友であれば、なんとか笑って許してくれそうですね。
最初に言ってしまったのが大失敗?言葉を選べばよかったのかも
小学3年生が「言ってしまうのは当たり前」というのを前提に「失敗したのはお子さんではなく投稿者さん本人では?」。実はそんな指摘が少なくありませんでした。
『投稿者さんのせいじゃん。子どもは悪くないと思う』
『自分が子どもに違う説明をしておけばよかっただけじゃん。自業自得』
リラックスできる家の中で、ついつい本音を言ってしまったのでしょうね。
『うちも何度かそんなことある。子どもの前では言葉を選んだり気を遣うべきなんだろうけど、疲れていたり家族という気安さから本音がポロッと出ちゃうこともある。友達には「今日は疲れているから、短い時間でごめんね。また、ゆっくり遊びに来てね」って言えばわかってもらえるよ』
『内容から”言っちゃいけないことだ”と判断しろよ、ってことなんだろうけど……。子どもからすればあまりにいつものテンションだから、それがわからなかったのでは? 投稿者さんがこっそりと「あのね、ママ今日すごく体調が悪いから、4時までって協力してね。〇〇には内緒ね。ごめんね」と言えば、子どもも”言っちゃいけないことだ”と判断したと思うよ』
『朝から身体がだるかったのなら、前もってそのお友達に「短めでよろしく」って言っておけばよかっただけでは?』
内容は同じでも伝える方法や言い方を考慮すれば、今回のような事態には発展しなかったかもしれません。まだまだ無邪気な小学3年生。「素直でよい子」「ちゃんと時計を確認できて、えらい」「来客よりもママを気遣ってくれたのかな」と、お子さんをほめる声もありました。
「子どもの言うことだから」で済ませたくない発言もある
投稿者さんと同じように、わが子の発言にヒヤヒヤしたという体験談もありました。
『うちの子もそうだから心配していたけど、よくある話なのかな。うちの駐車スペースが狭いんだけど友達家族が車で遊びに来るので、もう1台停められるようにスペースを空けたの。2〜3回車を切り返して、頑張った。そうしたら友達が「こんなスペースに、どうやって入れたの?」って驚いたので、「そんなに大変じゃないよ」と答えたら息子(小学3年生)が「めっちゃ時間、かかってた!」と余計なことを。投稿者さんほど気まずくはないけど、”空気読んで、黙ってろ”と言いたかった』
『うちの末っ子も他の子のママに「おばさん」とか、満面の笑みで呼びかけるからヒヤヒヤするよ。髪の薄い見知らぬおじさんに「髪の毛、カッコよくしてくれるお店あるよ! お任せでやってくれて、帰りにアメもらえる」とか話しかけてたりするし。義母には今年の正月「ばあちゃんの料理、ママ苦手だって。ママに作ってもらおっか?」と言ってくれたわ』
投稿者さんのお子さんのケースは「無邪気な発言」で済ませそうですが(ママはびっくりでしょうが……)、いくら悪気がなくても”言ってはいけない言葉”というのもあります。たとえばコメントにもあった「髪の毛」などの話がそう。
『何歳なのかわからないけど、それが日常ならさすがに傷つく人がいると思う。そういう発言がなぜダメなのかを注意する』
『それは言わせたらいけない言葉。しっかり叱らないと!』
言われた相手が傷つく言葉、というものがあります。年齢的に”空気を読む”のはまだ難しかったとしても、”言われた相手の気持ちを想像する”ことは教えられるかもしれません。
投稿者さんのお子さんも社会性がもっと身につけば「これは言っちゃいけないこと」と理解できるようになりそうです。それまでは伝え方に注意しながら、今の年齢ならではの無邪気さを大切にしてあげてはどうでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・しのむ
関連記事
※【ママと愉快な子どもたち8話】ママの「やめて」は届かない #4コマ母道場- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 子供が言っちゃいけない事言った...。